Join our seasonal canning + monthly food movie club @ CINEMA AMIGO in Zushi, starting on Jan 27, Friday. We will cook veggie pate using food loss veggies from organic farms and watch "Wastecooking". Please contact info@farmcanning.com if interested ;-)

 

 

「食べもの大好き」な皆さまに、愛を込めて。

 

 

CINEMA AMIGO長島源くんの協力を得て、FARM CANNINGの盟友・西村千恵とともに、これから月に一度、瓶詰めと映画の会を始めます。

 

これから、逗子のシネマアミーゴで、必ず月に一本、源くん選りすぐりの「食」の映画を観ることができるようになります。そして、映画のテーマに(なるべく)合わせた内容で、キャニングの天才・西村千恵が瓶詰め教室を開催します!

 

第1回目は、市場に出ることが叶わなかったもったいない野菜たちを使って、何にでも応用可能な絶品ベジパテ作り。映画「0円キッチン」も、有機野菜の八百屋さん・ビオマーケットの遠藤さんとのおしゃべりも楽しみ!

 

楽しい人だらけ、笑いっぱなし、おいしさ満点のクラブになると思います。ぜひ、遊びに来てください。

 

 

 

 

CINEMA CANNING 第1回目


瓶詰め:「有機野菜の贅沢ベジタブルパテ "パリジェンヌ”」づくり
映画:「0円キッチン」上映

 

逗子の映画館CINEMA AMIGOにて、月に一度の瓶詰めづくりと映画の会「シネマ・キャニング」が始まります。スローフードなシェフや生産者と語り、三浦半島の旬を瓶詰めにしたあとは、「食」から世界を見る映画を上映するという、1粒で3度おいしい場。

 

楽ちんで美味しい、作り置きオーガニックのクラブへ、ようこそ!

 

日程:
1月27日(金)

 

場所:
CINEMA AMIGO
http://cinema-amigo.com/access.html

 

時間:
第1部(瓶詰め)10時半~12時半
第2部(ランチ+映画)13時~14時半

 

参加費:
第1部(瓶詰めWS+お土産)5000円
第2部(ランチ+映画)2000円
※通年参加の方への割引あり。詳しくはお問い合わせください。
※第2部・ランチ+映画のみ参加の方は、2500円となります。

 

定員:
先着20名、要予約

 

お申し込み:
info@farmcanning.com 
※件名を「シネマキャニングお申し込み」として、お名前・お電話番号・メールアドレス・参加人数・第2部参加の有無をお知らせくださいませ。

 

主催:
FARM CANNING
 

 

協力:
CINEMA AMIGO
AMIGO MARKET
株式会社ビオ・マーケット

 

 

 

 

○今回作る瓶詰め:
「有機野菜の贅沢ベジタブルパテ "パリジェンヌ”」

 

ベジパテは、玉ねぎ、芋類、他の野菜を炒めて、ワインと水で煮詰めてペーストに潰したもの。パンやクラッカーに塗ったりするのはもちろん、野菜のディップやお肉の付け合わせにもよく合います。

大きく切ったナスに塗ってチーズをのせてオーブンで焼けば、おうちで楽ちんオーガニック!突然の来客にも、最高に美味しい1品で対応できます。冬だから、かぼちゃや根菜の上にかけてグラタン風も素敵です。

味つけにはもちろん市販のブイヨンなどは使わず、たっぷりのハーブとスパイスでコクのある味を出しましょう。完全ベジタリアンでヴィーガン、なのに満足いく味。子どものぶんは先によけて薄味にすれば離乳食にも。どんな野菜でも、基本の作り方さえマスターすればアレンジも無限大です!

 

 

○今回観る映画: 「0円キッチン」

 

「使った廃油 684.5リットル。走行距離 5079KM。救出した食材690KG」
世界で生産される食料の3分の1は食べられることなく廃棄されている。その重さは世界で毎年13億トン。「捨てられてしまう食材を救い出し、おいしい料理に変身させよう!」と考えた食材救出人のダーヴィド。植物油で走れるように自ら改造した車に、ゴミ箱でつくった特製キッチンを取り付け、ヨーロッパ5カ国の旅へ出発。各地で食材の無駄をなくすべく、ユニークでおいしく楽しい取り組みをしている人々に出会いながら、食の現在と未来を照らし出していくエンターテイメント・ロードムービー。
http://unitedpeople.jp/wastecooking/

 

 

○今回のゲスト: 遠藤亮さん(ビオマーケット)

 

オーガニックの野菜と加工品の流通業に携わる仕事人。日本全国を飛び回り、農家さんとマーケットを繋いでいる。今回は流通の段階で出る「廃棄野菜」について、共に手を動かしながらお話したいと思います。
遠藤さんご夫妻が「楽しい」ってなんだろう?を追及し、日々冒険と発見を繰り返すユニット「遠藤夫婦」として繰り広げているご活動も、要チェックです!
micuuskumu.wixsite.com/endo33

