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さて、お見合いパーティーで出会った男性に待ち合わせ場所でいきなりお尻を触られる というアクシデントにもめげず、私は懸命に婚活を続けていた。
パーティーに参加した。
お見合いの申し込みもした。
申し込まれた人に会ってみた。
入会して4ヶ月。12~3人とデートしたかな。
でも…なかなか意気投合できる人には出会えない
1~2回デートをして、そのあとどちらともなくフェードアウト
というパターンが続いていた。
そんなある日。お見合いパーティーで知り合った人とお食事中のこと。
「きららさんて、髪の毛伸ばさないんですか?」
急にそう言われた。
「髪の毛伸ばさないんですか」
このフレーズ、これまで何度聞いたことか。
私は髪の毛を伸ばすのがキライだ。
なぜって、私の太くて硬くて元気の良すぎるクセ毛は、本当に扱いにくくて
雨の日なんて、その場でハサミで切り落としたくなるほどの代物なのだ。
私だって長い髪には憧れる。
憧れてやまないゆえに、ストレートパーマとか縮毛矯正とか、色々試行錯誤したあげく髪が痛んで枝毛放題になったりし、やむなく諦めたうえでの現在(ショートボブ)なのだ。
でも、男の人ってどうしても長い髪が好きな生き物らしいんですよ。
だから、少しでも自分好みにしようと、
髪の毛を伸ばさせようとするんですかね?
「髪の毛伸ばさないんですか?」
「いえ…残念ながら伸ばせるような髪質じゃないんです…。ショートヘアは嫌いですか?」
「あ、キライってわけじゃないんですけど、どちらかと言えばロングが好きかな…」
以前ならここで「この人とは、次は無いな」って思ってしまっていたであろう。
だが、いろいろ失敗を重ねて、最近の私には変化が生じていた。
謙虚になってきたのである。
髪、伸ばしてみようかな…。
すいてもらって量を少なくするとか、こりずにまた縮毛矯正かけるとか。
だって、髪を長くすることで結婚できる可能性が高まるんだったら
そうしたほうがいいじゃない??
さっそく、行きつけの美容室で相談すると
「うーん、きららさんは伸ばさないほうがいいんじゃない。
伸ばすと広がるし、量を少なくするとクセ毛でハネるし」
「…やっぱりそうだよね…」
「そんなガッカリしないで!いいじゃない、いまの髪型、似合ってるんだから
(‐^▽^‐)」
…ありがとう。なんか慰められちゃったなぁ。
でもやっぱり長い髪をあきらめきれない私は
会社で隣の席に座ってる、とっても美人でオシャレな先輩・ミユキさんに相談した。
「ああ、それならウィッグ使えばいいんじゃない?伸ばすって言っても時間かかるし。」
ミユキさんは、ウィッグ使いの達人だ。
ショートからロングまで、自在に髪型を変える。
「でも…ウィッグなんて、ミユキさんみたいなオシャレさんだから似合うけど、
私にはちょっと敷居が高いですよ」
「なに言ってんの!そうだ。今日買いにいこ!」
「えっ今日!?」
「会社帰りにね。うん、行こう!」
(続く)
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