静岡新聞@Sより
 『海水流入原因「調査中」と中電 浜岡5号機配管破損(6/ 4 07:46)』
【 中部電力は3日、浜岡原発5号機(御前崎市佐倉)で復水器内部の配管が破裂して冷却用の海水が漏れ、原子炉内に海水約5トンが流入したトラブルについて、脱塩作業を行っていることなどを県に説明した。海水流入の原因については「調査中」として明言を避けた。

 小林佐登志県危機管理監は、5号機で過去にも重大なトラブルが相次いだことを指摘して「なぜ5号機だけ多いのか。冷温停止している間に原因を調べてほしい」と注文を付けた。
 海水流入のトラブルは復水器内の細管(直径約3センチ)約20本が破損し海水が漏れた。

 近くには別の配管の金属製のふた(直径約20センチ、重さ約3・5キロ)が脱落していた。中電静岡支店の担当者は「ふたが当たって細管が破損したのか、ほかに要因があるのか現時点では不明。ふたが脱落した配管の設計や溶接状態などを調べ、原因を早く公表する」と述べた。

 小林危機管理監は、5号機で低圧タービンの羽根が折れ脱落したトラブル(2006年6月)や、気体廃棄物処理系の水素濃度が上昇し原子炉を手動停止したトラブル(08年11月)を挙げて、「配管のふたが落ちるような事象は全国の原発や浜岡原発3、4号機では起きていない。
 5号機だけトラブルが積み重なる原因を究明してほしい」と要求した。

 3~5号機とも冷温停止後、燃料棒を原子炉に入れたまま冷却しているとの説明について「多重防御の仕組みができている原子炉の方が燃料プールより安全性は高いと考える」と理解を示した。】

5号機は特に深刻なトラブルを抱えているようだ。
地震にも5号機だけが異常に揺れている
耐震偽装の疑いもある。
専門家の想定を超えた、解決不能の根本的・構造的トラブルが存在しているものと推測される。