 

 

 

○ベジパテの講師: 西村千恵(FARM CANNING)

 

Farm Canning,LLC 代表
二児の母。東京生まれ、葉山在住。
Love& Peaceな世の中を願う食いしん坊。

高校時代のドイツ留学にて、ど田舎のエコハウスに住むベジタリアン・元ヒッピーのシングルマザーだったホストファミリーの生き方に多大な影響を受ける。

オーガニック、フェアトレードなどのエシカルな分野に従事。また女性の身体の健康に関する仕事にも携わる。

葉山に越してから、自然の恵みをダイレクトに感じる暮らしに魅了され続け、Farm Canningを設立。「畑を日常に」をコンセプトに、畑作りから収穫物の瓶詰めまでの年間クラス、ファームキャニングスクールを主宰。

またB級品の対象になる野菜を使い”オーガニックレトルト”な瓶詰めをオリジナル商品として手作りで販売開始。

「食とは愛である」を信念に、日々台所に向かう。
http://www.farmcanning.com/

 

 

 

○「0円キッチン」公式サイト
http://unitedpeople.jp/wastecooking/

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"There are times when it is impossible to bloom,

sometimes it can not bloom in the event of a rainy season,

it can not be bloomed with drought,

in such a case you do not have to bloom forcefully.

 

Instead, bring down the roots down and down the roots.

To make the next blooming flower bigger and more beautiful. "

 

By Kazuko Watanabe 

 


どうしても咲けない時もあります。

 

雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、

そんな時には無理に咲かなくてもいい。

 

その代わりに、

根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。

 

次に咲く花がより大きく、

より美しいものとなるために。

 

By 渡辺 和子

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Wishing all my friends and family near and far, a very happy new year!! 

I went for a Yamabushi walk in the snow at Mt. Haguro. What an experience, I cannot digest the depth of the culture... "Feel before think" "Humbly accept" "Appreciate & love" - 3 big lessons received for the upcoming year.

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年末、プチ山伏修行で羽黒山を歩いてきました。

死と再生、一度死んでまた生き直すことが、羽黒山を含む出羽三山のテーマ。ほんの4km、ほんの2500段の山道でしたが、しんしんと降り続ける雪の中、去年を総括する清々しい時間をいただきました。

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「いいのいいの。俺の話すことなんて、メモにとることなんかなんもないの。なんか面白かったな、でも忘れちゃったなっていうくらいがちょうどいい」

「頭で考えることなんて、短絡的すぎる。感じることが大事だよ。心や丹田、首から下で感じたことは1400年続くから」

「魂はつねに先を歩いている。本当はみんな、わかっているんだよ。それを感じとる直感を、研ぎ澄ませるの。頭や論理は、それをあとから整理するためにある。感じることなしに頭だけ使ったら、目先のことしかわからなくなる」

「女性はほっといたって、感じるのが上手なんだ。だから修行はもともと、頭でしか考えることができない男たちのためのものだった」

「男はね、リードしちゃいけないんだよ。女性が直感で決めたことを論理的に整理しながらサポートしてりゃあいいの」

「子どもたちは感じることの天才。赤ちゃんは神様と同じ。これはね、たぶん、身体の水分量が関係しているんじゃないかと思っている。赤ちゃんは母親の羊水の中から、90%水分の状態で生まれてくる。地球は水の星でしょう。だから、赤ちゃんはまだ、神様」

などなどなど、心に沁み入る Fumihiro  Hoshino 先達のお話を伺ってから、さらしを頭に巻き、山歩きの支度。

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さらしは頭の後ろでひとひねり、前でもうひとひねり。巡礼者はこうして「臍の緒を巻きつけた胎児」となり、山の声をキャッチするために結われた紐を首から下げて歩きます。

...胎児になって、山の神さま詣で。

ですって?

