ストーン
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★★★劇場公開中作品のレビュー★★★
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監督 ジョン・カラン
脚本 アンガス・マクラクラン
出演 ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、
フランセス・コンロイ、エンヴェア・ジョカイ、ペッパー・ビンクリー
（あらすじ）
別れを告げる妻（ペッパー）を脅すように、
幼い娘を窓から投げようとした夫（エンヴェア）。
－時が経ち、その時の夫で刑務所の仮釈放管理官・ジャック（デ・ニーロ）は
定年を迎えようとしている。
妻・マデリン（フランセス）との関係は相変わらず。
娘は結婚して、孫も出来た。
ジャックが最後に担当するのはストーン（ノートン）という男。
彼は祖父母を放火で死なせた罪で服役していたが、反抗的な態度だった。
何としても仮釈放になりたい彼は、
妻・ルセッタ（ミラ）にジャックを誘惑するように仕向ける。
ルセッタは昼は幼稚園の先生、夜は男を激しく求めるという女だった。
電話攻勢から始まり、ジャックはルセッタと関係を持ってしまった。
同じ頃、ストーンは精神世界に興味を持ち始め、すっかり人が変わってしまった。
仮釈放にも関心が薄れたかのようだった。
自宅にまで押しかけてくるようになったルセッタ。
結局ジャックは書類を改ざんし、ストーンは仮釈放になった。
その夜、ジャックの家から出火。
犯人はストーンに違いないと思った彼だったが、
マデリンは「これは神の罰だ」と言い、家を出て娘のもとへ行った。
彼女はやっと家から出られたのだ。
ジャックの退職の日、後任女性を口説いて断られた彼は彼女を侮辱。
その足でストーンのもとを訪れ、彼をなじって撃とうとするが、出来なかった。
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（感想）
クライム・サスペンス、っていう触れ込みなんだけど、
全然違う、アメリカ的な、宗教を核にした思想的な映画。
「ストーン」というタイトルは、
ノートンの役名と、
「すべての物質の始まりは石だった」っていう経典の一説とかけている。
端々にそういった言葉が出て来て、それぞれの人物の心の状態を暗示させる。
見応えはあるんだけど、日本人にはあまり向かない世界かと思う。
堅物で家庭に無関心で勝手な夫だったデ・ニーロが
熟年離婚されちゃう話、って考えればそれなりに面白いかも知れない。
エドワードの上手さ（なぜか声が枯れ気味）と、
ミラの美しさ・ヌードが印象的。
これも去年あった
「男たちのヒート祭り」のうちの１本（これは第３弾）で、デ・ニーロやノートン、ミラが出ていても
そういう括りでしか公開されなくなったことに
（内容的にこの括りに入れて良いのか？と思うけど）、
観客の嗜好の変化を感じる。
テーマ曲がこの作品の世界観にとても合っていた。
★★★関連作品レビューへのリンク★★★
男たちのヒート祭り
第１弾
ボーダー（デ・ニーロ＆アル・パチーノ主演）第２弾
ザ・エッグ～ロマノフの秘宝を狙え～ロバート・デ・ニーロ
トラブル・イン・ハリウッドマチェーテミラ・ジョヴォヴィッチ
バイオハザードⅣ アフターライフThe ４th Kind フォースカインドフランセス・コンロイ
シェルターオフィシャル・サイト
http://www.stone-movie.com/
ストーン Blu-ray & DVDセット（2枚組） ［初回限定生産］/ロバート・デ・ニーロ,エドワード・ノートン,ミラ・ジョヴォヴィッチ
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