老後の生活に必要な資金はいくら?(2)
老後の毎月々の生活費が37万円だとして、その
ために用意しておかないと不足してしまう金額が
約6,000万円だと仮定します〈←(1)参照〉。
そう考えると、人がまず思うのは「この不足分を
補うためにどうすればいいか?」ということです。
すぐに思いつくのは単純な「貯金」です。
老後に備えて貯金をすることはもちろん大切だ
と思います。
ただし、インフレにより目減り分が生じることを
忘れてはいけないです。
また、60歳までに6,000万円を貯めるとして、
それに要する期間を20年(=40歳時から貯金
スタート)と仮定します。
6000÷20年÷12か月=25万円です。
1カ月に25万円の貯金を40歳から毎月行う
・・・ということになり、ちょっと現実的ではない
ですね。
では、30歳からスタートして30年間で貯めると
すれば、6000÷30÷12=166,666円です。
毎月約17万円を貯金するのもやはり現実的で
はないと思います。
・・・つまり、貯金だけではどうしても限界があり、
現実的には難しいということです。
だからこそ、大切なのは単に「貯める」ことだけ
でまかなおうとするのではなくて、 投資によっ
て「増やそう」と考えることだと思います。
投資にもいろいろありますが、その一つが
「不動産投資=家賃収入」です。
不動産投資によって、老後でも家賃収入が毎月
37万円程度安定的に家計に入ってくるなら、
年金が仮に減らされたりもらえなくなる時期が
あったとしても心配する必要はありません。
37万円でなくても、年金で23万円をまかなえる
のなら差し引き14万円でも大丈夫です。
ただし、これらはある一定の条件下で計算した
数値ですから、前提条件が変われば行きつく
計算数値も変わりますので、そこは自分なりに
検証することが大事です。
言えるのは、どういった不動産投資の組み合わ
せにするか?あるいは不動産投資以外の方法
に頼るか?は人それぞれですが、狙いは毎月
37万円強の手取り収入に照準を合わせると
いうことです。
37万円と狙っておけば、外れても18万円
くらいの収入を得ることは可能です。
この仕組みができてしまえば、老後の生活で
経済的に大きな不安を抱くことはなくなります。
そのために大切なことは何か?
それは少しでも早くから準備を進めること!
・・・だと思います。