なんて粋なことを。ワクワクマックスです。そんな謙虚な気持ちで山を歩いて、大事な気づきが降りてこないわけがない。

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死と再生の山を歩く先頭を行く山伏の白い衣装は死装束の暗喩でもあります。平安時代末期から1400年以上、今も脈々と続く伝統。山伏... すごい。

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「道中、私が何を言っても ”受けたもう” と返してください。それどういう意味ですか とか いま何て言ったんですか とか、言いません。来るものが何であろうとまず受け止める。それが山を歩く者の姿勢です」

山伏の 加藤丈晴 さんにそう教えていただき、

「今から山に入ります」(たぶんw)

という意味の掛け声に

「受けたもう!」

と応じます。

ホラ貝を合図に、自然に抱かれた胎児たち7人が歩き出しました。

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静かに降る雪の中、ゆっくりと歩きます。

頭にはさまざまな雑念がわきますが、「まずは感じよう」と払いながら歩きます。だんだん頭が静かになってくると、風の音はもちろん、雪が大地に積もる音さえ聞こえてきそう。

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途中、樹齢1000年の爺杉に出会いました。その佇まいの立派で素敵なこと!こんなにあたたかな風情をまとう杉には、これまで出会ったことがありません。

思わず「わあ」と笑みがもれ、自然と手をあわせて挨拶をしました。あたたかな存在感だけで人の心を開かせるお爺ちゃん杉。

「足下に根を張れ」
「言葉はいらない」
「よく聞き、受け入れよ」
「ただ、あたたかくあれ」

などなど、勝手にたくさんのメッセージを受け取りました。

まさに爺杉、grandpa ceder。
また会いたいな。
そして、あんな風に年を重ねたいな。

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さらに進むと、100日の斎戒の行にはいっている2人の松聖(位上と先途)に遭遇。

山からひょっこり現れたお二人は、思わず道を譲らずにはいられない荘厳な雰囲気。でもどこか楽しげで、本当の天狗か、妖精かと思った!  

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松聖には毎年、地元の集落での話し合いの末、二人が選ばれる。そして、大晦日をクライマックスに100日間の修行と祈りにはいる。

大晦日の午後から元旦の早朝にかけて、出羽三山神社では、巨大なツツガムシに見立てた2つの巨大な松明を引き出して燃やす神事を行うそう。

ツツガムシは災いの象徴。災いを燃やして、新年に向けて希望を再生する。(現世、死生、来世。死と生は、このあたりで何重ものメタファーになっていました) 
これをリードするのが、松聖。

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神事のために境内に用意された立派な縄を見て、

「これを編むのも、大変なお仕事ですね」

と言うと

「作るのは集落の皆さまです。縄ないの奉納がないと祭りができない。一カ月かけてこれを作ります」

と。

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ああ。
涙でそうでした。

町の皆さん、
毎年一か月かけて、縄をなうのですね。

毎年二人の男性を、
100日間、松聖として山に送り出すのですね。

1400年間、こうして祈りを繋いできたのですね。

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そんなこんなに感じ入りながら、いただいたお昼は精進料理。キリッとした厳しさのある、でも素朴な御膳を想像していたから、一口いただいてビックリしました。

丁寧にお出汁をとって作られた、本当に優しく、美味しいお料理。色鮮やかで、形美しく。そして、どの小皿料理の背景にもストーリーがありました。

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「すべてこの山とその周辺の、山菜とお野菜です」

見渡す限りの雪景色、今の時期には何もとれないはず。

春のふきを塩漬けし、イタドリには重曹をかけて熱湯処理。えぐみがあるうるいには味噌を使い、山道を運んで崩れた豆腐は野菜と共に美しく寄せ直す。胡桃どうふは濃厚、絶品すぎて、まるでドルチェ。 

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冬には一面雪に覆われる山で、あるものをいただくために保存を工夫した山伏の知恵。歴史を経て、最高にシンプルで、だからこそ贅沢なおもてなし料理に昇華していました。

「作りかたを教えたりはしません。技は見て学べ、という料理人の世界でした。閉じて籠ることで守られるものがあるのだと考えていました。

それが、震災以降、少しずつ変化していまして。開いたり、受け入れることで、進むものもある。

最近ではパリに行き、現地のマルシェで仕入れたもので山形の味を再現したこともありますし、イタリアのスローフード大学でも教えてきました。学生が持ってくる野草をその場で調理したりして、世界が広がりましたよ」

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知恵の宝庫のような伊藤料理長のお話、ずっと聞いていたいくらいでした。山伏文化と精進料理、本当にすごかったなー!!


歴史1400年の修験道、深すぎて魂を打ち抜かれました。感動は、いまだ消化しきれず。

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考える前に、感じる。

あるものをあるままに受け入れる。

自然と子どもたちに学ぶ。

感謝する。

愛。

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心が、新しい境地へと連れていかれた感覚。

山形で教わったこと、そのまま今年の抱負になりました。ありがたいです。精進します。

明けましておめでとうございます。
2017年も、皆さまに幸深い一年になりますように!

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Food culture of Tsuruoka, Yamagata is too deep to be true... 

Enjoyed dinner at Slow Food chef Okuda's restaurant & Met our seed saving hero Kiyoshi Yamasawa - He's been saving and growing 600 heirloom seeds in a huge greenhouse in deep snow!! 

