『さよならの朝に約束の花をかざろう』 http://sayoasa.jp/
岡田麿里監督 P.A.WORKS制作の長編アニメーション映画。
ボクはコア・ディレクター/作画監督で参加しています。
2月24日より上映中。
現在 37劇場で上映中!
ゴールデンウィーク後にはじまる劇場もございます。
劇場情報(4月19日更新)をチェックしておいでくださいね。
むむむ。故郷の東三河の上映館がなくなってしまった。
豊川コロナさん、豊川イオンシネマさん、お願いします!
酒場で地道に宣伝活動してますが、観てくれた飲み友が友達や親戚にも宣伝してくれて広がってます\(^o^)/
自信を持ってオススメできる映画だと、そう思っていただけるのが何よりうれしい!
海外でも上映がはじまります。
北米を拠点とするELEVEN ARTSさんのツイートによれば、7月20日から公開予定。
https://twitter.com/ELEVEN_ARTS/status/983819936555401216
P.A.WORKS発刊『さよならの朝に約束の花をかざろう』関連書籍も続々発売。
キャラクター原案岡田有章さんや石井百合子さんの設定画、吉田明彦さんのコンセプトデザインなど網羅した設定資料集!
美術監督東地和生さんや美術スタッフの濃密な仕事が詰まった美術画集!
メインアニメーター井上俊之さんの原画集(上中下3巻)も発売予定!
http://paworksshop.jp/shopbrand/ct36/
…………………………………………………………………………………………………………………
今日も硫黄山の様子から https://youtu.be/1TZvX1_bb8U
今日は曇りなので見えにくいですが、勢いは変わらないように見えます。
さて
大地震への備えを促す記事が時折出てきます。
東海地震、西側7県は救援出せず…トラフ警戒(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180423-OYT1T50012.html
《南海トラフ沿いの巨大地震について、総務省消防庁は、想定震源域の東側の東海地震が起きた場合、西側にあたる和歌山や高知など7県からは、救助などを応援する緊急消防援助隊を原則として出動させないことを決めた。
東側で巨大地震が起きた直後、西側でも発生した例があり、西側での救助態勢が手薄になる可能性を考慮した。》
他地域への救援をしない、というのは冷たいと思われそうですが、この判断は正しいと思う。
東海〜東南海〜南海の3地震帯は過去連動して起きました。
東海・東南海・南海地震(Wikipedia)
- 1707年10月28日(宝永4年10月4日) 宝永地震(東海 東南海 南海連動) M8.6
- 1854年12月23日(嘉永7年11月4日) 安政東海地震(東海 東南海連動) M8.4
- 1854年12月24日(嘉永7年11月5日) 安政南海地震(南海地震) M8.4
- 1944年(昭和19年)12月7日 昭和東南海地震(東南海地震) M7.9
- 1946年(昭和21年)12月21日 昭和南海地震(南海地震) M8.0
2年後に連動した昭和南海地震も含めれば300年間に3例存在しています。
100年に1度の大地震は多いか少ないか? 世界的に見れば多い方です。
50年代からの40数年間は大地震のない時期でしたが、兵庫県南部地震から活動期に入ったと考えられます。
今後30年以内に、東海・東南海・南海のどこかで大地震があった場合、この地震地帯が連動する可能性が極めて高いと言えます。
1983年に三宅島が噴火。
1986年に伊豆大島の三原山が噴火。
1991年に雲仙普賢岳が噴火。
2000年には再び三宅島が噴火。
御嶽山は1991年より地震や小噴火の後、2014年に大きな噴火が起きた。
さらに最近、浅間山や霧島連山の噴火へ
…と、先行または連動するように火山噴火も活発化しています。
太平洋側を救えるのは日本海側
東海〜東南海〜南海。または首都直下型のように、太平洋側で連動する大地震が起きた時、救援できるのは、日本海側です。
太平洋側が壊滅的な被害にあった時、日本経済…つまり国民の生活…を日本海側が支えなければいけません。
他の地域を支えるには、当然ですが、自分たちを支えて余りある経済力がなければ不可能です。
太平洋側の都市、東京、名古屋、大阪、広島、博多…などには、その余力があるかもしれないが、新潟、富山、金沢、鳥取、松江…などにその余力があるだろうか?
