そして3日目。今日もUさんとの真夜中のメールに取り組む私。
今日一日、仕事をしながらもあれこれ考えた結果、私の心境にはある変化が生じていた。
その昔、高校時代の恩師が教えてくれたのだ。
あんまり男を切り捨ててばかりいると、誰も周りに残らなくなるぞ
って。
メールが大好きなことくらい、全然大した問題じゃない。もしも付き合うようになったら、お互いがお互いの望むように変わっていけばいい。
そう思い直したのだ。
先生、ありがとうございます。大切なことを教えてくれて。高校って、勉強だけを学びに行く場所じゃないだなあ…(しみじみ)。
今週末、Uさんに会ったら色々話をしよう。
メールよりも電話が好きなこととか、
夜はメールより睡眠を優先したいこととか、
その分、週末にはたくさん話して、お互いのこともっと知れるといいですね、とか。
こういうことはメールで書くと誤解を生じるかも知れないから、週末まではガマンガマン。
ガマンして、長文メールに付き合おう…
(*´Д`)=з
でも、でもね。
このメールには一体どう返信したら良いものか
どんなメールかって?
だんだんと、下ネタ風味になってきてるんですよ。Uさんのメールが
なんか…いきなりそういうテンションで来られても困るんですけど
私は彼の下ネタ系の質問をやんわりとかわしながら、
出会い系と勘違いしてないか?
そう思った。
…このあたりのミゾも、会って話して、少しずつ埋めていきましょう。少しずつ、ね
とはいえ、先行きはやっぱり不安なのであった。
そして4日目、5日目とメールを重ね、今日は土曜日。Uさんとのデートの日。
この1週間、夜中のメールを続けたおかげで私は寝不足。目の下にクマ。メイクのノリも良くない
しかも今は8月。こうも暑いとテンションが下がる…
…ダメダメ!今日はUさんといっぱい話して、私のことわかってもらうんだから頑張らないと!
待ち合わせは新宿伊勢丹、一階メイク用品売場。約束の時間より早く着いた私は、化粧室に寄って崩れたファンデを直した。
そして、待ち合わせ場所に戻ったのは約束の時間ぴったり、午前11時。
Uさん、来てるかな…
(*゚ー゚)ゞ
と、その時。
あたりを見回す私のお尻のあたりに、何かが触れた。何か、温かいもの。
そして、それはモゾモゾと動いている。
?!??!
状況を把握できない私の頭の中は、瞬間、真っ白になった。
そして、誰かが低く耳元で囁いたのだ。
「会いたかったよ~きららちゃん…」
それは、まぎれもなく、待ち合わせ相手の
Uさんだった。
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