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ディープな山形に惚れました。

ご縁あって仕事で訪れましたが、打ち合わせのあと、まずは念願だったアルケッチャーノにて夕食。スローフードシェフ奥田さんの、在来野菜をふんだんに使ったイタリアン。

本当にシンプルな味付けで、素材の美味しさが際立っていました。牡蠣とルッコラのトマトパスタには唸ったし、ドルチェの塩バニラアイス+キャラメルクリームに、地元産のスパイシーなハチミツと炒り玄米が絶妙でした。

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残念ながら今回奥田さんはご不在で会うことができずでしたが、代わりに奥田さんの師匠という、山澤清さんにお会いすることができました。この方が、猛烈にすごかった。

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山澤さんは、600種もの在来野菜の種を巨大な温室で育て守る、オーガニックの巨匠であり、マッド・サイエンティスト。

もともと農薬・化学肥料による技術指導者だった山澤さんは、あるとき日本の農業のありかたに疑問を抱き、有機農家に転向。目指したのは、ただのオーガニックではなく「More Organic」でした。

その徹底ぶりは、ベルギーから1,300羽の食用鳩を取り寄せ、自身のハーブを餌に与え、その糞を完熟させ畑に与えるほど。

「有機肥料といって鶏糞や牛糞をつかっても、その鶏や牛には法律で定められた抗生物質、ワクチンが投与されてるでしょ。俺んとこのは大丈夫よ。鳩は "ペット" だからね。法をくぐり抜けて、健康な糞を提供してくれっから」

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雪のなかの温室には、全国から集めた白菜やかぶ、ほうれんそうの原種がズラリ。セクシーにくねった唐辛子、先がまあるい庄内のネギ、葉が巻かないキャベツ。素晴らしすぎて、ため息がでます。

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「なんで俺が在来の種を守るか、わかるか?」

「えぐみが嫌だ、生で野菜食べたいなんつって、どこでも改良して、必ず甘く育つ、でも1代しか育たないF1種を使うようになったでしょう。次世代に子どもを残せない野菜なんか食べて、人の身体が影響を受けないと思う?日本人はすでに、そんなのを40年も食べてきてしまった。壮大な人体実験よ」

「野菜は、虫や鳥から身を守るためにえぐみ=毒を出していたわけでしょう。人は、そのえぐみを抜くために、塩漬けしたり、茹でたりして、強い野菜を強いまま食べられるよう工夫してきたわけでしょう。強い野菜食べてたら、子どもの魂も強くなるわ。それが今じゃ、栄養もなんもない、スッカスカのを食べてね」

「料理ってね、材料の理(ことわり)って書くでしょう。でもみーんな、知らないの。理をね。俺は何でも知ってっから」

「俺んとこの野菜、見て、触って、匂いかいでみたらいいわ。匂ってみてよ。いい匂いすっから。ぜーんぶこれ、在来種」

「たいっへんだよ、そりゃあ。時間も金も労力もかかる。いないよ、俺以外に、そんなことできるヒマなひと。がーっはっは」

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あまりに美しいブラックベリーのガーランドの下に、皆で輪になって座り、「これから最古のカイコさん育てっから」という話を聞きながら桑茶をいただき、植物を蒸留するのではなく、真空下で冷却抽出した「植物そのもののオイル」や、白樺蜜の化粧水で肌を潤して…

はー、なんですか、ここは。天国かっ。

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御年70歳の山澤さん。お肌はつやっつや。
本当に道を極めている人の心は子どものように軽やかです。

「ここはね、誰でもいつでもきていい場所なの。なんでも聞いて。野菜のこと、なんでも知ってっから」

「俺、瓶詰工場も成功させてんの。頑張んなさいよ。なんだって応援すっから」

「いつでもまた来たらいいよ。だってほら、俺、暇なんだもーん」

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山澤さんの温室は、皆の憩いの場所であり、日本一の野菜博物館でした。なのに、彼の探究心は止まりません。いま、さらに、この温室から直結の場所に、な、な、なんと・・・

アルケッチャーノの支店を建設中でございました。

きゃーーーー!!

お店がオープンする頃、絶対に再訪します!!

