ポツポツと降り出した雨。
その雫に映った君の顔。
あぁ、きっと戻ることは出来ない。
そう予感した。
けれど、この腕で守ったその感覚に後悔するものは何ひとつなかった。
ただ一つ許されるのなら。
どうか何もなかったことにしてまた君の隣にー・・・・
常時~always~ 2
夜ー・・・。
予告時間5分前。
本日の獲物は「碧い瞳と涙」ー・・
もちろんビッグジュエルだ。
先日青子を連れて下見にきたがさすがに素晴らしかった。
深み掛かった碧・・・角度を変える度に変わる輝き・・・それは本当に瞳が潤みだしたかのような感覚を覚えさせた。
ついさ先刻までの雨が降りだしそうな天気とは打って変わって、今日は満月。
ふと月を見上げる。
「今日は逢えるかもしれないな・・・」
俺はそう呟き獲物のある場所に警官に変装し警備に紛れ込んだ。
たまにいる「曲者」がいない事を確認しほっと息を吐くのも束の間・・・
すぐにまた違う人物が目についた。
「・・・・・・・っ!?」
それは一番に一緒にいたいと思える者でずっと見ていたいと思えるもので、
けれども一番こんな場所にはいて欲しくない人だった。
なっ何で青子がいるんだ??
「青子決めたよ!快斗!!」
ふと今日の会話を思い出す。
現場に来て何かする気だったのか?
大体警部も警部だ・・・
こんな危険な場所に来させるなんて・・・
まあ来ちゃったもんはしゃぁねぇかアホ子だし・・・・・
そんなことを考えている間に時間だ。
さぁショーの始まりだぜ。
俺は前来た時細工しといた仕掛けのボタンの一つを押す。
一瞬で部屋の電気が消えその場は大窓から顔を覗かせる淡い月の光だけが射し込む暗闇と化した。
「キッドめ!きたな」
暗くなった途端中森警部の声が響く。
暗闇に目が慣れず警察達は混乱しているようだ。
もうすぐ非常灯がつく早く獲物を頂いてずらかろう。
ケースを抱え上げ碧い瞳と涙を手に取り窓を割りハングライダーで飛び去ろうとした瞬間、
がしっ
へっ??
何かが俺の腕を掴んだ。
「あなたキッドでしょ?青子あなたに話があるの!」
「?!」
俺の腕を掴んだのは青子の手だった。
話?そんな事言われても・・・
俺は取り敢えず非常灯がつかぬように万が一に備えた自家発電装置を破壊する
もう一つのボタンを押し暗闇を保ち続けた。
「非常灯はまだか?」
「それがまた破壊されて・・・」
「何ぃ?」
警部の怒声が暗闇に響き渡る。
まだ腕は掴まれたまま。
「・・・お嬢さん。私は行かなければなりません。お話を聞いてる時間はないのです。
その手をお離し下さい。」
「ダメ!話しを聞くって言うまで離さない。」
オイオイオイ~一体何を話したいんだよ?
「ん?青子?よしっそのままキッドを放すな!!かかれ~」
目が暗闇に慣れたのか警部がこっちを見て青子に声を掛け向かってくる。
青子は腕を放す気はさらさらないようだ。
俺は覚悟を決め一つの行動にでた。
「仕方ないお話を聞きましょう。」
「本当?」
「ただしー・・・」
ぎゅっ
「え?」
俺は青子を抱き締めた。
「なっ何すー・・・」
抵抗しようとする青子を力で抑えながら俺は青子に害がないように窓を体で割り
青子を抱えたまま飛び出した・・・・
「ー・・ここではないところで!」
「きゃぁぁ~」
青子はどんどん下へ加速して急降下する恐怖で叫び声をあげる。
その瞬間。
何も考えていなかった。
もちろんこれから何が待っているのかなんてー・・・
NEXT >>
常時2です。
こちらもあんまり動きなくてスミマセン。。。
いやー本当読み返していて恥ずかしくて・・・。
とりあえずここまでの話は変更はほとんどしていないです・・・。
多分これからかな?
少しはまともな話に変えられればいいのですが・・・
がっ頑張ります;;
さー青子ちゃんさらっちゃったけど・・・一体どうすんのかな?
しーらないっと!(おい!
2004.09.30. 作品
2010.11.02 kako
いつもクリックありがとうございます!!
続き、まともなの期待してますよ!っと応援してくださる方は是非1クリック願います!
↓↓↓
にほんブログ村
にほんブログ村
こちらもお願いします!!