好きに理由はいらない
人は必ずしも経済的に合理的な行動を
する動物ではありません。
一見すると非合理的な行動を、
平気でする動物です。
そうしたことを総称して「感情で動く動物」と
いう言い方を私はよくします。
たとえば、恋人同士の会話で「どうして私の
ことが好きなの?」と聞いても、そこに明確な
理由を見つけることは難しいものです。
好きに理由はいらない・・・からです。
細身だから、キレイだから、収入がいいから、
○○だから・・・といった答えがすぐに出てくる
ようだと、ちょっと???かもしれません。
それらが好きであるための条件だとしたら、
条件である以上はそれらがなくなれば好き
ではなくなる ということになります。
体型や顔立ちや収入や勤務先などは、
今後いくらでも変わっていきます。
そうしたことを理由に「好き」と言っている
ようなら、将来的にそれらがひっくり返ると
恋も終わりです。
理屈ではなく、自分でもよくわからないけど
好き!・・・と言えるようなパッション(情熱)が
大事ですね。
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仕事も、好きとか嫌いとか理由とか理屈など
であーだこーだと言うのではなく、今自分に
課せられた使命だから・・・という意識で取り
組むことが必要だと思います。
理性的に判断したり何かをヒモ付けるのでは
なく、無心になり、他と比較することなく、ただ
ただ自分の仕事だから・・・これをすることで
多くの人が喜ぶから・・・というくらいの気持ち
で仕事に没頭する時期があって良いと思い
ます。
特に若いときはそういう経験が大切です。
そして、自分の仕事や業務について
好きだから好き! と、自信をもって
言えるようになると良いですね。