原発規制委の田中委員長の忠告は、「どうせ安全審査は通らないのだから、無駄なことは止めなさい」とも
受け取れますが、「新安全基準に合わせて造った方が無駄がないですよ」という親切な忠告なんでしょうね。

 また、函館市は、工事再開ならJパワー(電源開発)に対し法的措置を取るとのことですが・・
今まで、政府や電力会社の主張を追認するだけだった司法が、はたしてJパワーに不利な判断を下すか?
最高裁研究会の改革論が本物かどうかが判りますね。

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 NHKニュースWEBより
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大間原発 年内にも工事再開の方針
【国の電力会社に電力を供給する「電源開発」は、東日本大震災などで建設が中断されていた青森県大間町の原子力発電所について、政府が着工済みの原発の建設継続を容認したことから、年内にも工事を再開する方針を固めました。
中断されていた原発の建設が再開されれば、震災後、初めてとなります。

建設が再開される見通しになったのは、電源開発が青森県大間町で建設中の大間原発です。
大間原発の建設工事は、電源開発が平成26年11月の運転開始を目指して4年前から進められていましたが、東日本大震災で中断し、さらに、東京電力福島第一原発の事故を受けた政府の新たなエネルギー政策が決まっていなかったことから、中断されたままになっていました。

こうしたなか、政府の新しいエネルギー政策がまとまったことを受け、枝野経済産業大臣が建設中の原発について、今月15日に青森県の三村知事や地元自治体に建設の継続を容認する考えを伝えたことから、電源開発は、年内にも大間原発の建設工事を再開する方針を固めました。

全国で建設中の原発は、このほかに中国電力が島根県で建設している島根原発3号機や、東京電力が青森県で建設している東通原発1号機があります。

今回、大間原発の建設が再開されれば、震災後、中断された原発建設としては初めてとなります。
電源開発は、来週中にもこうした方針を地元自治体に伝えることにしています。

原子力規制委が改めて審査
原子力規制委員会の田中俊一委員長は、今月19日の委員会発足時の記者会見で、青森県の大間原発を始め、着工済みの原子力発電所についても、今後、新たに作る安全基準で改めて審査する考えを示しています。

このため、大間原発が完成したとしても新たな基準に適合しない場合、運転は認められません。
これについて、田中委員長は、個人的な意見と前置きしたうえで「新たな基準での審査が終わるまで工事の再開を待つほうがむだはないと思うが、事業者の判断であり、待ちなさいということはない」いう認識を示していました。】