当ブログや当院のHP上でも、当院つまり僕の見解としてワクチンの同時接種の安全性を強調しています。
こちらの記事を参考にしてください。「同時接種は恐くない」
それでも性懲りもなく「恐いから単独で・・・」と言って単独接種をしにくるママが少なからずおられます。
僕もそのたびに説明するのですが、最近はもう億劫になってきてしまって、
「では何故同時接種が危険だと思うの?」とか、
「何を根拠に危険だと思うの?」とか、
「じゃあ単独の方が安全だと、誰が言ったの?」
など、ちょっとイジワルな質問を投げかけてみたりします。
当然ながら僕の問いかけに明快な答えをされるママは一人もおられません。皆さん単に根拠のない都市伝説に惑わされているだけですからね。
そもそも、ちょっと考えてください。
三種混合はどうなんですか??
あれは、百日咳ワクチン・ジフテリアワクチン・破傷風ワクチンの同時接種ですよね。
もちろん個々の単独ワクチンだってありますが、それを希望される人は一人もいません。
MRだって、麻疹ワクチンと風疹ワクチンの同時接種。
インフルエンザワクチンだって、A香港型ワクチンとB型ワクチンと新型ワクチンの3つ同時接種です。
皆さんが疑問も持たずに普通~に接種しているワクチンだって、複数同時接種なわけです。
それはなぜかと言えば、同時に済ませてしまったほうがリスクが少ないからに他なりません。
(もちろん通院回数を減らすという目的もありますが)
なので、以前も述べたように欧米など世界の標準は6種混合ワクチンなのです。
冷静に考えてみれば至極当たり前のことなのに、都市伝説を信じて迷うなどナンセンスです。
何度も繰り返しになりますが、同時接種の方が安全なのです!!
ちなみに当院、今月からDPT・ヒブ・肺炎球菌の3個の組み合わせに限り3個同時接種を開始します。
もちろん安全ですし、3個以上同時接種しておられる先生はたくさんいます。
当院は、「お子さんに一度に何個も針を刺すのが可哀相だから」という理由で同時接種は2個までにしてきましたが、最近の予防接種の慢性的な予約枠不足解消の策として、お子さんには申し訳ないのですが同時接種の数を増やしました。
これでヒブ・肺炎球菌→1週間後にDPTという方法だった従来の2回通院に比べ、通院が1回で済むようになるので予約枠が少しは確保されるものと期待しています。
さて!!
これで少しは予防接種の枠が空きますので、そこで皆さんに是非接種してほしいワクチンがあります。
くどいようですが、そうそれは、
B型肝炎です。
また別の記事を設けて詳しく説明しますね。