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1泊2日の出張、案内してくださった Aya Endoさんや Takeharu Kato さんのおかげで、本当に仕事か?! というくらい楽しんできました♩

鶴岡、継承してきた歴史と文化が深くて、人が優しくて、食べ物がおいしくて… どこまでもディープ。久しぶりに「うらやましい」という心境に至りました。

*プチ山伏修行報告に続く*
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Happy holidays to my friends near and far… Hope you are having a warm & joyful evening!! Momo and Ann prepared letters and sweets not just for Santa but also for his rain deers tonight ;-) 

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杏(次女、7歳)
「ママ、サンタってほんとうはパパとママなんじゃないの?って、ウチおもうときあるんだけど。ほんとうはどうなの?」

「・・・ふふふ。どうかな。どう思うかは、あなた次第。信じる者にのみ、見える奇跡があると、ママは思うよ」

桃(長女、9歳)
「桃も、そう思う!ほら、妖精とおなじ感じで」

「・・・なるほどね!」

「信じる者にしか、見えないものがある。世界には」


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夜になって、実家でのクリスマスパーティーから帰宅する道。
桃は、私にぴたっとくっついて、小さな声でこう言いました。

「うわあー、真っ暗。・・・こういうときにね、桃、妖精はやっぱりいる、って思うんだ。暗闇の妖精。ああ、会えたらいいのになあ!」

「本当だね。真っ黒なマントを借りたら、妖精と一緒に森の暗闇にとけ込むことができたりして」

「それで、風とダンスする。そしたら、暗闇が怖くなくなる!」


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寝る前に二人は、ほんとうに楽しそうにサンタとトナカイに手紙を書き、昼間に焼いたスパイスクッキーを添えました。

小さな二段ベッドの上段に二人で入って身をよせあって、ひそひそ話をしてはクスクスと笑い声をたてて、10時過ぎに静かになりました。



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「信じる者にしか、見えないものがある。世界には」



ビックリするくらいの名言でした。本当にそうだなあと思います。年のわりにおませでクール、日常生活の中では超・現実的な桃の世界観とサンタ観が、実はものすごく素敵だったことに触れて、夫婦でほくほくの夜です。


みなさんも、あたたかな夜を過ごしていますように!



I am currently supporting SPIBER company to start their own nursery school in Tsuruoka, Yamagata. They need bilingual teachers for children of age 0-2, for their new bilingual day care inspired by Edible Schoolyard, permaculture, and Montessori education. They are eventually expanding their school to age 3-6 & after school for elementary students.

 

Let me know if you are interested - they are truly sustainable & innovative company, and their vision for children's education is amazing!! 

 

https://www.spiber.jp/en

 

 

いま、SPIBERという、最高に面白い企業が保育施設を開設するにあたり、立ち上げのお手伝いをしています。

 

SPIBERの本業については、ウェブサイトで読んでください。すっごいです。バイオミミクリーの最先端。サステイナブルでイノベーティブな本来業務だけでも感激するのに、彼らが地域(と自分たちの家族)のためにこれから作ろうとしている保育施設もまた、世界最先端の内容だからもう、ひっくり返りそうになります。

 

自然豊かな山形県鶴岡市に拠点を置き、エディブル・スクールヤード、パーマカルチャー、モンテッソーリ、レッジョエミリアの要素を汲み、多言語・多文化の環境で、自ら動く人が育つ場所を作ろうという、前代未聞の取り組みです。

 

生物多様性の宝庫で、日本で初めてユネスコが認めた食文化創造都市でもあり、山伏文化も色濃い鶴岡市。この町と、ここに拠点を構えるグローバル研究機関のSPIBER。彼らについて、詳しくは、明後日、出張で訪れてレポートします。まずは、SPIBERがこれからはじめる教育部門が求人をはじめたことをご紹介。

 

以下、担当の遠藤あやさんの文章です。

 

教育について熱い想いを持っている保育士さん、看護師さん、調理士さん、必読ですよ〜!

 

 

 

 

以下、遠藤さんのFacebook投稿より引用:

 

【求人情報】小さな保育園の大きな冒険がはじまります

 

山形に引越してきてから、早くも5ヶ月が経とうとしています。雪と風の洗礼を受けつつも、美しい月山や鳥海山を臨みながらの子育てと仕事の日々は、あいかわらずのドタバタぶりではありますが、とても充実しています。

 

今週やっと、開設準備に携わっている保育園の求人情報を公開しました。保育士さん、看護師さん、調理士さんを募集しています。

 

https://www.spiber.jp/news

 

2012年頃から保育園という場づくりに関心を持ってきました。子どものカタチでも、中瀬幼稚園の井口佳子さんや、森のようちえん「ぴっぴ」の本城慎之介さんへのインタビューを通じて、知れば知るほど、その奥深さや尊さを実感し、関心が高まっていきました。いつか、保育園をつくりたい。という思いは、年をおうごとに大きくなり、保育士の資格をとってみたり、友人らと一緒に保育園づくりを前提としたグループをつくってみたりと、ここ数年構想をあたためてきました。

 

そんな中、突然の出会いが訪れて、バイオベンチャー企業である「Spiber株式会社」に参画するために、山形県鶴岡市に家族で移住しました。その決意を固めた要因の一つとなったのが、保育園づくりに携われる、ということでした。現在、社内外の仲間たちとともに2017年秋開所を目指し、内閣府が主導する企業主導型保育事業助成金を得て、まずは0~2歳、定員15名の小規模な事業所内保育園をスタートさせる予定で準備を進めています。

