一子相伝 | 書法家 武田双鳳の「そうほう録」

書法家 武田双鳳の「そうほう録」

「書で人生を豊かにする」をテーマに、日々のオモシロさを探求する書法家・武田双鳳の日記


書 × 法-mane


長男(2歳)は、大人の真似が大好きです。
掃除、片付け、次男の世話などもやってくれます。


「まねることで成長する」とよく言われますが、本当のようです。



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受験や書道でも、同じでしょう。

ただ、教科書だけをまねても、あまり上達しません。


早く上達するには、実力者の「技」をまねることが必要です。
そこには、技術や知識はもちろん、学ぶ姿勢、人との接し方、考え方など実力者の人格的部分も含まれます。


教え子で最短合格者のMさん(アラフォー男性)は、恋人のように私のそばにいました。
講義前後はもちろん、講義のない日も来てくれました。大学講師となった今でも、ちょくちょく教室に来てくれます。


「一子相伝」―Mさんがいつも言っています。
法技術も書技術も、多くの時間を共に過ごすことで継承されるもの、ということでしょう。



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なかなか実力が伸びない・・・・このような相談をいただいています。


その多くは、「実力者との距離」が問題となっているようです。
物理的・心理的距離のために、実力者をまねるチャンスを逃しています。


私の教室では、初心者を実力者(合格者・有段者)のいるクラスに放りこみます。
そうすると、グングン伸びます。実力者との距離が縮まるからでしょう。


「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」
思い切って、実力者に近寄ってみたらいかがでしょうか。



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