重要機器の非常用復水器が、地震直後に壊れた可能性を検証するための調査を、
原発事故の被疑者?東電が妨害。

東電関係者の証言
3月11日夜には、1号機建屋で毎時300ミリシーベルトの高線量を検出・・
地震の揺れで圧力容器や配管に損傷があったかもしれない


調査妨害は、津波主因説が崩れるのを怖れた為か?

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 テレビ朝日より
東電の“ウソ”で…国会事故調が建屋調査を断念
【福島第一原発の事故を巡り、東京電力が国会の事故調査委員会に対して嘘の説明をしたため、事故調が現地調査を断念させられていたことが分かりました。

 国会の事故調査委員会の委員だった田中三彦氏は去年2月、東京電力に福島第一原発1号機の原子炉建屋4階にある非常用復水器と呼ばれる装置を調査したいと依頼しました。東京電力の担当者は「今は建屋カバーがかけられ、内部は真っ暗で高い放射線量もあるため危険」と説明し、田中氏は調査を断念しました。

しかし、実際は、日中はある程度の明るさがあり、1つ上の階の5階には照明もつけられていました。東京電力は「間違った説明をしたのは事実で申し訳ない。ただし、何かの意図があった訳ではない」としています。】

 asahi.comより
東電、国会事故調にウソ 「原発内真っ暗」→調査断念
【東京電力が昨年2月、福島第一原発1号機の現地調査を決めた国会事故調査委員会に、原子炉が入る建物の内部は明かりが差し、照明も使えるのに、「真っ暗」と虚偽の説明をしていたことがわかった。国会事故調は重要機器の非常用復水器が、東電の主張と違って地震直後に壊れた可能性があるとして確かめるつもりだったが、この説明で調査を断念した。

 国会事故調は解散しているが、現地調査の責任者だった田中三彦元委員(元原子炉設計技術者)は東電の虚偽説明で調査を妨害されたとして7日にも、衆参両院議長に非常用復水器の調査実施を申し入れる方針。

【動画】虚偽説明の音声も

非常用復水器のある4階も、天井が壊れているため、自然光が差し込んで明るい。東電はこの映像はカバー設置前に撮影したものと説明していたが、実はカバー設置4日後の撮影だった=東電撮影の映像から

 国会事故調は、2011年3月11日の地震発生直後に1号機原子炉建屋の4階で「出水があった」との目撃証言を複数の下請け会社の労働者から得た。】