新聞の見出しでは23億ベクレルとなっているが、トリチウム・ストロンチウムなどのベータ分 7億5千万 Bq/L をプラスすれば実に31億Bq/Lにもなる。

 セシウム137は、実に基準値の1600万倍の16億 Bq/L 
ストロンチウム90は推定50万 Bq/L、トリチウムは推定7億4千9百万Bq/L
※ 東電発表資料が、トリチウム測定結果と謳いながら、全ベータ7億5千万 Bq/Lのみのため按分

 汚染水というより、もはや殺傷能力をもった凶器レベルの殺人水が海に流出? 
そんな中 茨城では3年ぶりに海開きした海水浴場も・・

 ドサクサにまぎれ、原子力規制委委員長「低濃度汚染水は海に」と、トンでもないニュース。
関東から北の太平洋沿岸は放射能汚染で、いずれ死の海と化す恐れが・・

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 東京電力 報道関係各位一斉メール
福島第一原子力発電所における港湾内海水のトリチウム測定結果について(続報21)
【福島第一原子力発電所1~4号機タービン建屋東側観測孔においてトリチウムおよびストロンチウムが高い値で検出されたことについて、その後の状況についての続報です。

 本日(7月27日)、海側トレンチ内高濃度汚染水の汚染源の特定などの調査の一環として、新たに観測孔を設置した2号機取水電源ケーブルトレンチ(B1-1:海水配管基礎部)の7月26日に採取した測定結果が以下の通りとりまとまったことからお知らせします。

 2号機海水配管基礎部の測定結果は、新たな観測点であり、直接比較できるものはありませんが、7月17日に採取した近傍の取水電源ケーブルトレンチと比
 較して、高い放射能濃度が確認されています。
 なお、平成23年4月に発生した2号機取水口スクリーン室への漏えい水の濃度と比較すると同程度となっております。

  <B1-1:2号機取水電源ケーブルトレンチ(海水配管基礎部)>
  ・7月26日採取分:塩素 8,000 ppm
           セシウム134  7億5千万 Bq/L(75万 Bq/cm3)
セシウム137 16億 Bq/L(160万 Bq/cm3)
           全ベータ 7億5千万 Bq/L(75万 Bq/cm3)

  <B2:2号機取水電源ケーブルトレンチ>(お知らせ済み)
  ・7月17日採取分:塩素 70 ppm
           セシウム134  1200万 Bq/L(1万2千 Bq/cm3)
セシウム137  2400万 Bq/L(2万4千 Bq/cm3)
           全ベータ 2300万 Bq/L(2万3千 Bq/cm3)

  <平成23年4月の2号機取水口スクリーン付近から漏えいした汚染水の性状>
  ・セシウム134 18億 Bq/L(180万 Bq/cm3)
セシウム137 18億 Bq/L(180万 Bq/cm3)

 サンプリングの結果については、当社ホームページに掲載しておりますので、ご参照願います。
  URL:http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/index-j.html

 朝日新聞デジタルより
福島第一の汚染水、23億ベクレル検出 東電が調査へ
【東京電力は27日、福島第一原発2号機海側のケーブルなどが通る坑道から採取した水から、1リットルあたり23億5千万ベクレルの高濃度の放射性セシウムが検出されたと発表した。事故直後に汚染水が流れ込み、たまっている可能性が高いという。

 東電が26日に汚染水を採取して検出した。セシウム134が7億5千万ベクレル、セシウム137が16億ベクレル含まれていた。ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質も7億5千万ベクレル検出された。事故直後に検出されたのとほぼ同程度の濃度という。

 東電は「高濃度の汚染水は坑道の中にとどまっている状態だと考えている」と説明。しかし、周辺の地下に漏れ出ている可能性もあり、今後詳しく調べるとともに、海に漏れないように地盤を固める工事を進める。】