新しい古典 | ライフガーデンたかつきホールブログ

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大阪府高槻市にある「ライフガーデンたかつきホール」のスタッフが綴るブログです。

皆さん、こんにちは[みんな:01]


12月5日午前2時33分、歌舞伎俳優として絶大な人気を誇った中村勘三郎さんが、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)のため57歳で亡くなりました。

テレビでも連日、勘三郎さんの今までを振り返る様な内容が多いのでどう言った方かご存知の方は多いと思います[みんな:02]

勘三郎さんが歌舞伎界に残した功績はとてつもなく大きいのです[みんな:04]

伝統的な『連獅子』や世話物、時代物といった古典のほか、『京鹿子娘道成寺』など代表的な女形も踊れる実力を備え、玄人筋も唸らせる名役者[みんな:05]

その一方で、斬新な演出を取り入れ、新しい歌舞伎に挑戦し続けました。

歌舞伎ファンのすそ野が広がり、現在、歌舞伎が一般のファンにも親しまれるようになったのは、勘三郎さんがいればこそでした[みんな:06]


歌舞伎は江戸時代から続く伝統芸能ですが、最初はすべての芝居が新作だったはずです[みんな:03]
それが年を重ね、演じられ続けるうちに古典と呼ばれるようになりました(;´Д`)

「であれば、将来古典となるべき、新しくて良質の歌舞伎を自分で作っていこうと考えたのが勘三郎さんでした。野田秀樹さん、宮藤官九郎さんら、現代演劇の人気作家に書いてもらい、それまでとは違う演じ方をした。確かに『あんなのは歌舞伎じゃない』と批判する評論家がいたことは事実ですが、それも含めて大きな功績だと思います」
と、歌舞伎関係者の方が語られたそうです[みんな:07]

伝統を守りながら新しい物を生み出す事は、簡単ではありません。
中村勘三郎さんがこの世に残した物は、きっと後世に受け継がれることでしょう[みんな:09]
ご冥福をお祈りします。

本葬は27日、東京の築地本願寺本堂で執り行われるそうです[みんな:08]


今日の更新は中川でした~[みんな:10]