JT杯将棋日本シリーズ(東海)こども将棋大会に付き添って | kodomoのための飛騨高山将棋事情

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JT杯将棋日本シリーズ(東海)こども将棋大会グー

今年のJT杯もそろそろ大詰めを迎えてきました。9月9日が東海こども将棋大会で翌10日が藤井JT杯前期覇者VS佐藤康光棋聖の対決だ。あとは福岡、高松、大阪、東京で今年も終わりとなる。

(左)大会に先立ち挨拶をされる佐藤棋聖 (右)予選リーグ1回戦の対局風景

(左)予選リーグ2回戦の風景 (右)1回戦開始前にストレッチで緊張をほぐす愚息

東海大会は高学年の部でざっと420名の参加、A~Uのリーグ(各リーグ20名で構成)で予選を戦い3連勝者のみが決勝Tに駒を進める。

一方の低学年の部は280名の参加者でこちらもすごい人数だ。ア~セのリーグで予選を戦い同じく3連勝者のみが決勝Tに進出する。

参加者は愛知県はもちろん静岡・岐阜・三重や大阪・北陸などの遠征組が大勢いた。この遠征組は当然ながら上位進出を狙ってきているこども達だ。

予選リーグで3連勝者のみが決勝Tにいけるのだが、そのほかのこどもたちにも2勝1敗者グループ、1勝2敗者グループ、3連敗者グループに分かれての自由対局(慰安戦)があり、勝ち星などで歩~王様の将棋駒消しゴムがもらえる仕組みでこどもたちを退屈させないのは感心した。

また予選リーグで1回戦は抽選だが2回戦~3回戦はチャート式で対戦相手を決めたり、一目でだれが決勝Tに進めるのかわかる工夫がされていた。

プロによる指導対局が抽選でおこなわれたり、佐藤・藤井両雄といっしょに記念撮影ができるコーナー、ドリンクコーナー、準決勝の壇上対決とモニターによる指し手の映像サービス、閉会式後のお楽しみ抽選会など様々な工夫がなされていた。係の方のご苦労をお察しいたします。

佐藤棋聖(左)・藤井JT杯前期覇者(右)とともに記念撮影(二人はいずれも竜王経験者・・・これだけでも行った価値はありました)

という盛況な大会でありました。

唯一注文をつけるとするならば、対局がはじまって15分ほどたつと時計が入る。しかもそれがなんと3分切れ負けという。そんな将棋の指し方をこども達には教えていない。いくら運営の都合とはいえ、せめて3分であれば30秒の秒読みをつけてほしいものだ。もしくは最初から持ち時間15分とかにしてもらいたいと思った。そう思うのは私だけだろうか?


さて岐阜県からの(私の知る限りの)参加者の状況ですが・・・(10人ぐらい来ていたのかもしれません)


岐阜県からの参加者で決勝Tに進んだのは・・・

高学年の部

名和佑太くん(ベスト16)須永祐太郎くん(ベスト16)


優  勝:常包大智くん(名古屋市・4年)

準優勝:大村和隆くん(浜松市・6年)


低学年の部

宮崎遼くん(1回戦)


優  勝:柵木幹太くん(西尾市・3年)

準優勝:小林和貴くん(尾張旭市・2年)


2勝1敗リーグにはいったのは・・・

森川陽平・田中香揮くん・名和大輝くんら・・・      漏れがあったらごめんなさいm(u_u)m


名和佑太くんは先月バロー高山店でおこなわれたこども将棋大会で優勝した松本拓也くん(富山)に3回戦で当たり善戦したが時間切れで苦杯。終局後こらえていた涙がどっとあふれたのが印象的でこういう時にくやしい涙をだすこどもは必ず強くなるはずです。勝った松本君はやはりご機嫌中飛車で今大会3位となった。さすがでした。

トーナメント戦風景3回戦開始直前風景(名和君は富山県の松本君=優勝候補と・・・)

トーナメント3回戦対局風景

愚息は自由対局で1~7回戦まで危ない将棋もあったがなんとか7連勝、その後ポカで負けたり力不足で2連敗を喫したが、最後3連勝し最終的には自由対局10勝2敗で終わりました。まあ2-1組でこの星勘定ならいいかなんて・・・ネ(^^;対局前、あまりの多さに「見る人がすべて強そうに思えて・・・」と萎縮していた愚息も終わってみると次の自信に結びついたようで今後につながりました。

2勝1敗リーグ(自由対局)の風景(左)まずは1勝^^し係のおねえさんに王将をもらい、歩の消しゴムを受け取る大輝くんら・・・

(右・下)2勝1敗リーグできわどい将棋を指して連勝を続ける愚息

片道3時間以上かけての遠征でしたが岐阜県下の選手や付き添いの方と再会できたことはとても有意義な一時でした。


(上)高学年の部(下)低学年の部のト-ナメント(端が切れていてすみません)