世界一厳しい?新・規制基準に合格?した川内原発だが、
重要免震棟も、フィルター付ベントも、第2制御室も・・新・規制基準が求める安全施設
無い無い尽くし

 川内原発には、福島原発事故を教訓に設置が義務付けられた、特定施設「第2の制御室」もなく、
※ 未だ設置申請すら出されず、猶予期間の再延長を期待する有様。

 福島事故後に東電社長が「あれがなかったらと思うとゾッとする」と国会で言及した免震重要棟もない。
※ 2015年度中の完成を目指しているが、現状は未だ基礎工事中。

 中越沖地震の教訓から泉田新潟県知事の要請で柏崎刈羽原発に建設された重要免震棟、
福島第一原発での完成は、あの大事故のわずか8ヶ月前。滑り込みセーフだった重要免震棟

泉田知事-日本の原子力の新規制基準は国際標準を満たしていない-第5層がそっくり抜けている


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 毎日新聞より
川内原発2号機:15日に再稼働 特定施設は未設置
【九州電力は15日、川内(せんだい)原発2号機(鹿児島県)の原子炉を起動し、再稼働させる。

 一方、川内原発はテロ対策として新基準で義務付けられている「特定重大事故等対処施設」(特定施設)がなく、設置申請も出していない。

 2018年7月まで設置が猶予されているため今回の再稼働が可能になったが、全国でも設置申請しているのは3原発5基にとどまり、いずれも未設置だ。政府は今後も再稼働を進め、「原発回帰」を本格化させる方針だが、肝心の安全対策は後回しとなっている。

 放射性物質による汚染で中央制御室が使えなくなった東京電力福島第1原発事故を教訓に、設置が義務付けられた。原子炉建屋から100メートル以上離れた場所に設置することが定められている。原子力規制委員会は特定施設について「原発の信頼性をさらに向上させるための予備的な施設」と位置付け、18年7月までは設置していなくても原発を運転することを認めている。

 九電は川内について、今後申請する方針だが「建設には数年かかり、期限に間に合うか分からない」(同社幹部)状況。

 設置が猶予期間内に間に合わなければ運転停止の可能性もあるが、規制委内には見直しの動きもある。規制委の田中俊一委員長は9月の記者会見で、猶予期間について「もう少し考える必要がある」と述べ・・】一部抜粋