市ヶ谷物語
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2週間の米国出張(CESとRetail'sBigShowの合間にSF)

今回は長かった。。。
新年初日の営業日に成田から飛び立ち、
ラスベガス→サンフランシスコ→ニューヨークと、
2週間めまぐるしく動き回ってきました。

■ラスベガス

軽く振り返ると、まずラスベガスはCES(consumer electric show)です。これは日本からもたくさんヒトが来ていたので改めて僕から言うべき事はあまり無いんですが、全体のテーマとしては、やはり、

Ultra HD(いわゆるテレビの4K)
コネクテッド(Internet of everythingとも言われてました)
自動車とネットの融合

の三つでしょうか。




ほぼ全ての自動車メーカーがデジタル/ネットとの融合をリリース。
自動運転系やカーナビの話はもちろん騒がれていますが、クアルコムやインテル、Googleなど「え?自動車メーカーとそんなに仲良かったっけ?」そんな印象でした。

ちなみに、個人的に意外だったのが、、、
CESは元々家電の発表会/展示会ですので、我々のような広告/マーケティング事業者はそもそもアウェーというか少数派です。しかもバックグラウンド的にも僕の周りの同業者はだいたい同業のバックグラウンドが多いです。

ただ、こちらに来ているモバイルの広告事業者で、「もう10年以上前からCESに来ているよ。目的は昔からの知り合いとのネットワーキングさ」という人たちが結構多いのです。よく聞いてみると、90年代からモバイルのハードウェアで働いていたようなバックグラウンドを持っていて、最近モバイルの広告市場が大きくなってきているということで、広告事業に参入したような人たちがいるんですね。これは意外でした。たしかに、言われてみればハードウェアを作っていたら90年代からやっててもおかしくないですよね。

■サンフランシスコ
それからサンフランシスコへ。

この数年でサンフランシスコをベースとする企業たちとのパートナーシップが広がってきたので、だいたい行けば何かある(笑)ということで、個別の企業との打ち合わせで諸々進捗を確認したりしてました。

改めて思いますが、会って話すと全然違います。
いつもメールをしたりしても、SkypeやFaceTimeで話したりしていても、でもやっぱり、会ってしかも相手の本社に行って、話すと一気に話が進捗したりします。



サンフランシスコの写真はこんなのしかないですねw
皆さんお土産お楽しみに~♪(露骨に女子のみ)

■ニューヨーク

さあ、最後の一週間はニューヨークです。
ニューヨークではNRF(全米小売業協会)が主催する、
Retail's Big Showに参加してきました。



いきなりブッシュ元大統領がKeynoteとディスカッションで出てきたんで相当ビックリしました。コメディアン張りに笑いはとっていました。会場はドッカンドッカンです。トーク術はさすがです。
でも内容は。。。うーん。。。


それはさておき
小売り業に関する世界最大のサミット+展示会って感じです。人数はCESほどではありませんが、それでも数万人が世界中から来ているようです。展示会も数千のブースがありました。

もちろん最大のテーマはオムニチャネルやビッグデータです。

ただ、オムニチャネルが小売流通業の中で米国を中心に騒がれたのは、2011年の事ですから、オムニチャネルやビッグデータというのは大前提で、どのように取り組むか、が盛んに議論されていました。

キーワードとしては、

Personalization
In-store analytics
Loyalty

という感じですかね。



オムニチャネルかの中で、店内とモバイルのユーザーを分析する。特にPersonalizationの大事さを強調するために、この写真にあるように、

「I am not average」

なるほどー。ウマい比喩ですね。
ウェブマーケティングの世界でパーソナライズドって当たり前すぎるんですが、やはり店頭での集客や販促においては、ある程度の固まりでしかクラスタ化できない事の裏返しだなーと感じました。




最終日のKeynoteはSQUARE,Twitterを創業したジャック・ドーシー。
シリコンバレーやデジタルの世界では神のような人だと思いますが、伝統的な小売り流通業の中では、まだそこまでのインパクトは無いのかもしれません。
ただ、プレゼンがはじまるや会場は、

シーン。。。

静かに語りかけるようなしゃべり方がとても印象的でした。

例えば、

The future has already arrived, it’s just not evenly distributed yet.

元々はある小説家の言葉だそうです。自分はその、まだ世に出てないが、既にある未来を届けるのが役目なんだ、みたいな文脈でした。

頭の中と行動がとてもシンプル。
それと、ジャック・ドーシーのような成功者が言うんだからとても説得力あるなと。


■最後に


レストラン日本

ヤンキース時代に松井が行っていたことで非常に有名になりました。

なるほど。これは完璧なる和食です。
海外によくあるうさんくさい和食ではなく本物です。
しかも味だけでなく、礼儀作法まで日本。

僕は出張中にそんなに和食を食べたくならない方ですがこれは凄い。

こんなにウマいと思ったのは久しぶりです。もちろん、アメリカに2週間滞在した、という格別な調味料も入ってだと思いますけどw


でも、ここで食べていて、改めて思いました。

ああ、多分、戦後日本から世界に出た企業たちは、日本の技術や製品やサービスを売り込み、今の日本の繁栄があるんだなーと。そして、アメリカンな生活で疲れた心と体をこのレストラン日本で癒していたんだなーと思いました。

美味しい日本食はまあまああるとは思いますけど、サービスまで、内装まで、こだわっているのは本当に凄いなと思いました。気になって調べたら、

「ニューヨークでレストランビジネスを長くやっていこうとするなら、オーセンティシティー(本物志向)、ファイン・クオリティー(品質)、リーズナブル・プライスが大切」。1963年にニューヨーク・タイムズの料理評論家、クレイグ・クレボーンがくれたアドバイスだ。

オーセンティシティー
ファインクオリティ
リーズナブル

この3つを心に刻んで日本に帰ろうと思います。
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