ルルにゃん帰ってきて! | 走れ!掃除屋! 2

走れ!掃除屋! 2

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今日、先週ルルにゃんさんが来たお宅に伺った。。

朝9時にインターホンを鳴らしましたら。。。
「はぁーい」と若い女性の声。。




まさかっ!?



ルルにゃん採用???




んでも、出てきたのは30代前半くらいな女性
ちょっとキツい顔に見えるのは、眉が細すぎて左右に長すぎるせいか??
とにかく、初対面のコンマ数秒で俺が受け取った印象は
「キツイ女性」


この人が、新しいお手伝いさんなんだな。。と、すぐ解った。
けど、その人は俺が誰だかわからない。。
軽く自己紹介して、「もう5年以上お邪魔してるんですよぉ。。」なんて
雑談をしながら2階へ。。



今日は、奥様も御主人もいらっしゃらなくて、お子さんたちは学校。。
大きなお屋敷の中には新しいお手伝いさんと俺の2人きり。。。


その女性は「Sです宜しくお願いします」と自己紹介した。
なんだか、すごい俺を怪しんでる(笑)


そそくさと携帯を取り出して、少し緊張した声で電話してる。。
おそらく相手は奥様。。


少し話したら安心したような表情で、近づいてきて、
「聞いてなかったものですみません。。で、今日は何を?」


え?今、電話したんでしょ?



「あ、メニューは私が作ってます。先週、水回りをやりましたんで、
今日は床関係、来週は窓一式、再来週はお庭と、外回りを綺麗にします。」
と伝えると。。



Sさんの顔がにわかに曇った。。。



ピンときた!



お手伝いさんのいる家に行くと、毎回遭遇するこの雰囲気。。。
そりゃそうだろう。。
お手伝いさんにしてみたら「なんで私がいるのに掃除屋?」
って事だ。


俺は、この家では顔なじみで鍵も預けられたりする仲だけど、
Sさんにしてみれば、これからは私が。。と新しい仕事に燃えてたところに
水を差された気持ちなのかもしれない。。



それからは、なんだかツンケンしちゃって、
キツイ顔が、さらにキツクく。。


なんとか場の雰囲気を和ませたい俺は。。

「Sさんは、このお仕事長いんですか?」って聞いてみた。


S「いえ、先週からです」

「あぁ、じゃぁコチラが家事代行デビューなんですね?」

S「・・・・デビューって・・・」



なんだよ。。そこに引っ掛るのかよ。。



気を取り直して、小柄で細身のSさんが着てる、大きなリボンのついた
エンジ色のエプロンが目に留まったので。。。

「そのエプロン素敵ですね」と褒めてみたら。。



コチラを見もせずに

S「・・・・・・そうですか・・どうも」




ちょっとイラっっとした




ルルにゃんから、Sさん・・・
この温度差に対応できない俺



この人は打ち解ける気がないな。。と判断したので、
3階からクリーナー掛けようと思って、上に上がろうとしたら。。


S「私はどうすればいいんですか?」



と、なんだか少し怒った口調で聞かれた。。




?????



「はい。。Sさんのお仕事をお願いします。私の仕事は決まってますから」

S「今日、私は掃除機かけなくていいんですか?」

「あ、はい今日は私がやります」




ちょっと黙った後、Sさん不機嫌な表情で、パタパタと階段を上がってきた


S「3階は朝一番に私がやりましたけど!」

「・・あ、それはありがとうございます。じゃぁ拭いた後で
ワックスを足したり、カーペットをスチーム洗浄したり。。
やることは色々ありますから。。」



このセリフが気に入らなかったのか。。


S「私のやり方じゃだめですか?」





と来た。。



なんだよぉ。。。。。面倒臭い女だな。。
「ご奉仕するにゃん!」くらい言えよっ
(それはそれでムカついたけど/爆)



見ると。。掃除機をかけたのは床だけみたいだ。。
巾木にも埃が見えるし、コーナーの隅っこにも残り埃が見える。
アバロン貝のインレイが入った猫足の飾り棚のガラスにも埃が見えるし、
並べられた高そうなグラス類も磨いた形跡はない。。

カーペットの毛は寝てるし、掃除機をかけたであろう場所の毛は
ハンドルで擦った方向に毛が立ちあがってて、みっともない。。
カーテンボックスの上っ面にも埃が見えるし、この感じだと、
ベッドもマットレスを起こして下までやってないだろうし
ソファーだって動かしていないだろう。。

お手伝いさんや、主婦がやる掃除と同じレベルの掃除じゃ、
お金取れないじゃん?どう説明するか一瞬悩んだけど。。


「私が毎月1回、徹底的にやってリセットしておくと、普段のお掃除が
楽になるし、奥様も他の事に回す時間が取りやすくなりますから、
毎週1回は、私が作ったメニューで清掃に来ます。
それで年間を通して綺麗な状態に保てるように奥様にも任せて頂いててます。
だから、私が来た時は、普段手の回らないお仕事をして頂いて大丈夫ですよ!」


。。。精一杯に温厚な口調で、優しげに言った。。
つもりだったんだけど。。



S「じゃぁ、私帰っていいんですかっ?」






。。。。おまえ。。頭悪いだろ?





もう面倒臭くなったんで、
「まぁ、私は私の仕事をしますから」と伝えて、さっさと作業開始!
Sさんは階段を下りて下に行ってしまったが、何をしてるかはわからない。。


1時間少し経過して2階に差し掛かったら、Sさんが料理をしてた。。
先週ピカピカにしたコンロ前面の壁にオリーブオイルの点々油を
飛ばしまくりながら。。。


「あぁーあ。。」と思ったけど、料理してる脇で埃たてるのも悪いんで
2階は後回しにして、地下の50帖はありそうな広大な映写室の掃除から
始めることに。。


そしたらSさん降りてきて

「2階は私がやるんですか?」


。。。。こいつ。。
なんでキレ気味なんだよ?本当に面倒臭い奴だなぁ。。

エプロンは可愛いのに。。ルルにゃんのヒラヒラの服が懐かしいよ。。
(ルルにゃん、一回も仕事してないけど。。/爆)


「後でやりますから、お料理が終わったら教えてください」
そっけなく伝えて作業再開。。




しばらくしたら奥様が帰ってきて、真っ先に俺の所に。。

奥様「ねぇ。。あの人どう思う?」と開口一番来た!


「あぁ、あまりお話もしてないんで何とも。。」と答えると

奥様「私、あの人なんだか怖いのよぉ。。」




ありゃ?(爆)




なんでも、キッチンの調味料の置き方を変えたら、Sさんに
「料理がしにくいから、その位置を変えないでください!」
怒られたとか(爆)


こりゃまた随分、上から目線のお手伝いさんだこと。。(笑)


「そういえば、この前の人はどうでした?」って聞いてみた。

奥様「あぁ、なんだか変な人だったわよねぇ。。お手伝いさんて
探すの難しいのよ。。あなた料理とかできないの?」



。。。。俺っすか?



「胃薬たくさん用意していただければ頑張ってみますよ(笑)」

と、まぁ奥様とは談笑していい感じ。。


けど、Sさんは、それがまた気に入らないらしい。。
終始、不機嫌な表情で洗濯物干しに行った屋上から、衣類を伸ばす
パンっ!パンっ!って音が聞こえてくる。。。



困った人だ。。



ルルにゃん。。。
良かったんじゃないかな。。(笑)