今日はもう一本。ラードスキンケア、ラードの皮膚塗布について書きます。facebookの子供の糖質制限に関するグループでコメントした内容とほぼ同じですが、状況をもう少し詳しく書いてみたいと思います。
今日の食事の記事
【豚レバーとブロッコリーのカレーマヨソテー】MEC生活８３日目
タイトルどおり、スキンケアに関してラードの皮膚塗布がMEC愛好者はじめ湿潤療法実行者にもいらっしゃいます。かなり多くの方が状態の改善、早期回復があったなど報告しています、しかし、私の経験では万人に良い作用をするわけではない、ということを報告したいです。
早産で産まれた私の２歳の息子にはラードの皮膚ケアに拒否反応が出ました。しかもこの「合わない」という反応は、比較的ゆっくりでました。塗ってすぐ、というのではなくて、１週間程度で初めて痒みや皮膚の黒ずみなどの変化が起こったのです。
幸い息子の体質は、風邪もめったに引かず具合が悪くなるということも少ないので、虚弱ではありません。しかし以前本ブログで書いたように、一部内臓器官の未発達により手術を１歳ごろにするなどしています。
その時のことはこちら。 ママブロ：一番大変だった子供の風邪・病気は何？
息子の皮膚はMECを始める前までは赤くただれ乾燥することが多かったです。それまで芋など穀類、野菜、果物中心だったので、栄養不足でした。しかし糖質制限・MECを知り、タンパク質脂質を多く摂ることでかなり改善しました。
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自分の息子に対しては、ラード市販（３種）、自作ラード（２種）、いずれも痒みとアトピー性皮膚炎のような乾燥、発疹、黒ずみが起こりました。本人は夜中に血が出るほど掻いていました。
最初、夏井睦先生や渡辺信幸先生、ほか湿潤療法に関するサイトを調べて、ラードの特性「人間の皮膚のアミノ酸構成に近い」ということを知っていたので、ラードのせいではないのかと思い込んでいました。添加物のない自作も使っていたため、異常が出ても、ワセリンに切り替え、その後またラード皮膚塗布ということをしていました。（馬鹿でした）
たしかに変だと自覚したのは、次の２点の事柄から。
１．たまたま来訪した知人が息子を抱っこし皮膚を触った時に「アトピーなの？」と聞かれた時です。「たしかに異常だ」とその時はじめてラードの皮膚塗布を原因と見て、やめました。
塗布をやめ、何もしないで動物性タンパク質脂質を十分に充てがったMEC食続行したら、３週間程度で通常のすべすべ肌に戻りました。
２．傷の治りが、ラード塗布ならよくなると思っていたものが悪化したことです。
息子に傷があればラードで湿潤療法を試しましたが、切り傷からやはり痒みがおこり、本人が掻くため悪化しました。しかもその「うるおい」の状況は、夏井睦先生のサイトにある治療ケースや「膿」の様子とは違うもので、ただ黄色く変色したのです。あとは息子の不快感。湿潤療法は痛くない、とのはずなので、嫌がるのはおかしいと思っていました。
ラード使用停止後、ただラップ、あるいはワセリンで綺麗に治りました。しかし３週間近くかかりました。
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実は、妊娠中の私自身も、ラード皮膚塗布はやめています。MECを通じて多く動物性タンパク質を摂っているので、必要がなくなった、というのもあります。でもなんとなく直接塗布は自分の皮膚にマッチしないような気はしていました。シミが逆に増えたり、でっぱるお腹に塗っていましたが、息子のように痒みが出たり（自作ラードでは痒くなかった）黒ずんだりしました（自作でも多少黒ずんだような様子が出た）。
失礼千万、私が言うまでもありませんが、ラード皮膚塗布を勧める渡辺先生の知識と豊富な臨床のケース数は信頼がおけるものです。そして多くの患者の皮膚障害が改善したのは確かなはずです。「ラードが合わない」とのケース報告例はかなり少ないです。
使用前には必ずパッチテストを。腕の裏や太ももの裏などで試してみてください。
皮膚に関しては、自分の経験ではありますが、動物性タンパク質脂質の多めの経口摂取で自分から細胞を作り出せれば一番いいように思います。
豚は皮膚が人間に近いといわれていますが、やはり豚、人とは違う生き物です。
一番いいのは人間（本人）が食べたタンパク質を肝臓で消化して、本人独自の細胞を作り出せれば一番いいように思います。その細胞は本人のDNAをもった唯一無二のものですから。
ラードスキンケアについては過去エントリもあります。そちらも加筆、修正いたします。
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今日もお読みいただきありがとうございました。
MEC、糖質制限について、みなさんで情報交流していけたら素敵だなと感じます。MEC要領について書かれた公式ホームページ、ローカーボ・プラスワン
もぜひご参照下さい。
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