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チャンネルAJER更新しました。
「国債の二つの役割、政府の貨幣発行と日銀の貨幣発行(前半)」三橋貴明 AJER2024.7.30
  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

トランプ大統領で円高に!?半導体を巡る米中対立を徹底解説[三橋TV第895回]三橋貴明・菅沢こゆき


https://youtu.be/FzM0DwyI_jc

 

【日銀の大罪】株価大暴落を引き起こした利上げ政策の間違いについて解説します。

 

 日経平均のボラタリティが史上最大になっています。しばらくは、荒れるでしょう。


 それにしても、8月5日の日経平均の暴落が空売り勢によって引き起こされたならば、パニックになり株式を売り払い、損確した個人投資家の皆様はお気の毒です。そして、昨日は、空売り勢の買戻しで上がった?


 実質賃金が27カ月ぶりにプラスになりました。一瞬、
「おっ!」
 と、思って中身を見ると、やはり、
「う~ん・・・・」
 でした。

6月の実質賃金 27か月ぶりプラスに 現金給与 前年同月比+4.5%
 ことし6月の働く人1人当たりの基本給やボーナスなどを合わせた現金給与の総額は、前の年の同じ月と比べて4.5%増加し、およそ27年ぶりの高い伸び率となりました。こうしたことから、物価を反映した実質賃金も27か月ぶりにプラスに転じました。
 厚生労働省は全国の従業員5人以上の事業所、3万余りを対象に「毎月勤労統計調査」を行っていて、ことし6月分の速報値を公表しました。
 それによりますと、基本給や残業代、ボーナスなどを合わせた現金給与の総額は1人当たり平均で49万8884円と、前の年の同じ月に比べて4.5%増加し、1997年以来およそ27年ぶりの高い伸び率となりました。(後略)』
 

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特別コンテンツ「三橋貴明×宇山卓栄:日本人はどこから来たのか(前編)」がリリースになりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

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【日本の実質賃金指数の推移(対前年比%)】


http://mtdata.jp/data_92.html#RI24Aug

 図の通り、現金給与総額で見た実質賃金はプラス化したのですが、「きまって支給される給与」では相変わらずマイナス。


 これを、どう見るか?


 月額給与では、いまだに物価の上昇に追いつかない。


 賞与の伸びは、物価の上昇を追い越した。


 7月の実質賃金は、果たしてプラス化するのか。


 名目賃金は曲がりなりにもプラス化している。反対側で、円安が是正され、輸入物価が落ち着きつつある。


 微妙なところです。


 実質賃金は内部要因として「生産性」「労働分配率」、外部要因として「輸入物価」「消費税」により変動します。


 円ベースの輸入物価(6月)は対前年比+7.1%。


 現在の為替レートが輸入物価に影響を与えるのは、8月以降です。


 まあ、いずれにせよ、政府は実質賃金を引き上げるために、厳密には実質可処分所得を引き上げるために、政策を打つのが役割です。


 具体的には消費税廃止、社会保険料減免ですが、岸田内閣はやらないでしょう。


 とりあえずは、来月の自民党総裁選挙、立憲民主党代表選挙で、
「国民の実質賃金を安定的に引き上げていく」 
 ための議論をして欲しい。この有様で実質賃金の議論をしないとなると、国会議員たちに政治家たる資格はないですよ、本当に。
 

「実質賃金引き上げのための議論を!」に、ご賛同下さる方は、

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