夜、爪を切ると親の死に目にあえない?
世間は「お盆」なので、都内もさすがに
日中の交通量が普段より少なく感じます。
車での移動がいつもより早くできて
そういう意味ではありがたいですね。
昔、お役人は夜勤に出ると、たとえ自分の
親が死んだとしても仕事を離れることが
許されず仕事が終わるまでは家に帰れ
なかった時代があったそうです。
なんともヒドイ話だと思いますが、
世の中の常識はその時々の時代背景に
よるものなので、当時はそれが当たり前
だったのでしょうね。
そして、夜勤→夜詰→よづめ→夜に切る
つめという発想から「夜詰めに出ると親
の死に目にあえない=夜に爪(つめ)を
切ると親の死に目に会えない」と言われ
るようになったそうです。
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私は自分の気がついたときに爪を切る
ので、朝・昼・晩と関係ないのですが、
少なくとも会社に勤務していたときは
「会社で爪を切ることはしない」という
ポリシーを持っていました。
必ず自宅で切っていました
(今でもそうですが・・・)。
上の職位の人がデスクで爪を切っている
姿を部下はちゃんと見ています。
そして、言葉では何も言いません(言えま
せん)が、内心ではそうした上司を軽蔑し
て小バカにしています。
「仕事中に何やっているんだよ
俺達には偉そうに言いながら自分は
何してもいいと言うのかよ 」
と内心では思っているいるものです。
気づかないのは、その上司くらいです。
みっともないと思います。
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ところで、話は戻りますが「夜爪」は
「よづめ」と読み、「世詰め/余詰め」
とも書きます。
「世・余」というのは自分の人生のこと
です。
そこから「世(余)詰めは自分の人生を
早く詰んでしまう=早死にする」と解釈さ
れるようになり、それはすなわち親よりも
早く死ぬことを意味するようになり、
したがって「夜爪を切ると親より早く死ん
でしまって親の死に目に会えなくなる」と
意味付けされたとも言われています。
昔から親より先に死ぬのは最大の親不
孝とされてきましたから、そうならないよう
に諌められてきたのかもしれません。
迷信・・・という言葉で片付けるのは簡単
ですが、昔の人の言葉には奥深いもの
があるものです。
お盆のこの時期は改めてそんなことを
考えてみるのもよいかもしれないですね。
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