PRIDE無差別級GP ミルコの初栄冠を技術論で斬る!01 | ☆電脳格闘技界☆

PRIDE無差別級GP ミルコの初栄冠を技術論で斬る!01

(シウバは102.3kg、ミルコは100.4kg)

私の予測を狂わせた最大の原因はシウバの

増量失敗だと思う。

シウバVSミルコの初戦は、シウバが97kgで

ミルコが102kgぐらいじゃなかったか?と思うが

今回のシウバはその時よりも更に5kgも重い。

試合を見たらわかると思うが、とにかく

シウバの動きが全体的に重いのだ。

それに加えていつもの鋭さもなく、自分の体重を

持て余しているような緩慢な動き。

それでもシウバらしい動きとかもあるのだが

いかんせん・・一瞬の反応の差は勝敗を大きく

左右してしまうようだ。

以前の試合と違って、ミルコのミドルや

ハイキックをノーガードでまともにもらって

しまうシウバの姿を目の当たりにして

ちょっとショックだったね。

何ていうのか・・・

全盛期のタイソンを見た後で

晩年のタイソンの動きを見たような感覚って

言うのかな?・・・同じタイソンなんだけど

全く別人なんだよね。

今日のシウバの敗戦には、晩年のタイソンのような

イメージがダブって見えたよ。

シウバの体格からすると98kgまでが限度だろう。

・・・・とりあえず・・私の予想はこの第一試合で

完全に外れてしまったので、あとは意味を成さないので

あるが・・・ノゲイラVSジョシュは予想通り

当たったようだね。相当に僅差の判定だったのだが

打撃戦でノゲイラが思った以上に対抗できたのを

別とすれば、ほぼ・・私の見方で良かったと思う。

http://ameblo.jp/syu-create/entry-10016804478.html

↑ここに予想を書いているので、検証してみて

ほしい。

で・・・・結果的にミルコVSジョシュの決勝という

形になった訳だけれど・・・

試合前の前提として・・・増量失敗のシウバを

無傷で倒したミルコとノゲイラとフルに戦った

ジョシュではコンディション的に

ミルコ 9

ジョシュ 7

ぐらいの差があったと思う。

結果は、ミルコがジョシュに圧勝したような感じに

なったかも知れないが、両者の実力にはそこまでの

差は無いと考える。

ただ・・・本日のミルコはコンディションが

最高だったんじゃないのかな?動きも全く

無駄がなく・・精神も落ち着いていて

相手の動きも良く見えていた事だろう。

ミルコが特別に強かったというより、相手が

勝手に増量失敗してくれたり、スタミナを消耗して

くれていたりと・・・ミルコが過去に嘆いて

嫌っていたトーナメントの運が、決戦当日は全て

ミルコに傾いてきてくれたようだ。

・・・私自身の評価として、今回の優勝で

特別にミルコを高く評価する事もないし

ミルコの実力的にも、そうは飛躍的に

上がっている訳でもないだろう。

あくまで・・・今回に限り・・・・・

ミルコには最高の風が吹いたという事だけは

確かなようだ。

私が今回のミルコの初栄冠で期待しているのは

世界で最もエゴイスティックなチャンピオンに

なってほしいという事である。

ファブリシオと柔術のトレーニングをし

-1でもトップクラス。

ボクシングでもタイソンにボクシングマッチを

要求。

そして・・・総合格闘技・・初栄冠・・と。

(事実上、総合格闘技の世界には、もう一人

倒さなければならない男はいるが、)

このミルコ・クロコップという存在こそが

私の提唱する格闘技コングロマリットを

具現化するに最も近い位置にいるのは

間違いなさそうだ。