開業医Kさん(1)~婚活ファイル・その1~ | きららの婚活珍道中!~結婚相談所で夫をゲットした熱き仲人・山本結子のブログ~

きららの婚活珍道中!~結婚相談所で夫をゲットした熱き仲人・山本結子のブログ~

きらら こと 結婚相談所で夫をゲットした熱きアラフォー仲人・きららマリッジ代表・山本結子です。

『絶対結婚する!!』
固い決意で結婚相談所に入会するも、全然うまくいかなくて…。
このブログでは、そんな私の婚活物語を「珍道中」と題してお届けしております♪

土曜日。今日は、結婚相談所Sで私から申し込みをしてOKをもらった開業医Kさんとの初デートの日。

Kさんが診療を終えてからということで、夕方の待ち合わせになった。


待ち合わせは新宿駅西口ロータリー付近。時間よりだいぶ早めに着いてしまった私は何度も腕時計に目を落とす。



あ~ドキドキする。お医者さん、しかもセレブ、しかもハンサム…

:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



写真の印象がとても良かっただけに、いやおうなく期待は膨らんでいくアップ





そして、時刻は約束の6時を回った。


しかし彼はまだ待ち合わせ場所に現れない。

キョロキョロとあたりを見渡すが、それらしき人は見あたらない。



って…あれ?

(  ゚ ▽ ゚ ;)



10メートルほど先に私と同じようにキョロキョロしている人がいる。



でも…違うよね?



彼はとても背が高い。遠目にもわかるほど痩せている。そして顔色が悪い。



まさか。



私は念のため携帯をカバンから取り出し、彼の番号にかけてみる。

すると、その男性が携帯を耳に押し当てるのが見えた。



「…もしもし、山中です」


「あ、Kです。いまどこにいらっしゃいますか?」


「待ち合わせ場所にいます。今から手を振ります」


「じゃ、僕も」



彼が手を振るのが見えた。



…やはり、そうでしたか…

( ̄□ ̄;)







彼がこちらに向かって歩いてくる。



「山中です、はじめまして」



私はぎこちない笑顔を向けた。



「はじめまして。けっこう前から待ち合わせ場所にいらっしゃいましたよね?『そうじゃないかな~』と思って見ていたんですけどね」



彼は二コリと歯を見せて笑った。




すると、彼の前歯のうち一本が黄金色に輝いた。

そう。金歯である。





…どうして、金歯にしたんだろ…。


前歯なんだから白にしとけばいいのに…。なんかこだわりあるのかな…

(=◇=;)





それにしても、あのプロフィール写真にはビックリである。


いったい何年前の写真なのだろう。彼はあの写真のときから少なくとも10キロは痩せたと思われる。そして、あの写真のときから3日3晩一睡もしなかったかのような顔色の悪さ。

そういえば、あの写真は口を閉じたスマイルだった。あのときから金歯だったのだろうか。


それにしても…



お医者さんの仕事って大変なんだろなぁ…

( ̄_ ̄ i)



彼にはあの写真のようなイケメン時代があったのだ。

察するに、日頃の激務が彼を現在のように痩せさせ、顔色を悪くさせてしまったのに違いない。






私は思った。


あの写真さえ無ければ。あの写真が無くて、今日いきなりの対面ならこんなにガッカリすることはなかっただろう。


あの写真さえ無ければ…!

o(TωT )






そんな私の思考を遮るように彼は言った。



「オススメの店があるんです。良かったら車で行きませんか?近くに車を停めているので」


「えっ…」



私は呆けたように



「…じゃ、お願いします」



普通なら初対面で車に乗ることはしないのだが、いちおう名の知れた「S」で紹介された人だし、めったなことはないだろう。 


※この考え方、甘い!後日、私はKさんではない別の人に、それを思い知らされることになる。






数分後、彼は待ち合わせ場所に車を回してきた。

黒光りするBMWである。


それをぼんやり眺めながら



気持ちを切り替えなきゃ…。わかってる。期待をしすぎた私が悪いビックリマーク


そうだ。考え方を変えてみよう。付き合うようになれば金歯なんてどうにでもなるじゃない!

「ねぇ、金歯じゃなくて、白い歯のほうがあなたのイメージに合うと思うのよドキドキ」とかアドバイスすれば…

(°∀°)b





でも、どうしてもテンションが上がらないダウン


最初のショックが尾を引いたままの私を乗せて、BMWは魔法の絨毯のように音もなく発進した。


一路、青山へ。


――――――――


読んでくださってありがとうございました。

「婚活珍道中」  続々更新中です♪


目次・きららの婚活珍道中


ペタしてね 読者登録してね