2010.8.8(Sat) @神楽会館(豊後大野市清川町)
豊後大野市はとにかく神楽をはじめとした民俗芸能が盛ん!
市内の子どもたちの中にも、民俗芸能に携わる者も多くおります。
子ども神楽、子ども獅子など、市内各地で活動しています!
民俗芸能の継承はもちろん、礼儀作法を学んだり、縦横斜めの人間関係で子どもが育ったりと、
教育的・青少年健全育成的要素も含まれています。
そのような子どもの民俗芸能団体が一堂に会し、日ごろの成果を披露する場、
それが今回紹介する「ぶんごおおの子ども民俗芸能大会」です!
詳細は、主催者「未神夢(みかん)」のメンバーの1人である、とよきちさんのブログをご覧ください!
詳しい経緯や想いが伝わってきますよ!
→「郷土芸能ぉ~虎の穴」
http://ameblo.jp/mikantoyotetu/
さて、今回は初めての大会でした!
市内から5団体+スペシャルゲストの登場でした!
また今回は、会場の観客による投票もあり、2団体が優秀賞となります。
(文化・芸能に優劣など勿論ないわけですが、今回は日ごろの練習の成果(技術、礼儀、想いなど)がどのくらいの人に伝わっているか、どの団体がよく伝わっているかを観客に判断してもらいたいそうです。)
それでは参りましょう!
(1)川辺子ども神楽(三重町)
「魔払」
市内では数少ない三輪流の神楽です。
中学・高校の女子4人による舞です。
派手さは無いですが、宮神楽のような格式高い舞でした!
(2)御嶽子供神楽(清川町)
「太平楽」
市外からの子どもも参加しているそうです。
声がしっかりと出ており、祭りらしい威勢ある雰囲気でした!
しなやかな舞が印象的でした!
(3)大迫子ども神楽保存会(千歳町)
「東征」
カムヤマトイワレビコノミコトとイツセノミコトが、葦原中津国を平定するため東へ向かう舞。
こちらも市外からの子どもも参加しています。
画像は「帰りは」の場面。
舞後のインタビューで、ほとんどの楽員がこの「帰りは」で暴れるのが好きと答えてました!
確かに急にテンポが速くなり、迫力が出ますからね!
(4)清川子ども神楽保存会(清川町)
「天孫降臨」
御嶽神楽の持ち味である「袖舞」を華麗に披露していました!
ニニギノミコト、猿田彦など、多くの神々が賑やかに舞っています!
ちなみに、舞い方は全員女子です!
(5)板井迫子ども神楽(朝地町)
「柴曳」
アマコヤネノミコトが天の真榊を根こそぎに抜く舞。
高校生が舞い手でした!
(小学生楽員の多くは少年野球部員。
当日は大分県代表で瀬戸内大会に出場するため、この大会に出場できず…。)
会場内に歓声と悲鳴(!?)がこだましてました!
(ゲスト)清川ちびっこ神楽(清川町)
清川町の神楽大好き保育園児
「平国(?)一人立て」「柴曳三人立て」
お囃子も子ども!楽器も特製!
適当に舞っているように見えて、実はきちんと型を押さえています!
まるで、御嶽神楽の楽員さんがス○ール○イトか何かで子どもになったかのようでした!!
これまた型をしっかりと押さえ(チャリの所作も!?)、上手でした!
会場を縦横無尽に駆け回っていましたよ!!
いやぁ、本当にびっくりしました!!
よい意味で凄かったです!!
冒頭で紹介したとよきちさんのブログ内で、
「ゲストは『型破り』」と紹介されてましたが…まさにそうでした!(笑)
まぁ、舞の型自体はしっかりしてましたが、すべてビデオで見よう見まねで覚えたそうです!(without 指導者!!)
よい意味で、カオス(混沌)とした空間でした!
元気で陽気な神々がそこにいました!!
いやぁ、将来こりゃ大物かも・・・(笑)
さて、表彰式。
優秀賞は、「清川子ども神楽保存会」「川辺子ども神楽」の2団体でした!
おめでとうございます!!
残念ながら受賞にいたらなかった団体さんも、見ごたえ満点でしたよ!!
まずは何よりも、「神楽が好きだ」という想いが舞を真剣に舞う姿からうかがえました!
また、舞のはじめとおわりにきちんと礼をしていたのが好印象でした☆
出演された皆様、本当にお疲れ様でした!
そして、これからも頑張ってください!!
いやぁ、今回は市内の子ども神楽を堪能できてうれしかったです♪
市内にはまだ子ども民俗芸能団体があるそうですので、楽しみです^^
運営された方も本当にありがとうございました!!