asahi.comより
 
 『新潟県中越沖地震

 『東京電力柏崎刈羽原子力発電所

 『柏崎刈 7号機タービン根元に損傷 地震との関係は不明

 『柏崎刈羽原発の遮へい用ブロック崩れる 中越沖地震で

 『原子炉内のポンプ部品外れる 柏崎刈羽原発5号機

 『柏崎刈羽原発の変圧器火災は事故対象外 原子力保安院

 『柏崎刈羽原発の不具合1263件 修繕はほとんど進まず

 『柏崎原発の地盤10センチ隆起 活褶曲が動いた可能性

 『オフサイトセンター活用求める 原発防災で経産省に勧告

 『柏崎刈羽原発、長期停止の恐れ 夏の電力確保に厳しさ

【 新潟県中越沖地震を起こした断層が、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の直下まで及んでいるとわかったことで、同原発が短期間で運転を再開するのは難しい情勢になった。他の電力会社も改めて新たな原発の地震対策を求められる可能性がある。電力業界にとって原発は供給電力の主柱だけに、今後の供給体制に不安を残す事態だ。

原発の設備利用率の推移
 東電は今夏の最大電力を前年実績比5%強高い6110万キロワットと予想。これをまかなうため、柏崎刈羽原発を含め6527万キロワット分の発電を計画していた。

 この計画で柏崎刈羽原発(7基計821.2万キロワット)が使えないと、予想通りの猛暑なら首都圏を含む東京電力管内の電力供給はかなり厳しい。万が一、不足すれば大規模停電や発送電設備の広範囲での故障が起こりうる。】

 この時にも、電力不足を煽って、早期の再稼動を狙っていたんですね。
津波がなかったことと、幸いにも電源喪失、冷却機能喪失による核燃料の損傷がなかったことが福島第一原発と違っていたが、たくさんの類似点があった。

 このとき、共産党福島県議団からの指摘通りに、もっと真剣にもっと根本的な安全策を採っていれば、福島の大事故は防げたのではないか?と悔やまれてならない。

 それと、柏崎刈羽に較べて、福島第一原発がかなり地震に弱かった(新潟県中越沖地震に比べかなり揺れは小さかった)点が注目される。
 理由として、原子炉が古く、痛みが酷かった? アメリカの技術のコピーのため、設計に地震に対する備える思想が無かった? 耐震工事の施工にミスか、手抜きがあった? 耐震設計の偽装があった? などが考えられるが、事故調査委員会には、徹底した原因の究明をしていただきたい。

 併せて、検察・警察当局には、東電の天下りOBに遠慮することなく、厳正なる捜査で、この未曾有の人災を引き起こした責任の所在をはっきりさせ、適正な刑事責任を与えていただきたい。