宵の明星(卵巣がんを受けとめて)

宵の明星(卵巣がんを受けとめて)

2009/2父がすい臓癌3月母が肺癌発覚。二人の看病中同年/11月私に卵巣癌発覚。自分の抗癌剤治療中(TC6回)両親を看取り喪主を務める。2011/3再発TC11回終了。途中カルボアレルギー。2012/10カルボ脱感作+ジェムザール、ハイカムチン、ドキシル、アバスチン治療中

ここでは卵巣がんと戦う強き意思の自分と、みんな投げ出してしまいたい弱い自分の心の揺れを

書き出していこうとおもいます。なんでもない日常に生きる糧を探して過ごしていきたい。

愚痴や反省、そして希望を文字にして、前に進んでいきます。



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わたしはあなたに
春の穏やかな陽の下で
シロツメクサの花かんむりの作り方を教えたかしら。
クルクル回るタンポポの茎の風車を
ああそうだ
黄色に連なるレンギョウのプロペラ
そして案外
オオバコの綱引きは細くて硬い方が強いのよ
白く汁が出るのは毒だから良く手を洗うのよ

蕗の薹はこのくらいが美味しいよ。Yちゃんが持って来てくれる    蕗の薹の味噌が絶品




夏のキラキラの陽は必ず心の目で見るのよ
太陽を背にして霧にすればすぅと自然に入ってくる
庭にホースでも、ベランダでコップでも
そこがあなただけの窓になる
春に芽生え  夏に全てが成長する時期
あなたの心も成長するのです。
暑さを忌むだけじゃなく
限りなく濃い色の影をたまには踏んでね



ああ  
秋はなにを伝えなくちゃならないかな
桜の木の皮にはもう
染色が桜色にできる春の色ができていることはもう知ってたね
枝葉の付け根にはもう次のものが閉まってあって
そして私達は美味しいものの恩恵を受ける。
どうかありがたくいただきなさい
食べ物で遊んじゃいけないよ
ほんの小さな一匹  一房でも  
無駄にするなら他に生き延びられる命がある



そしてああ冬が来る

わたしは冬が大好きなんだ
冬は時折しんしんとした世界を連れてくる
空を見上げてその場で見上げると
あなたが生きて行こうとする道がみえてくる
踏み下がれた道も
真っさらな土地もあなたを引きつけるだろうね
きっともうそんなこと  迷いながらやってるね
耐えられない寒さでも
きっと答えは自分で出すんだよ
優しさも温もりも  みんな自分から作り出す
それは必ず相手に伝わるからね
ちゃんと見てるから
優しいところもみんな見てるから泣かないで
(*´꒳`*)



ずっとずっと幸せになって欲しいの
ただそれだけよ
ただそれだけなのよ


みんなにね