パッシブ・インカム・・・不労所得?
『金持ち父さん 貧乏父さん』という有名な本
の中に「パッシブ・インカム(passive income)」
という言葉が出てきます。
直訳すると「受動的収入」です。
意訳すると「不労所得」です。
著者のロバート・キヨサキさんがいうところの
パッシブ・インカムは、本来の「不労所得」とは
ちょっとニュアンスが違うのかもしれません。
結果的には本が売れて、この「不労所得」という
言葉が一人歩きして世の中に広まっていったの
だと思います。
「不労」という表現に人はどこか甘美な響き
を感じるのでしょうね。
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そもそも所得と収入は異なります。
不労で得られるのは収入であって、所得では
ないと思います。
まあ、細かいことは別にいいのですが、
何らかの仕組みを持つことで収入の流れを
確保できるようになれば、ある程度の期間は
その収入=パッシブ・インカムが手元に入っ
てきます。
「ある程度の期間は」といったのは、その仕組み
を未来永劫メンテナンスなしで稼働させることは
ありえないからです。
ほとんど手をかけることはなくても、それでも
やはり多少は手を加えることが大切(=労力
を要するもの)です。
メンテナンスはどんなものにも必要なことです。
メンテナンスをしないと年数が経つほどに
スクラップ化して価値が下がっていきます。
メンテナンスをしていれば年数が経っても
アンティーク化、ビンテージ化していき、
価値が下がるどころか上がる場合だって
あります。
パッシブ・インカムを和訳するなら「権利収入」
のほうがベターかもしれません。
その一つの方法が著者の言うとおり「不動産投
資」だと思います。