桃、5歳。新生活がはじまる!
テーマ:家族のはなし桃が5歳になりました。
つまり、大悟は父親5年目。 私も、母親5年目です。
5歳にもなると、こちらがドキッとするくらい、ぐんとお姉ちゃんになります。
妹の杏に絵本を読み聞かせしていたり、自分で朝食を用意していたり、
自然や、状況から物事を読み取る独特の視点にも、ハッとさせられることが増えました。
桃のまぶしい横顔に刺激を受けて、私も、母としての成長とプロ意識?に磨きをかけようと必死です。
残り少ない就学前の時間を親子ともにより豊かに過ごすため、私にできることはなんだろう。
子どもの育ちに本当に「寄りそう」って、どんなことなんだろう。
この春、ずっと考えてきました。
母親になってすぐの頃は、母だけどバリバリ働くとか、母だけどキレイでいられるように、とか、
「だけど」を多用していたように思います。
でも、母になって5年の私がいま大切に思うのは、母だからできる仕事とか、母らしくあたたかくあるとか、
「だからこそ」の生きかた、暮らしかたです。
そう考える中で、桃と一緒に、保育園から幼稚園に転園することを決意しました。
今日から桃が通うのは、大好きな子どもの天国「川和保育園 」の園長に
「逗子にもいい園があるじゃないか」と勧められて、ずっと憧れつつチェックしていた、地元の幼稚園です。
戦後すぐのみんなが貧しかった時代、子どもたちの居場所をつくるために
お寺さんがボランティア的にはじめた場所がそのまま発展した、素敵な場所です。
森と畑があり、ヤギや鶏がいて、夏にはキャンプ。
お祭りには、自分たちの畑で収穫したトウモロコシでポップコーンを作って出店。
先生たちが子どもと一緒になって、本気の大人シャベルで砂場を掘り、子どもが「川つくろう!」と言えば、
「水道代は教育費だ」と苦笑いしながら、先生たちはジャブジャブと水を流し込む。
動物の世話をしている子も、泥団子のプロの子も、子どもたちはそれぞれに、とてもいい顔で遊んでいます。
とはいえ、ここは「幼稚園」だから、長~い夏休みも、冬休みも、春休みもあるし、
基本的には毎日13時半でおしまい。毎日お弁当を持参しなくちゃいけないし、
水曜日にいたってはお昼で降園!
・・・そんな時間枠じゃワーキングママの私には絶対無理だ~、とはじめは諦めていました。
でも最近になって、この園が延長保育をはじめたことを知り、一応、という感じで見学に行ってみたら
幼児教育と地域づくりに熱心な園長先生と、すっかり意気投合してしまったのでした。
「仕事もできることなら、続けなさい。東京出勤の日は、延長保育の時間枠を伸ばしてでも応援するわよ」
とまで言っていただけて、なんてオーガニックな運営なんだろうと感激して。
私自身が通っていた、横浜にある森の幼稚園「安部幼稚園 」の園長先生も理事として関わっていると聞き、
子どもたちが描いた、のびのび育つ心がそのまま現れたような素敵な作品をたくさん見て涙が出そうになり、
なにより、一緒に体験&見学に行った桃のいい笑顔を見て、これはもうご縁だと腹をくくりました。
どれだけ好きだといっても、私の仕事なんて、これからもいくらでもできる。
でも、桃の小学校に入学する前の大切な時間は、二度とかえってきません。
10年続けた大好きなピースボートの仕事、辞めることも半分覚悟して同僚たちに幼稚園入園を相談したら、
ありがたいことに、夏休みも、春休みも、冬休みも桃にあわせて休みをとらせてもらいつつも、
できる範囲でピースボートに関わり続けていいと言ってもらえました。
勤務時間・お給料ともに半分に減らした「ハーフタイム勤務」に切り替えて、
これからは仕事も、量より質で貢献できるよう、頑張ります。
桃がのびのびと育ってくれることも楽しみだけれど、実は、自分の親としても育ちも、同じくらい楽しみです。
園バスを待つ時間に近所のママ友とおしゃべりしたりするのとか、楽しいだけでなく、とても大事な仕事。
徒歩圏内に住む家族同士、地域でお互いの子どもを育てあうための信頼醸成をする時間。
それはめぐりめぐって、地域そのものを育てることにもつながる時間だと思います。
実際、「お父さんと山歩き」の日があったり、お母さんたちが「ハーブ部」を結成して菜園を運営していたり、
参加型の活動で親が育つ時間も十分にあるこの園からは、その後、地域のPTA会長が生まれたり、
新米ママたちのために自主保育 をはじめる人が現れたり、科学の遊び場 を立ち上げる人が出てきたり・・・
賃金労働とは別に、その地域に住む人が自分の役割として決めて、携わる仕事があるって素敵です。
楽しみながら地域を育てる、責任ある大人たちがたくさんいるって、なんて心地いいんだろうと思います。
とにかく仕事を優先しがちだったこれまでは知ることができなかった「地域」という新しい世界が
また開けそうで、とてもワクワクしています。
毎日お弁当をつくる幼稚園ママに、本当になれるのだろうかという不安もありつつ、
そもそも仕事を半分に減らすなんて本当にできるのだろうかという心配もありつつ、期待はすでに120%。
桃自身も、ぴょんぴょん飛び跳ねながら、今日を楽しみにしていました。
いつもはお寝坊さんなのに、入園日の今日は5時半に起床し、完璧に着替えた状態で
「か・ぐ・の・み~♪」と園の名前を歌いながら寝室に入ってきました。それから、ガムテープを取りだして、
油性ペンで「もも♡」と名前を書いて、自分の胸に貼り、「これで、おともだち、もものことわかるでしょ」と得意げ。
実際には、バス停に行ってみたら緊張気味で、照れ隠しでジャンプして葉っぱに触ったり、
お花を摘んだりしていたけれど、みんながバスに乗るために一列に並んだら、桃もしっかり列に加わり、
嬉しさのあまり、舌をぺろりと出して手をふってくれました。
晴れてよかった。今日は、楽しめていますように!
ママの大事な桃。
いつも大切なことをたくさん教えてくれてありがとう。幸せを運んでくれて、ありがとう。
新生活、一緒に楽しもうね。 5歳のお誕生日、おめでとう。
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