エア漏れの謎・・・その3 (そして伝説へ) | カタナツーリング 時々色々…
T氏とともにチューブを受け取りに行き、意気揚々として戻ってきた私。
「んじゃ、これでお願いしまーす」とまっさら新品のチューブをMさんに渡して、作業完了を待っておりました。



すると作業場から・・・


ボムっ!!!


うわっ!!何じゃコレ!!?


え~、うそ~・・・


ややうなだれた感じのMさんの声が聞こえてきました。(;・∀・)
もしかしてビードへのチューブ噛み込みで破裂したのかと思い、作業場を覗いてみた・・・


するとそこには信じられない驚愕の光景が広がっていたのです。

リムのセンターからパックリと真っ二つに割れた
DYMAGちゃんの姿が・・・


いや、一瞬何が起こったのか理解できませんでしたが、
どうしようもない状態になってしまってるってことはすぐに理解出来ました。

だって、こんな状態なんですもの・・・























ガビ~ン・・・・


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見事に二分割されたリム。


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一枚物のプレートだと思っていたリム部は、なんと合わせ構造だったんです・・・
しかも、プレートの接合面(白い部分)は接着剤で固定されていたのです。
それなりに強度のある接着剤だとは思いますが、経年劣化で固定力が弱まってきていたのでしょう。
何よりも2ピースだと思っていたホイール実質3ピース構造だったことに
ショックを受けてしまいました(;・∀・)
このホイール、掃除しやすくてとても気に入ってたのに・・・(T_T)

カタナツーリング 時々色々…-attachment03.jpg
とんでもない状態にはなりましたが、これで謎が解けました。
要するにリム内側の合わせ面(継ぎ目)の僅かな隙間がエア漏れの原因だったようです。
目視上は隙間があるようには見えなかったんですが、ミクロ単位の隙間が
空いていたのでしょうね・・・(^_^;)

でも、コレって走行中にこんな状態になったら場合によっては本当に
死んでしまうくらいの事故
になる可能性大ですよね・・・( ̄□ ̄;)!!
高速道路上とか、いい感じに峠を流してる時だったら・・・


想像するだけで身震いしてしまいますが、作業時にこの状態が分かったってことは
ある意味良かったとも思えます。

いや・・・、よかったんですよ。コレで。


という訳で、、、
エア漏れの謎、これにて一件落着~!!




・・・・・・。





・・・って、いやいや!
このままじゃ私帰れないっすよ(;・∀・)

それにジャッキアップしたまんま動かせない状態のカタナが鎮座してたら外においてる車輌の引き込みが出来ません。

うわ~、どうしようどうしようアタヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノフタ

Mさんは店内にストックしてるサイズの合うホイールをとにかく探します。
ちなみに例のホイールはカワサキ系の規格だそうで、ブレーキディスクの穴数、
ハブ幅、ベアリング径など絡んでくるのでなかなかに難しいところではございます・・・。


そして、探しに探しまくった結果・・・


ありました!!
サイズの合うホイール発見!

900ニンジャのノーマルホイールが見つかりました♪
ベアリング内径が違いましたが外径が同じだったんで打ち替えで対応♪
ディスク穴数も5穴で問題なし、ハブ幅もピッタリなのでディスク間距離も問題なし(^o^)

パパパッと手際よく作業をこなして、見事にフロントホイール装着!!!


じゃじゃ~ん!!!
カタナツーリング 時々色々…-attachment00.jpg
うわ~!すごいっ!
カタナにニンジャ用のホイールが嵌まりましたぞ(笑)
さすが百戦錬磨のヒスコレさんです。

刀を背負った忍者

見事なコラボレーションです(笑)


たまたまこのホイールがストックされてたってだけでも運が良かったんですが、
色的にも意外と違和感がないので、まだ見るに耐えられるレベル。
とりあえずはこれで何とか帰宅できそうです(・∀・)♪

資金的な兼ね合いもございますので(悲…)替えのホイールはゆっくり探すとして、
こちらのホイールは暫くお借りすることになりました。


帰りの道中、予想通りフロントの反応が鈍くなっててちょっと残念な感じですが、エア漏れを気にせず走ることができるので安心です。

何よりも・・・

真っ二つに割れる心配がない


当たり前の話ですが、今回ばかりは心強さすら感じてしまいます(笑)

ということで、暫くの間は前後ホイールの色とデザインが違いますが
「なんで?ねぇ、何で??ねぇねぇ??(・∀・)ニヤニヤ」とか聞かないで下さい。





◆最後に・・・◆
このホイールと全く同じものを使用してる方でボルト穴のシール処理をしてるのに
エア漏れが発生する方
は今回の件を疑ってみてもいいかと思います。

今回は作業時点での発見ができましたので、損害額は最小限に抑えられましたが、
走行中にこの事態が発生してしまったら最悪命をも落としかねません。
信頼の置けるショップさんにチェックしてもらうことをお勧めします。



久しぶりの(無理やり)長編ネタにお付き合いいただきまして
ありがとうございました!
それではみなさま、ごきげんよう♪