意識の量 | 書法家 武田双鳳の「そうほう録」

書法家 武田双鳳の「そうほう録」

「書で人生を豊かにする」をテーマに、日々のオモシロさを探求する書法家・武田双鳳の日記

こんにちは。


斎藤孝先生の本が何冊も書庫に並んでいます。以前、兄が齋藤孝先生と対談をした際に「弟はイチローより先生を尊敬している」と伝えてもらいました。

最近、朝日新聞の広告で斎藤先生の新刊・「『意識の量』を増やせ」(光文社新書)を見つけました。生徒さんらに「知識より意識」と伝えていることもあって、アマゾンで即買です。少し抜粋させてもらうと・・・


つまり、意識の量をどんどん省エネモードにして関わりを薄くしながら、一方でつながり、つながりと言ってコミュニケーション・ツールに張りついている。それが今日のありようだ。本当に人とつながりたいのであるならば、意識量を出し惜しみしないこと。そして、もっとからだでかかわりをもつようにすることだ。


たまに、通信教育やネット講義のお誘いを受けることがあります。本当に有難いことなんですが、なんだか気が乗りません。そういえば、大手予備校で講師をやっていた頃に自身の講義がDVDになったときは、嬉しい反面、少々の
違和感を感じました。「『意識の量』を増やせ」が、その違和感の訳を代弁してくれているように思っています。


受講生の「かゆい所に手が届かない」ような状況、たとえば即座に質問に答えられない、受講生の気配を伺えない状況では、講師としての「善管注意義務」は果たせないように思います。その義務を果たすためには、齋藤先生のおっしゃる「からだでかかわりをもつ」程の直接的なコミュニケーションの場が、やはり、必要なんでしょう。

「カリスマ」の講義をDVD等でコピーし、大量かつ安価に受講生に届ける教育システムは、とても効率的で優れたものです。ただ、原発のように効率的と言われてきたテムが実は非効率であった……といったようなことは、効率を追い求める現代の教育システムにも当てはまる可能性は、無きにしも非ずではないでしょうか。


本当に効率的な教育システムとは何か。教育の本来の目的に立ち返りつつ、時代の風を感じつつ、考えていきたいと思います。


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

晴れ
 生きる力を養う書道教室(滋賀大津) ~ただ今、体験入会募集中


≪7月の体験教室日程≫
●月曜クラス:4,11,18日(朝10:20~11:50/夕16:30~18:00)
●水曜クラス:6,13,20日(19:00~20:30)
●土曜クラス:2,9,16日(昼13:30~15:00/夜19:30~21:00)


◆書道教室「ふたばの海」体験入会申込みフォーム
 … 
PCの方  / 携帯の方


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


「意識の量」を増やせ! (光文社新書 522)/齋藤孝
 

¥777
Amazon.co.jp