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水回りの掃除。
ハマルと徹底的にやってしまう。

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やったぜ!まわってきたぜ!という事で、

「ブロガーが選ぶ、2008年度ウェブキャンペーンベスト5」バトン|アドマン2.0@デキる広告マンの作り方

「ブロガーが選ぶ、2008年ウェブキャンペーンベスト5」バトン - yuatetsu.in

yuatetsuさんがバトンをくれたので、がんばって書いてみます。

今年のWebキャンペーンの個人的な印象は、
内輪ウケなモノが多かった、という事。

広告会社的に、この企画の切り口は素晴らしい、とか、賞を取れそう、
みたいなキャンペーンはたくさんあったけど、
ホントにそれで、消費者動くんだっけ?っていう印象をとても受けました。

典型的だと思うのは、「イーキャリアの100人のチアガールのやつ」

(過去記事)
付き合ってみたい職業は?|ネット広告について(仮)

アテンション取れるかもしれないし、
ひとつひとつの企画やアイディアの具現化のクオリティは高い。

でも、イチユーザーの自分としては、
これでイーキャリアを使って転職したいとは思わない。
(使いたくなる人もいるのかもしれないけど。)

なので、基準は、業界人的に優れた手法かどうか、という事ではなくて、
イチ生活者として見たときにも、しみじみ感があるものを選んでいます。

来年以降、こういう視点が重要ではないか?という個人的な意思表示も兼ねて。

「Webキャンペーン」って呼んで良いのかどうか微妙なモノも入ってます。

前置き長くなりました。
早速発表です。


【5位】au Smart Sports Run&Walk

 ・自分がイチユーザーとして、巻き込まれた事もあり、選出しました。
  ケータイというインフラを使って、新しいライフスタイルの提案が
  ここまで効果的に出来ている例って他に無いと思う。
  いまだに、毎日1万人近いユーザーがリアルに走ってる事実が何よりの説得力。
  
  ・・・最近、走っていないので走ります!


【4位】中高年向けSNS「趣味人倶楽部」に「相続・遺言あれこれ相談室」
 

 ・地味ですが、ターゲットと企画と広告主がガッチリかみ合っている事例。

  お金を持っている団塊世代をネットを使ってどう攻略するのか、というのが、
  来年、景気が悪い中で成果を上げるひとつのキモとなると思っています。
  そういう意味で、見習うべき事例だと思う。ROIも良さそう。


【3位】保険の“原価”開示のライフネットに反響 サイトへのアクセスが最高に
 
 ・ネットによってユーザーに主権が移る、という大きなパラダイムシフトがある中、
  2008年、最もその動きを象徴する存在が、ライフネット生命だと思う。
 
  とはいえ、それを自覚的にやっている所が、個人的にはあざとい印象も。
  このニュースも計算ずくで流していると思う。イマイチ、好きになれない。  
  同時に、広告出稿を増やしている点も含めて、キャンペーンだと判断しました。

  不景気も追い風になって、2009年、注目すべきネット企業です。ライフネット生命。


【2位】ヒゲチェン
 

 ・純粋なウェブキャンペーンらしいモノでは、これがダントツ。
  自分もやってmixiに喜びながらアップしたもんなー、

  その後YouTubeに、モナリザとか、新幹線とかの「ヒゲチェン」 が出てきて、
  それも面白がって見た。企画としての懐の深さがすごい。
  後に、インサイトを研究し尽くして考えられたキャンペーンと本で読んで、
  やっぱすげーなーと思いました。

  でも、これで売上伸びたんだろうか、、、という疑問は残る。
  これをきっかけにヒゲを伸ばした人はどれくらいいるんだろうか。。


【1位】マクドナルドのクォーターパウンダー
 
 ・印象に残った、という点で、ダントツ1位。
  良い意味でも悪い意味でも。
  
  マクドナルドである、という事を隠して渋谷に店舗出したとか
  クチコミで広がるニュース性とかの演出がすごくて、本当に感心した。
  自分も発売日に食べたもんなー(影響受けやすい)。

  そして、サクラ騒動。
  これは、今後PR戦略を語る上で、象徴的な事例として永遠に語り継がれるだろうな。
  
  やらせとか、ポイント目当てのクチコミブログ記事とかも含めて、
  マーケティング手法と呼んでいいものなのかも含めて考えるきっかけになってます。
  

来年は、コストカットという観点も追い風になって、
マス広告からネット広告へ、という、大きな潮流ができるはずなので、
不景気に逆行して、ネット広告は、一種のバブルみたいな状況になると思う。

懸念しているのは、バブルになったときに、
ネット専業は、CPA体質から抜け切れていない人が多くて
マス代理店は、ネットの使い方が分かっていない人が多くて、

・とりあえずメニュープラン的ないきなり枠提案するようなアプローチとか、
・それっぽいロジックをつけた、広告業界内輪ウケやクライアント社内説明はバッチリなキャンペーン

みたいなモノが氾濫してしまい、
「効果ない」と判断されて変な先入観を持たれてしまうこと。

その上で、その後も不景気がさらに続くようだと、
ネット広告自体がヤバくなるじゃないかと心配しています。

ネット専業から、全体設計ができる人がたくさん産まれるか、
マス代理店から、本気でネット取り組む人が増えてくるか、
はたまた、全然違うところから出てくるのか、

成果を出せる人が、どれだけ出てくるか、
ちゃんと成果にフォーカスして仕事できるか、という事が大事。

そういう意味で、今回あげたような、しみじみ納得できるような、
ウェブキャンペーンが増えていって欲しいなーと思うのです。
(ちょっと現場を離れて時間が経ったので反動で意見が偏ってるかも。)

・・・と、感想ばかり長くなってしまいましたが、バトンをつなぎます。

もう、仕事納めも終わってしまったので、
リアクション無いかも知れない&すでに回ってる可能性もありますが、
全く気にせず、個人的に、意見を聞きたい人を指名してみます!



・来年その大きなうねりの「ど真ん中」に間違い無くいる人

はっちゃんさん
http://ameblo.jp/hiroepsilon/

・来年の業界のキーマンになりうる人

admaniaさん
http://ameblo.jp/admania/

・12月末の退職でどう動くか楽しみな人

yteppeiさん
http://marke.seesaa.net/



そんなわけで、みなさん良いお年を~