地域で暮らす大人のひきこもり ② | 宝塚発達心理ラボ <臨床心理士たちの研究会> 情報提供・発達支援・アセスメント・教材研究・不登校・ひきこもり支援

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宝塚発達心理ラボは、地元の臨床心理士たちによる有志の研究会です。日々の学びを地域に還元したいと願っています。学習会・イベントの開催・情報の提供など行っております。

どうしてひきこもる本人ではなく

保護者支援なのですか

・・というご質問ですが、

「親がリフレッシュする」ことが
ものすごく大切
だからです。

ひきこもった子どもを
社会復帰させることは
まず長期戦になります。

すでに成人であったりすると
さらに一筋縄ではいかなくなります

親が精神的に参ってしまうと
最悪のケースもありうる・・・。

だから保護者支援なのです。

ひきこもりが長期化するにつれて、
二次的に対人関係の恐怖感や
憂鬱な気分が強まります。

長期化すればするほど
二次障害の発症リスクは高まります。

それを支える家族の大変さ、
変わってしまった子どもの姿を見るつらさは
想像に堪えません。

ひきこもりが長期化したケースでは
どこかで転換点が必要なのです。

その転換点のきっかけに
しゃべりばを使ってほしいのです。

愚痴を吐き出す場や話を聞いてくれる場、
ちょっとしたアドバイスや
励ましが受けられる場が

住んでいる地域に
あればいいのになと思っています。

ただそれは
誰でもすぐにできることではないので

時間をかけて
しっかり勉強して
準備をしていきます。