 

企業主導型保育事業助成金には、賛否両論あると思います。認可外の扱いで、助成金額は認可園並みとなるという破格の制度に、保育の質が確保されるのか、どちらかというと厳しい視線を注がれているかもしれません。

 

先日、ある認可園の園長先生に「この制度の本質的な意味は、前提を覆すことではないか」と指摘されました。通常、認可園は「子どもへの援助」を核にしながら、それに続くものとして「子育て支援」を考えてきました。「子ども」がいて、その後ろに「家族」があり、「コミュニティ」がある。という捉え方です。企業主導型の場合、その前提が逆になります。先に「会社」というコミュニティがあり、そこに「家族」がいて、「子ども」がいる、と捉えることになります。この発想の転換は、大きな意味を持つ、という指摘でした。わたしはこの制度を活用することで、保育の内容だけでなく、それを支えるシステムにおいても、新たな取り組みを実現できる可能性があると思っています。そのために必須となるのは、高い保育の質の確保であり、さらにそれを支えるのは企業の本気度であると思います。

 

「子どもにとって、よい保育とは?」「子どもとはどのような存在か?」という問いを抱えながら、この5ヶ月に渡って思考を深めてきました。やっと、おぼろげながら目指すべき方向性が見えてきた気がしています。これから先、星座のように輝く多くの先達や土地の歴史に学びながら、ともに働いてくださる皆さんとの対話と実践を通して、大切なものを一つひとつ、掴んでいきたいと思っています。

 

多くの方にこの情報が届きますように!

 

 

 

Honored to announce that I have become a board member of Slow Food Nippon as of December 3, 2016. Through Slow Food I hope I can contribute to a world where all people can access and enjoy food that is good for them, good for those who grow it and good for the planet. Save biodiversity. We still have the time!!

 

ご縁が重なり、今日の総会選挙を経て、Slow Food Nipponの理事を拝命いたしました。

 

 

 

ピースボート勤務にはじまって15年以上、環境教育、平和教育、草の根の国際交流に携わってきた経験から、いま、「食べる」を真ん中に世界に働きかけることほどパワフルなものはないと思っています。

 

スローフードと聞くと「あ、グルメの話ね」という印象を持つ方もいるかもしれません。違います。これは、つながりの話です。

 

We are what we eat - 何をどう食べるかが、私たち自身と、地球を作っています。食べずに生きることができる人はいない。だから、シェフも、生産者も、漁業者も、学校も、行政も、子どもも、大人も、みんなでつながって、お互いを支えあって、食を通して生物多様性を守ろうという運動。豊かな生物多様性=豊かな地球=豊かな自分、それがスローフードです。

 

 

食の世界の先輩たちに学びながら、確実に次の世代に引き継ぐことが必要な仕事。「ちゃんと食べる」を、子どもと一緒に。


微力ながら頑張ります。

 

 

●スローフード日本
https://www.facebook.com/slowfoodnippon/

 

●スローフード三浦半島

https://www.facebook.com/slowfoodmiura/

 

●スローフードインターナショナル(英語)

http://www.slowfood.com

 

この町はおいしい

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今日はいい天気ですね!

 

私も春に地元逗子で上映会をした映画「Edible City」の配給元である「Edible Media」の主宰者であり、エディブル(=食べられること)を通して世界に働きかける仲間の鈴木栄里ちゃんが日本に帰国しました。これから2ヶ月間、また日本各地でエディブル旋風が吹くことでしょう。

 



「この町で食べられるものを育てよう!」「それを子どもと一緒にやろう!」というエディブル活動、やっぱりアリス・ウォータースが米国ではじめた学校菜園が深くて、美しくて、地に足がついていて、素敵すぎます。なので、それを知れば知るほど、ともすれば「日本は学校の壁があついから」「あそこまではできないな」「やっぱり無理なのかな」ともなりがち・・・ではないか?

 

という心配を、私は、心のどこかで感じています。

それが、逗子で実際に仲間と動き始めて変わりつつあります。気持ちさえあれば大丈夫。まずは大人が無理なく「楽しい!」と感じる活動を小さくても続ける。すると、「あるものでやる」「かっこつけなくてもいい」そういう態度が、子どもには確実に伝播していく。自分たちでつくる「エディブル(=食べるもの)」には、そんな力が確実にあると思っています。

 



先日、仲間と逗子ではじめた活動「そっか」主催で行った「感謝祭」は、本当に楽しいものでした。ひとつの例として、また、これから全国ではじまることの応援として、シェアさせてください。

「この町を食べよう」をコンセプトに、前の晩から海水を炊いて塩をつくり、翌朝は5時から魚釣りと採集のための山歩き。ある日のお昼ご飯のために、大人も子どももみんなで一晩かけて集めた食糧は、もう、宝の山!

