もう私の本棚の詩集に、人を送る言葉はないよ。
悲しい思いはもうたくさんだ。
歌えない。
息も続かない。
胸がつぶれてしまいそうだ。
だけど私は食べて飲んで、日常を生きている。
それがどうしても罪だと思ってしまう。
吐くまで飲んで、次の日、あたりまえに二日酔いで、
そしてあたりまえに回復していくことに涙が出る。
たくさんの愛にささえられていたね。
笑顔の影にたくさんの生きる苦労をしてきたね。
病気のことも二人で大笑いして、ほんとに大笑いして、
ほんとに笑い飛ばせるならそうしたかった。
カービー。
ゆみさんといると病気を忘れてられるよ。って笑った。
一緒に撮った写真を見て、いちばん自然に笑ってる。って喜んでた。
うん。
カービー。
大好きだったよ。
もっとずっと一緒にいられると思ってた。
大好きなカービー。
声をかけたら定まらない眼で、その大きな瞳を開いて私を探した。
そしてくくくって声を出して笑った。
12月27日9時48分。