これまでの活動はこちら!
オシャレな先輩ミユキさんと、ウィッグを買いにいくことになった私。
「えっ…今日?」
「会社帰りにね。うん、行こう!」
って、ちょっとちょっと…ほんとにいくの?
∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
そして会社からの帰り道、
ミユキさんに引っ張られるようにして、閉店間際のデパートに飛び込んだ。
店員さんに色々頭の上に乗せてもらったあげく
私はウィッグを1点、購入した。
黒髪のストレートロング。
男性も女性も憧れてやまないヘアスタイル
鏡の中には、いままで見たことのない私がいた。
「うそ…。これが…私?」
新しいウィッグ。そして出会えた新しい自分。
満足だった―――。とても。
帰宅後、再びウィッグを被って鏡の前でポーズ
うんっ!いいよねぇ。なかなかいい!
次のお見合いには、これつけていこう…
≧(´▽`)≦
と、ほくそ笑んだ、そのとき。
きゃぁぁぁ!!!
背後から、絹を裂くような悲鳴が。
「!?」
振り向くと、それは妹だった。
「あ、な・なんだ、お姉ちゃん…なにその髪…。お化けかと思った…」
………お化け?
お化けって言いました?いま?
( ̄Д ̄;;
ご機嫌だった私のテンションは当然、急降下した
…まぁ、言われてみれば 貞子 に見えないこともない…?
いやいや、そんなハズは!!
騒ぎをきいて駆け付けた母は、私の姿を見て、大笑い。
妹もそれにつられて大笑い。
(≧▽≦)(≧▽≦)
「…なんで?これ、よくない?憧れのストレートロング…」
「なんでだろね?黒髪っていうのが良くないのかな?
悪いけど…
悪いけどお化けにしか見えないッ(爆笑)」
…そうですか…
( ̄_ ̄ i)
あれほど気に入っていたウィッグだったけれど
お化けと言われてしまっては、どうしても、もう一度被る気になれなかった…。
そしてウィッグは、あっけなくクロゼットの奥深くに封印された。
お手入れ用に買ったブラシとローションもろともに。
私は、私のショートヘアを可愛いって言ってくれる人と結婚しよう。
そう心に決めたのだった。
【後日談】
つい先日。
ウィッグをしまったことなどすっかり忘れて実家のクロゼットを整理していると
「おかあしゃん、これなぁに?」
わが娘・さわさわにウィッグの箱を見つけられてしまった!!!
行きがかり上、さわさわにウィッグを被せてみると…
そのシルエットは『ラクーアちゃん』にそっくり!!
「うわっ!キモかわいい!!」
って、お腹を抱えて笑いました!!
(≧▽≦)
ラクーアちゃん:
東京ドームシティ スパラクーアのキャラクター。
訪れた人のストレスを食べてくれる、女の子のお化けです★
――――――――
読んでくださってありがとうございました。
「婚活珍道中」 続々更新中です♪