 

森と海があるとはいえ、逗子は町。都会です。「この町にあるものだけで」やってみて、結果として集まる食材が少なかったら「じゃあこれからみんなで町中に食べ物を育てようよ」と提案するつもりで開催したはずが、ふたを開けてみればまあ、なんと豊かなこと!

 

田越川で釣ったセイゴ、葉山沖でとったタコ、海岸でひろったひじき、森で採ったむかご、三つ葉、庭で育てた柿、里芋(皮まで天ぷらでいただきました♩)、大根、自家製味噌で芋汁まで作って、ああ。美味しかった!

 

「あるものを持ち寄る」、ただそれだけのことですが、大人も子どもも、心がほっかほかになって帰路につきました。

その日の様子を清泉女子大の先生が松本市の地域新聞で、逗子の子育て仲間の登山家・三浦豪太さんが日経新聞で、記事にしてくださいました。1月号の「クーヨン」でも取り上げていただく予定です。

 

 


 

 

「この町にあるものを食べよう」「1人じゃなくて、みんなでやろう」

そんな活動が、全国に広まっていきますように。

 

最後に、「そっか」共同代表仲間でもあり、冒険家の八幡暁さんのコメントを共有します。カヤックひとつでアジア中の漁村を巡り、「あるものでやる」幸せをよーく知っている人の言葉は、シンプルながらに響きます。 よかったら、読んでみてください。

 

 


*以下、八幡さんのコメント*

「遊ぶ、食べる、つくる」を地域の仲間と地域でやってみる。
個として、どんな暮らし方をするかはどうにでもなります。

そんなことより人の暮らしにとって
「地域」が、大切なんだろうなとシミジミ。

自分達の暮らしで大切だと思うこと、
こんなことあったら子供も大人も楽しいだろうな、とか
足下にある条件の下で楽しくやることは
難しいことではありません。

どこどこは条件が良いから…は禁句。

素敵じゃなくても、
ハイスペックな人や情報が集まるとか、
憧れるようなライフスタイルとか、
凄いことや注目されることとか
そんなものは一切気にしなくてOK。

自分の日常の生活環境で遊べないイコール、
子供達だって遊べない、と思って間違いなし。

責任を問われないことを目的とするような仕組みはぶっとばして、
自分達で考えて危険も回避して
どこに居ても楽しく生きれたらラッキーだなぁ。

よし食い物、植えてこよっと。

 

 

 

 

Thank you very much for joining our first Slow Food tasting party in Miura Peninsula - it was a beautiful marriage of Sicilian BIO olive oil and Miura fishes and vegetables. Enjoy the photos, and be ready to join our next party in March - with a Slow Food chef from Thailand!!

 

 

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。おかげさまで幸せな時間となりました!

 

 

プロセッコ・スプマンテで乾杯〜、オリーブオイルのミニ講義を聞きながら、4種類のオリーブオイルを試食。今年の搾りたてを漉さないままご持参いただいた貴重なノヴェッロは、まろやかな口当たりのあと、ピリリと舌に響きます。ぴりっと感は、豊富なポリフェノールから。お、おいしいー♡

 

 

そのオリーブオイルをおいしくいただくために食材を提供してくれたのは スローフード三浦半島チームの面々。それぞれ皆が、食を真ん中に世界に働きかけている若手の作り手たちだから、話がめちゃくちゃ面白い。

 

 

(彼らの真摯な仕事への共感からか、お土産用に持参してもらったマーケットの商品はすべて完売!!)

 

 

そんな彼らに、食材の美味しい調理法など聞きながら、Sonoco Inoueさんのお料理をいただきました。素材への敬意あふれる、シンプルだけど美しいお料理の数々。やっぱり、素材なんだなということを、もとの味を生かす素敵なお料理に教えてもらいました。

 

 

メニューは、ズラリこんな感じ。

 


・ 三浦パン屋 充麦の全粒粉のバケット モッツィカート農園の2種のオリーブオイル

・ Latteria BeBè Kamakuraの自家製モッツァレラ

・ 森と畑の学校 by 農業生産法人パラダイスフィールドの無農薬里芋のペペロン

・鮮やかな三浦根菜とブルグリのサラダ

・三浦まぐろのさしみ モッツィカート農園のオリーブオイル × トラパニの塩

・三浦まぐろの炙り 生わさび × 醤油

・ 永島農園のおひさまちいたけのアヒージョ

・永島農園のきくらげと
FARM CANNINGの赤大根のピクルスのマリネ

・森と畑の学校の無農薬バターナッツかぼちゃのポタージュ

・自家製アイスクリーム モッツィカート農園のオリーブオイル × トラパニの塩

 

