はー。

はー。

ふぅー。





お産みたいだけどさ。
これ、いい舞台観た後に起こる放心状態ね。

はー。

花男。

よかった...すんごいよかった。

チケット難であらゆる抽選外れたけど、何とか譲っていただき観ることができた。
ご縁に感謝。

フワフワしてるうちに簡単に?感想を。




まずオープニングの映像。
すごい!
2階席だったから意識しないと人物と合わせて観られないんだけど、漫画がそのまま飛び出た感じよ。
いや、色鮮やかな華やかさを考えるとドラマの雰囲気は超越してる。

映像演出ほんとにすごかった。
特に観覧車のシーンは背景を上手く動かしてるから本当に観覧車が回ってるように見えて、IHIアラウンドシアターみたいだった。
1階席から観たらもっと効果的なんだろな。


今回のお話では西門さんと美作さんがあまりフューチャーされてなくて、ちょっとかわいそうだったなぁ。
だけど希波さんのスタイル、むっちゃいい。
顔小さくて手足長くて。
優波さんの髪型、フライヤーと変わってたー。
結構女性的なパーマだなと思ってたから舞台の髪型の方が素敵だと思う。

そして音くり寿さん。
小柄なのにすごい存在感。技術力。
好き嫌い分かれそうなお顔立ちではあるけれど、個性的なお役を安心して見せてくれそうな方。

んでんで、城妃美伶さん。
しろきみちゃんははいからさんを映像で観た時、お姉さん役が似合う方だなと思っていたから、つくし役大丈夫なのかなと思ったけど...
予想をはるかに超える好演!
技術はもちろん素晴らしいんだけど、何よりガッツがすごい。
なんかそういうのって伝わると思うんだよね。
娘役っていうより人間でつくしで、体からあふれる役としてのエネルギー。
しろきみちゃんがつくしでよかった。
しろきみちゃんだから成立したと言ってもいいと思う。


さて、最後に語りまっせ。
柚香光さま(*´꒳`*)
わたくし、れいちゃんのオラオラ系大好物なの。
で、道明寺でしょ?
観る前からもうたまらんわけですよ。

実際観たらさ。
もちろん登場からカッコいいわけよ。
F4の真ん中として、ドンとしてて。
だけどつくしと出会って少しずつ変わっていって。
その全てがれいちゃんから滲みでてる。
舞台の上で道明寺としてずーっと生きてるの。
もう道明寺なのか柚香光なのか境目なんか分かんないくらい、自然にそこに立ってる。

確かに歌唱力が..って感じるお客さんもいるかもしれない。
でも、なんていうか、そんなことより芝居心なんじゃないの?って思う。
技術で魅せるやり方もありだと思うし、お金を払って観る舞台だから最低限の技術は必要なのは当然。
だけど、そこをスタートラインにした時にじゃあ何が人を惹きつけるのかと言ったら技術以外の何かだと思うんだ。

今回のれいちゃんを見て、以前にカフェブレイクかなんかで、芝居と歌とダンスどれが一番好き?とかいう質問に、どれにも通ずることだから芝居かな?と答えてらしたような気がするんだけど。
それが本当にそう思って舞台に立たれてるんだなって実際感じたんだよね。

キレキレのダンスもオラオラのラブシーンも好きだけど、お芝居を大切にしているれいちゃんだから私好きになったんだなと再確認した。


さて、暑苦しく語ったけどコメディとしても本当に面白かった。
道明寺の言い間違いも、それに対するツッコミの間も。
意外と面白かったのは皆さん絶賛のケンカシーンのあと横たわった四人が暗転になるや否やバタバタと立ち上がってハケるとこ(笑)。

あー。
何度も観たい。
これ、民放で放送してくれたら宝塚観たことない人も観てくれると思うんだけどなー。
花男だし。
導入としては最高だと思う。

私にとっては初日で楽日だけど、観られてよかった。
れいちゃんに会えてよかった。


宝塚花組『CASANOVA』@東京宝塚劇場観てきましたわ。

主人公がモテモテのイケメンっていう、まさに宝塚なストーリー。
それを今のトップさんのなかで私の中で一番男前と思ってる明日海りおさまがそのイケメンなんだもの。
すんなり話が入ってくるわ。

