会社の最終意思決定は多数決で行なわない | 目指せ!ハッピービジネスマン道

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会社の最終意思決定は多数決で行なわない


学校では、物事を決めるときに最後は多数決

決めることが多いと思います。


こうした文化というか慣習というか流れを当たり前

だと思っている人は多いので、学生からサラリー

マンになっても自分の中でこの固定概念が払拭

できていない人がいます。



会社の最終意思決定は多数決で行うものでは

ありません。



最後は、組織の長が決めます。


会社全体にかかわることであれば、決めるのは

社長
です。



ここを理解しておかないと、会議などでいろんな

意見が出て、大多数がAという選択をしているの

に、結果Bという選択になったとき、不平不満を

持ったりしてしまいます。



それは、自分の価値観がまだ企業組織の価値

観になっていない証拠でもあります。




・・・・・・・・・・・・・・・

多数決で決めるのはみんなが平等の集団であれ

ば構わないのですが、みんなが平等ではない集

団では、反対派がその多数決の決定事項に反発

して協力をしようとしません。



会社でこれをやられると組織の論理が崩れて

業務に支障が生じます。



人間というのは、自分の反対することをやれ!

と言われてもなかなか真剣にはなれない生き物

だと思います。



人間心理を無視して経営をしているとうまくいき

ません。




ではどうするか?



一番理想的なのは「全員一致」です。


全員一致だとみんなが合意しているわけです

から、エンジンをかけてすぐに走り出すことが

できて、ブレーキ社員がいないと言えます。


しかし、これもまた難しいものです。



そして、組織では結局最終責任を一番多く負う

役割の人・・・すなわち「長の立場の人」が意思

決定することが大事となっていきます。



そして、その 「長」の名のつく立場の人には「権限」

が与えられていて、人やモノやお金という経営資源

を自在に扱って良いとされているわけです。



それが「マネージメント」・・・ですね。



多数決で決めるとうまくいかないように足を引っ

張ろうとする輩が出てきたり、うまくいかなかった

ときに責任転嫁が始まったりします。



そしてうまくいっても、そこにはやっかみとひがみ

が生じて集団の和を乱すことになりかねません。



「多数決よりトップの決断が優先」・・・とされるの

が会社であり企業組織です。



見方を変えればそれだけ組織の長には重い

責任がついてまわるということだと思います。