残念ながら不十分と言わざるを得ません。
北海道は物流には不利。東北はまだ東日本大震災から立ち直りきれていません。
なので
藤井聡教授、中野剛志氏は、東日本大震災の前から研究をはじめ国土強靭化計画を作った。
賛同する三橋貴明氏や国土学を提唱する大石久和氏と協力して現在まで、東京一極集中、太平洋側偏重の解消、デフレ脱却と経済成長を繰り返し訴えているのです。
総理が誰かとか、与党がどこかなど関係ありません。
日本全体を元気にし、たすけあう余力を分散して持たせるためです。
脆弱な日本海側〜太平洋側の物流経路
日本海側の都市が太平洋側を助けるには、経済的余力と物流経路が十分なければならない。
阪神淡路大震災、東日本大震災の教訓です。
ところが、日本海側と太平洋側の間には脊梁山脈がそびえており、道路鉄路を作るのに不利です。歴史的にもこの両地域をつなぐのに大変な苦労をしてきた。
20年以上前から「財政問題」が叫ばれるようになり、幹線道路は計画された4車線以上が「暫定2車線」というショボいものになってしまった。
新幹線も太平洋側と東京接続以外は遅滞、停止されてしまった。
図を見れば一目瞭然。
日本海側と太平洋側をつなぐ幹線道路の多くが暫定2車線のショボい道路になっている。
ドイツの充実ぶりは国土が比較的平坦なおかげもありますが、インフラ整備を手抜かりなくおこなってきた結果です。
暫定2車線は平時でも正面衝突が起こる危険な道路で、つい最近山形で転落事故がありました。
そんな貧弱な道路では、救援に使ったら他の物流や生活に使えなくなってしまう。
余力がない。
ということです。
道路鉄路のインフラだけでなく、公共投資全体の予算がこの20年間で半減し、防災分野の公共投資も半減しています。
歴代政権の態度は、大袈裟でなく「災害があっても知らねーよ」ってなもんです。
緊縮財政を継続し、公共投資を怠った結果が「世界最悪の経済衰退」です。
あらゆることの基本は国民経済にある
経済、経済…というのは好かれないのかもしれないが、私たちの生活に国民経済が関係しないものはひとつもありません。
国防、外交、防災減災、医療介護、教育、子育て、健全な精神、うまい酒、うまい食事、イイ男、イイ女・・・
すべて、国民経済あってこそです。
もちろんアニメもだ。
だからボクは、繰り返しデフレ脱却と経済成長(所得増)を訴える。
個人個人の感情や心持ちが、国家と国民経済という全体状況とつながっていない。
政権批判が個人の不満解消になっていてはたすけあう社会は実現できそうにない。
政権擁護の目的が自己肯定になっていては悪い結果をさらに悪化させることになる。
こんな状況では、日本海側と太平洋側をつなげることはできず、地域ごとの連携もままならず、救えるはずの命を救えなくするでしょう。
超長期デフレは、心の余力をも失わせています。
緊縮財政+改革・規制緩和+グローバル化は、この20年で悪い結果を出してきた。
悪い結果を出す方法はやめる。これが普通の思考力のある人の判断です。
自国通貨建ての国債発行で財政破綻する国はありません。
日本に財政問題はない。
財政拡大で経済成長(所得増)できます。
やればできる。
財政悪化なくして、財政健全化なし!(資料用)
https://ameblo.jp/tadashi-hiramatz/entry-12368029757.html
超党派で、全国民的にやってもらいたい議論。
…………………………………………………………………………………………………………………
平松禎史 アニメーション画集
Amazon |
平松禎史 SketchBook
Amazon |