エネルギー供給系 ~ 解糖系 ~ | 土居進のTraining Report

エネルギー供給系 ~ 解糖系 ~

ATP再合成するためのエネルギー供給システムの2つ目です!!!





1つ目は、ATP-PCr系でしたが・・・






2つ目は、 解糖系 といいます!!!







糖を分解する供給系と略せば良いのでしょうか・・・







つまり、筋肉の中にあるグリコーゲン(糖)や血中のグルコースを




筋内でどんどん分解していく途中の過程で、



ATPを再合成していくので解糖系といいます!!!









分解の過程を簡単に書くとこのようになります!!!

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まず、筋中のグリコーゲンが分解されていきます!!!




途中で2つの経路に分かれて分解されていき・・・



最終的に、ピルビン酸・・・



そして、乳酸 にまで分解されていきます!!!








また、血中のグルコースが筋中に入って、



同じように分解されていき、



最終的にピルビン酸から乳酸になります!!!








この過程の中で、ADPからATPに再合成されていきます!!!









グリコーゲンからの場合、ATPは4個再合成されますが、



分解の途中で1個使われるので、



再合成して使えるATPは合計3個になります!!!






一方、血中グルコースからの場合、


分解の途中で2個使われるので、


再合成して使えるATPは合計1個になります!!!











解糖系は、簡単に言うと・・・



グリコーゲンあるいはグルコースを材料として



エネルギー源を作り出すのです!!!







その材料となるグリコーゲンやグルコースは、



もともと炭水化物です!!!





したがって、炭水化物(例えば、米、パンなど)を食べると、



エネルギーの補給になるということです!!!










また、解糖系で最終的に生成される乳酸は、



みなさんがよく耳にする、いわゆる乳酸のことです!!!







つまり、解糖系によるエネルギー供給システムが使われた場合、



ATPは再合成されるが、



乳酸も生成されていくということです!!!










この後、どのようになっていくのか???



また、3つ目のエネルギー供給系はどういうものか???



後日書きます!!!








【参考文献】


・勝田茂 編著:入門運動生理学,6-7,杏林書院,1997.

・社団法人日本体育学会 監修:最新スポーツ科学事典,90,平凡社,2006.