主題歌もノリノリでとっても良い!
ただ、最初にみんなで歌う時に全体的に歌が遅れてたのよね。
返しが悪かったのかしら。もっと前乗りで歌ってもらった方がノリやすくて私はいいんだけどなー。

今回は二階席での観劇。
一階席と音質がちがーう。
別の作品で一階席で観たときは感じなかったけど、二階席の音はちょっとキツイ。
キンキンするような...。

あとね、マイクの性能がすごいのね。
吐息を拾いすぎる。
ちょっと入る分には歌も魅力が増していいと思うのだけど、なんでも入ってきちゃうから声を発する前の喉をならす呼吸?(わざとやるやつ?なんていうのか...サイだっけ?)あれが気になりすぎちゃうのよね。
もう少し抑えたほうが歌が素敵に聞こえると思うんだけどな。

ま、音響関係はおいといて。

明日海りおさまは本当にイケメンだったラブ
あなたこそカサノバ。
他の方で再演できるのか?と思わせる。
コミカルなお芝居も仙名彩世さんと息もピッタリ。

仙名彩世さまがとーってものびのび演じられていて素晴らしかった。
ベアトリーチェの自由なお芝居が柔軟で、宝塚の娘役さんという枠を超えて、カサノバをメロメロにするだけのことはあると納得させてくれる。
自由を求めて一人で歌うラストは、できたら地声でそのままいって欲しかった〜。
仙名さまなら出せる音に思ったけど、強く出すぎちゃうから返したのかな。

そしてそしてご贔屓の柚香光さま。
長い髪も美しいお願いお願いお願い
基本的に重い感じの役だけど、時々垣間見える実はそんなに賢くない可愛らしさがたまらない。
結構遊べるいい役柄だったと思う。

鳳月杏さま。
本当にこの方の技量はハンパない。
まず美しい。
男役さんであることを全く感じさせない立ち居振る舞い。
衣装の効果もあってか、男役さん独特の肩のラインが気にならず、すんごい綺麗な大人の女性。
歌はもちろん一流。
なんかもうレミゼとか出て欲しい。
ディナーショーすごそうだなー。
鳳月さまの歌は本当に素晴らしい。
そしてお芝居も...夫の柚香光さまと心がすれ違い、素直になれないのに愛を求める難しい役どころを素敵に演じてらした。
あの役、やりたい(←無理)。



それにしても花組さんは歌うまさんがたくさんいてびっくり。
特に若手の男役さんが結構ソロもらってて。
ちゃんと聞かせてくれるもんね。


ショーはいきなりラインダンスから始まるんだけど、ちょっと気になることが。
なんかね、足がバラバラに見えたのよね。
もちろん足上げしてるときは揃ってるんだけど、ちょっと止まった1カウントの瞬間の足の形がバラバラなの。
1番にしてる人もいれば、パラレルの人もいて。
あんなだったっけ?と思って。
確かに初舞台生のラインダンスとは違うけど、二階席のせいかすっごい気になったんだよね。


次に待ってましたの柚香光さまと仙名彩世さまのデュエットダンス。
曲調もノリノリでお二人もノリノリ。
ちょっとした間のやり取りはアドリブのようで、twitterでも今日はこうだった!と誰かがレポートしてくれてる。
今日もそこそこイチャイチャしてたけど、仙名さまが最後だと思うと微笑ましい。


男役さん総出のダンスは途中柚香光さまがセンターに入って引き連れてるのを見ると、あぁいよいよその時が近づきつつあるのだなと感慨深く。

そう思いつつ、本当に楽しそうに踊る柚香さまに釘付けなのですわ。
楽しそうなのに美しいのよ。
しかも周りの方よりコンマ何秒音を先取りしているようで、私好み!
柚香さまのダンスはキレッキレで美しくて、やはりファンクラブ入るか???と真剣に悩みつつ帰路につくのであります。