No.092 「想いを乗せて、さようならH嬢②」
「突然の誕生日祝い」
どーもです(-_☆)キラリ
いよいよ体験談シリーズも第7弾を迎えた本編、
「想いを乗せて、さようならH嬢」のパート②ですよ~(`・ω・´)ゞシャキーン
長年ファン的な存在として!?想い続けてきたH嬢。
ようやく出逢うことができたものの、
いざ指名してみるとクールな目線になってしまうのがいつもの俺。
初指名から一ヶ月余り経った7月〇日、
先輩Uさんと、後輩のS君が誕生日のお祝いをしてくれるということで、
久々のH嬢に逢いに行くことに。
もちろん、H嬢とは二回目ということで、
この時に誕生日のお祝いをしてもらおうとは思っていなく、
事前に話しておくことも一切なかった。
しかし、入店してH嬢が付くと、
なんとなく雰囲気が違うことに気づいたのか、
「今日はなにかあったの?」
・・・と、俺に尋ねてきた。
「ん?・・・いや、特別なにかってこともないんだけど、
明後日俺の誕生日ってやつで、
今日はそのお祝いでススキノに連れてきてもらったんだよね」
「えぇ~!おめでとう♪」
H嬢は驚いた様子だったものの、少し困った表情だった。
「タカちゃん、私なにも知らなかったから、
プレゼント用意してなくて・・・ごめんねぇ。」
「は?なんも気にすることないし(笑)
それに教えてないのに知ってても怖いし(笑)」
冗談交じりに話す俺。
「シャンパン飲める?それとも甘い物の方がいいかな?」
H嬢はやけに気にした様子で、
しきりに何か出そうとしていたが、
「何もいらないから」と、俺も話題をすり替えていた。
しかし、何を言ってもH嬢の頭の中には
せめて何か出したいと考えていたのだろう。
あまり俺の話を聞いている様子はない。
「たかちゃん、ちょっと待ってて!」
H嬢は意を決したように小走りでレジの方へ向かっていくと、
ややしばらくして席に戻ってきた。
H嬢が何か頼んできたのかなとも思いつつ、
まだ二回目だし、一回目から一ヶ月以上も経ってて客としては微妙。
そんなわけで、あまり何か出されるのは遠慮したいところだった。
すると、黒服さんがシャンパンの用意をしてこちらに歩み寄ってきた。
「なんも出さんでいいって言ったのに~」
俺はそう言いながら黒服さんの運んできたシャンパンを見た。
(えっ!?)
俺のが驚いていると、U先輩がその驚きをかき消すような言葉を発した。
「ドンペリだぁ~♪」
ドンペリ・・・。
てゆーか、なんでやねん。
まだ二回目の指名、二回目の来店。
前回から一ヶ月以上過ぎてる。
一回目の指名が特別豪快だったわけではない。
むしろ90分ハウスボトル(No.028 「キャバクラ業界用語一覧②」 参照)で
過ごしたようなショボイ客の部類だ。
ススキノの常識では、こんな客にドンペリを出すホステスはいないだろう。
俺がススキノで飲みまくってるのを予想したのか!?
・・・いや、予想したにしても、俺は一つの店舗で豪遊するタイプではないし、
切る時はアッサリ切る人なので、
ホステスにとっては割りに合わない客だと自負している。
(そんなことを自負すんなよ(;´Д`)ノ)
しばらくして、ローソクに火が灯ったケーキも添えられて、
その日は完全に俺の誕生日祝いモードになった。
「せっかくの誕生日会だったのに、なにも用意してなくてごめんね」
知り合ったばかりなのに、
俺はここまでしてくれるのが申し訳ない気持ちだった。
今考えても、H嬢が俺の中で「いち指名嬢」として、
その存在が大きくなったキッカケとなったことは間違いないだろう。
H嬢はごく自然体だった。
なにか特別なことをしたというつもりもなかったと思うし、
打算的に考えて出したわけでもないと思う。
いや、計算だろうと思われる方もいるかもしれないが、
これは今俺が冷静に考えても、違うと断言できる。
ぶっちゃけ俺ぐらい飲み歩いた奴になると、
相手が打算的に近寄ってきているか、
純粋にしたことなのか、
そんなことはある程度わかってしまうのである。
ここで俺がビッチリ通うことになれば、
またまた面白い展開なのかもしれないが、
それはそれでクールに捉えて考えるのが俺。
特別に通うことはなかったが、
それでも月に1~2回は顔を出すようになった。
月に4回(週1で)ススキノに出たとして、
1~2回顔を出せば、ローテーションの筆頭になったということは、
きっと間違いないだろう。
相変わらず飲みに行っても鏡月をチビチビやってるような客だったが、
それでもH嬢の態度は変わらなかったし、
決して営業的な匂いを出すようなことは一切なかった。
指名嬢というより、人としてかかわって、
H嬢と一緒に居て楽しいなと思える自分がそこにいた。
本日はここまで(・∀・)/
次回に続きます♪
☆SuperTakachan☆
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