常時~always~1 | S w e e t 

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主に名探偵コナンのノーマルカップリング(主に新蘭)を中心とした二次創作ブログです。
イラストや小説をひっそりと更新中。
気の合う方は気軽にコメント下さると嬉しいです。
※一部年齢指定作品も混ざっていますのでご注意ください。

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目の前の愛しい存在を黙って見続けるだけなんて出来なくて、

自分勝手な俺。

不安な思いをしている君。

そんな思いをさせてるのは他の誰でもない、

俺だったんだ。

その事に気付くのは遅すぎて。

鮮やかな色を放っていた周りの景色も。

今は白黒の無の世界へと変わってしまったんだ。

たった一つの間違いとしたら欲張った事なんだろう。


〝愛しい君"


 そして。

〝白きもう一人の自分″


時を戻せるのなら戻したい。

今、自分が感じる感情といえば絶望だろう。

何もかもがスローモーションに見え。

何もかもが音無く聞こえる。





俺には罪という名の苦痛と悲しみが常時、隣に居座っているんだ・・・。






常時always~ 






今日は天気が悪い。

最悪だ。

俺の機嫌の悪さに合わせたようなどんよりとした暗い空、重い雲。

今にも雨が降り出しそうな。

おまけに寒いときた。

俺は更に機嫌を悪くする。

俺が何故機嫌が悪いか。

理由は二つ。

まず一つは夜のもう一人の俺の仕事のせいだ。

毎回精密な計画を練ったり、下見や仕掛けなどに本来、学生が使う“遊ぶ”という時間に費やしてるため、休暇という休暇を取っていない。


それに楽しみつつもいつも張りつめた緊張の中でのショータイムは中々の神経を必要とする。

それがずっと続いているのだ。

そのせいでストレスが溜まっていてもおかしくはない。

そしてもう一つの原因はー・・・。



「快斗!!!」



そうこいつ・・・・こいつのせいだ。

名を青子。

一言で説明して俺の幼馴染だ。

少し細かく説明すると。

口うるさくて、お節介で。

幼児体型で、頭の考えもおこちゃまで。

祭り好きで、明るくて。

人なつっこくて、優しいとこもあって。

父親が刑事というだけあって正義感も強く、みんなからも信頼されてて。

無邪気で・・可愛くて・・。

愛しい。

俺の想い人。

そんな青子が俺の不機嫌の原因。

どうしてかっていったらアイツはもう一人の俺、つまり怪盗キッドが嫌いなんだ。

理由は俺を追ってる刑事が青子の親父さんで、盗った獲物を後で返したり、捨てたりするのが

親父さん達を嘲笑っているという行動に思え、納得いかず、

「盗みを楽しんでいる」と愉快犯だと思っているらしい。

まぁ、はたから見ればそう思うのも無理はない。

けど俺は盗みを楽しもうなんてこれっぽっちも思っちゃいない。

でも、だからといって俺がその怪盗である事も、盗みを楽しんでいないという事も言う訳にはいかない。


青子を巻き込めるわけがない。



そんなこんなでやっぱり青子は怪盗キッドが嫌いな訳で。

最近は毎日のように仕事に出ているため、其の分青子の口から「大嫌い」と聞かされる回数も増えている。

青子にとっては違う人物だけど俺は青子の幼馴染の黒羽快斗であり。

青子の嫌いな怪盗でもある。

しかも青子は俺の想い人なわけだ。

そんな人から、たとえあっちは違うと思っていても嫌いと言われたら、良い気持ちな訳がない。

そんな訳で俺は嫌な事が二つ重なり今こうして機嫌が悪いのだ。



「ちょっと快斗!!聞いてるの?」



ずいっ



「わっ!!」



突然青子の顔が目の前に出てきて思わず大きな反応をして驚いてしまった。


「何?そんなに驚いちゃって・・。」


ぽかんとした青子がこちらの顔を伺っている。



「・・・見たくもねぇ顔が急に出てきたから驚いたんだよ!!」

「なっ!!見たくもないって・・失礼ねぇ~。大体快斗が話聞いてないのが悪いんでしょ?!」

「何話してたっていうんだよ?」

「もう!怪盗キッドの事じゃない!!」



ドキッ・・・



「また予告状がお父さんのところに届いたの!きっとまた盗みを楽しむためよ。お父さん毎日徹夜で一生懸命なのに・・・そんな人を嘲笑う気なのよ!さいってー!!!許せない。

青子決めたよ、快斗!」



青子の口から出てくる言葉に、度々胸を痛ませながら俺は返事をした。



「なんだよ?」

「内緒!」

「はぁ?!」



いかにも聞いて欲しそうに言ってきたくせに肝心の内容は内緒らしい。

たく、意味がわからない。

まぁコイツの事だどうせろくでもない事だろうと思い、俺は気にも止めなかった。

まさか是が大きな間違いになるなんて。

そう・・青子は言わなかったんじゃない・・言えなかったんだ。

きっと俺に反対されると思ってー・・・。



あの時君を止めることが出来ていたらもっと違う未来が待っていたのだろうか?


けれど、きっとこれは運命。


数日後の俺はその運命を受け入れるしかないのだから。






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なつかしいいいーー。

快青作品第二作目でした。

いやーこの時のkakoの脳内ではこういった妄想しか出来なかった・・・

今思うと・・・とにかく恥ずかしい。

あまりにも恥ずかしいので今後の展開は変更しようと思います。

もし昔読んだことのある皆さま(忘れてるとは思いますが・・・)

ラスト変わります!!てか変えます!

もしかしたらもっと長くなるかもしれないし・・・

短くなるかもしれないし・・・

私にもわかりません!!(いいかげんだ。

良かったらお付き合い下さいませ!


果たして青子嬢が企んだこととは何なのか!?


2004.08.26. 作品


2010.11.01 kako



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