首の痛み | 吉祥寺にある姿勢とココロのリラクゼ-ションPAUSE 「からだ」と「こころ」のつかいかた

吉祥寺にある姿勢とココロのリラクゼ-ションPAUSE 「からだ」と「こころ」のつかいかた

姿勢をゆるめて、ココロがホッと温かくなるリラクゼ-ション

 最近、寒くなってきたからか首が痛い人が多く来院されています。


 特に手や腕にしびれや痛みを伴うような、ひどい症状の方々が・・・。


 首は脊柱の中で最も可動性に富む場所なので、安定性を欠くと深い筋肉の層まで緊張してしまうため中々ストレッチなどをしても改善されないどころか、逆に緊張させてしまい痛みが増すようなこともあります。


 デスクワークなどで長時間画面を見たりするような仕事の人は首を動かすことが日常の中でほとんど無いため、頭を支える後方の筋や肩にかけての横に走る筋が特に緊張してしまいます。


 このような人たちは下部頚椎といい第5~7頚椎に動きの制限がでていることがあります。この場合、私は直接患部である下部頚椎にはアプローチしません。なぜなら、痛みの強いところに直接力を加えるのは患者様の体に大きなストレスを与えるリスクを背負うからです。


 こういう時は上部頚椎(第1~2頚椎)を矯正して頭が楽に支えられるようにしてあげると、下部頚椎の負担が軽減され痛みなく動けるようになります。


 首の緊張は頭の位置によって強くも弱くもなります。ですから、首の上にきちんと頭が乗った状態にしてあげることが重要なのです。


 2人1組で座った状態の頭のてっぺんに軽く手を乗せてもらってください。この時、肩に力が入ったり、首に痛みを感じるようであれば、頭の位置が前かがみになっていると言えます。


 以前、紹介した第1頚椎のポイント(耳たぶの後ろあたり)に指を当ててそこに大きなお皿があるようにイメージしながらそこに頭を誘導していきます。首の後ろ側がフッと軽く感じたら、もう一度相手の人に頭の上に手を乗せてもらいます。この時、さっきの状態より負担に感じなければ成功です。


 成功したら首を少しずつ動かし、だんだん大きく動かしてみてください。どの方向にも痛みや突っ張り感がなくなれば首の痛みはかなり和らいでいると思います。