 

今回参加してくださったのは、美味しいもの好きの人ばかり。皆さんが「楽しいね」「美味しいね」と声をかけあって、ニコニコだったのが本当に嬉しかったです。

 

 

 

美味しいことが一番大事。でも、表現していきたいのは、ただの「美食」イベントではありません。

 

シェフ、生産者、漁業者、商工会、レストランから地元の食堂、そして家庭の食卓まですべての人がみんな一緒に「おいしい」の根っこにつながれば、世界はこんなにも美しい。

 

そして、「ちゃんと食べる」ことで世界に働きかけることができる。それを皆で感じる、圧倒的に楽しくて美味しい場づくり、これからも続けていきます。

 

 

ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
FARM CANNING CANTARE、およびスローフード三浦半島の活動、これからもよろしくお願いいたします!

 

 

Photos by Yuka Yanazume http://www.yukayanazume.com

 

 

Encountered a very scientific but spiritual wisdom - Naturally fermented lactic acid and yeast from organic brown rice, nurtured by Cobo Ueda Family. 

 

スローフードシェフたちの三浦探訪記その3、永島農園の永島太一郎くんの案内でCOBOウエダ家を訪れ、信じられない菌の世界に出会い、目から鱗が落ちまくりました。

 

 

「30-40代から下の世代は、腸内環境が不安定なことが多く、漢方薬を施しても、 薬効として届きにくい。原因は、お米を食べなくなっていることも関与しているのでは?」

 

それなら、お米由来の健康な菌を身体に取り入れましょう、と15年の研究を経て開発された「自然発酵乳酸菌」の話。

 

自然栽培の健康な玄米には、たくさんの土壌菌がついている。それを水につけ、2〜4度で40日間保管すると、他の菌は働きを抑えられ、寒さに強い乳酸菌が増えはじめる。やがて酵母も育ち、酵母菌と乳酸菌が共生する「自然発酵乳酸菌」となる。

 

 

「乳酸菌と酵母菌は、一緒にいてこそ生きています。ヨーグルトには乳酸菌、パンにはイーストという風に、安定させたいからと分断し、他の菌の働きをとめてしまうのが今の世の中だけど、それじゃ腸内での働きも弱まる。消化も難しくなる」

 

だから、COBOウエダ家では、酵母菌と乳酸菌が共生する一番いい環境(=発酵初期段階)で、水を抜き、フリーズドライ。このパウダーが、万能の薬であり、調味料なのでした。

 

 

ぬか床に混ぜれば臭いを消し、
水で溶けば出汁にもなり、
素材の良さを引き出す媒介となり、
肉や魚の臭みをとって身はふっくら、
ずっしり地粉もふんわりとふくらませ、
紅花油と豆乳と混ぜて乳化させれば絶品ディップに。

 

「料理するのは、人じゃない。菌なんです。素材と素材の響きあいなんです」って。

 

これ、水で薄めて肌に塗れば化粧水に、
毎日とれば腸内環境もビックリするほど元気に。
お米の乳酸菌だから、身体に抵抗なく入ります。

 

 

「もともと、朝に夕に米を食べていた時代は、自然と身体に取り込んでいたものでした。その菌を培養することで、安定して供給しているだけなんです」

 

「菌が好きなのは、ササニシキか、それより前の種です。品種改良を重ねすぎた米では、うまく育ちません。野菜も同じ。なるべく自然な状態で育ったものほど、菌たちと相性がいい」

 

...な、なるほどー!

 

「私たちがやっているのは、発酵じゃない。生態系の研究なんです。生態系の中で、見えないけれど大事な菌の役割を研究しつづけたら、こうなっただけ」

 

...生態系の研究。確かに。

 

料理に近いようでいて、実際にはパーマカルチャーでもある。麹よりさらに太古からある自然な菌の世界を、人が再現するということ。深すぎて、もはやSFの世界です。笑

 

 

自家製天然酵母の研究からはじまって、15年。
人の腸内環境にも、すべての食材の細胞にも、いちばんいい形で働きかける宇宙の法則を、地道な科学的研究で数値化して説明できるところまで成功してしまった、スゴい人たちでした。

 

イタリアはアスティーで不耕起栽培のブドウを育てていたワイナリー Case Corini の当主と、ウエダ家当主が、人種を越えて同じ目をしていたのも、印象的だった♡ 目に見えない世界で生きるものたちの力を知っている人の眼差し、憧れる…。

 

生命の神秘。
リアルなナウシカの世界が、すぐそこにありました。