シュガーマン-奇跡に愛された男- | 鷹憎ブログ

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2013年新作映画

シュガーマン-奇跡に愛された男-

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‐あらすじ‐
アメリカでデビューした後、南アフリカで局地的に支持された伝説のシンガーソングライター、ロドリゲスの数奇な運命をひも解くドキュメンタリー。1970年、著名な音楽プロデューサーに見出され、アメリカでメジャーデビューしたメキシコ系シンガーソングライターのロドリゲス。2枚のアルバムをリリースし、一部で高い評価を得るもののアルバムはまったく売れず、そのまま音楽シーンから姿を消す。しかし70年代後半、ロドリゲスのアルバムはアパルトヘイト時代の南アフリカへ渡り、「シュガーマン」をはじめとする楽曲が、抵抗運動を続けていたリベラル派の若者たちから熱狂的に支持されていた。12年度・第85回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞。(映画.COM抜粋)

↓予告編貼っておきます


98点ロドリゲスという男に脱帽

角川シネマ有楽町で観てきました。
ビックカメラのカードを提示するだけで1300円で鑑賞できるナイスな映画館です(b^-゜)
今年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー受賞しただけあって、ほぼ満席状態でした。都内では角川シネマしか公開してないようですな。

場内ではパネル展示もしてました。
photo:01



シュガーマン=砂糖オヤジではなく、シュガーマン=ヤクの運び屋らしいです。
当時はアパルトヘイト真っ盛り。アパルトヘイトに反対するアーティストも出てきたその中の一人がロドリゲスです。ロドリゲスは実情をリアルに歌うことから南アフリカで神的な存在だったんですが、表舞台に出てくることは無く、いつの間にか死亡説まで出る始末。

この映画の面白いところは、死んだはずのシュガーマンが実は生きている!!((((((ノ゚⊿゚)ノという事実。シュガーマンを探して行くうちに当時のレコード会社の実情や社会情勢もリアルに浮き出てくるところが面白い。

そして御年70歳になったシュガーマンが
当時のままブレていない所に号泣メーン(ノДT)
日本で例えるところ内田裕也ってとこでしょうか?
ロドリゲスの長女が語っていたように
「彼はお金はないけど、心は幸せよ」と、なんかほっこり。

南アフリカでは100万枚も売り上げるビックアーティストですが、本国アメリカでは6枚。(6枚の内訳は身内に配っただけ)ビルボードにランクされるなんて夢のまた夢。そんなロドリゲスだけど、誰にも愚痴を吐かず、誰もやらないような重労働を今も続けているなんて凄すぎる!


↓さみしい歌だけどリアル



↓いい歌なんだけど、ペッティング何回した?って必要か?



観て損は無い映画です。
自分の人生観も変わる作品だと思います。

劇オシな作品です

鷹僧
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