合計する関数が成長している!(Excel) | パソコンが好きになるブログ〜表技・裏技・便利技伝授!

パソコンが好きになるブログ〜表技・裏技・便利技伝授!

北海道札幌市中央区 大通駅徒歩7分のパソコンスクール「リズ札幌・ライフデザインスクール」パソコンインストラクター川上雄大によるパソコン・IT・ワンポイントレッスン。
スクールでのいろんな方のパソコンレッスンだったり、パソコンとは関係ない話だったり…

こんにちは、パソコンワンポイントレッスン!

PCインストラクターの川上です。


今日も昨日に続けてExcelのレッスンです!

もうすでにExcelを使っている人であれば、

ほとんど誰でも知っているというSUM(サム)関数
(Excel使ったことない人はすいません、お勉強、ということで・・・)

そうです、

Σ(シグマ)ボタン(オートSUM)を押したら出てくるやつです。

シグマ1


シグマ2


SUM関数というのは、

あるところ(範囲)のセルの合計を計算してくれる関数です。

=SUM(範囲)

括弧の中のことを引数といいますが、「ひきすう」と読みます。「いんすう」と読んでいる方も多いようですが・・・。

ウィキペディアでは、
「引数(ひきすう、いんすう)とは、・・・
なお、誤解を避けるため「ひきすう」と読むのが一般的で、「いんすう」は間違いであるとされることも多い。」


とあるので、決して「いんすう」と読んでも間違いではないのですが・・・。

横道にそれてしまったので、元の道に戻ります・・・。


ただ合計するだけでなく、

ある条件のものだけを合計する、というときもあると思います。

そのときは、SUMIF(サムイフ)関数を使うとできます。

=SUMIF(条件のある範囲,検索条件,合計する範囲)

さて、実際に確認してみます。

まず、次の表を作成しておきます。

001


セルF2に交通費の合計金額を求めてみます。

SUMIFは「数学/三角」関数に分類されています。


次のように指定します。

sumif1

検索条件は、直接「"交通費"」と入力しなくても、セルE2を選択してもOKです。

すると、セルF2には「3,000」と表示されます。


また、SUMIF関数の使い方に、金額が○○円以上のものだけを合計するという

=SUMIF(条件のある範囲,検索条件)

の合計範囲を省略する方法もあります。

セルF4に1000円以上の合計金額を求めてみます。

検索条件に「">=1000"」と入れてあげます。

sumif3


すると、セルF4には「3,400」と表示されます。

003

ExcelはバージョンがWindowsではExcel2000、Excel2002、Excel2003、Excel2007、Excel2010と 新しくなってきています(ちなみにMacはExcel2001、Excel2004、Excel2008、Excel2011)。

そして、さらにExcel2007からは

複数の条件に合う合計を求めることができるSUMIFS(サムイフズ)関数が登場しています。

SUMIFが複数形になったのでしょうか、末尾にSがつきました。


=SUMIFS(合計する範囲,1つ目条件のある範囲,1つ目の条件,2つ目の条件範囲,2つ目の条件,・・・)

とちょっと括弧の中の配置が変わっていますの注意が必要です。

SUMIF関数のときは「合計範囲」が最後だったのに、SUMIFS関数では先頭に配置されています。

これで、1000円以上の交通費の合計金額を求めることができます。

sumifs

と指定します。

すると、


004


セルF6に「2,200」と表示されます。


ところで・・・

たくさんの関数を勉強するのもよいのですが、

基本的なSUM関数の使い方である、

縦横の合計を一発で求める方法はご存知でしたでしょうか・・・。


念のためにお知らせしておきます。

まず、こんな表があるとします。

sum1

縦と横の合計欄を含めて範囲指定しておきます。(ここではセルC3からF6)

sum2
そして、

Σ(シグマ)のボタン(オートSUM)

シグマ1

をポチッと押すだけで、

sum3

答えが出る、というやつです・・・。

知っていた方は、せっかく最後まで読んでいただいたのに、大変失礼しました。

知らない人に教えてあげるとよいですね!

知らなかった人は、もう今日から知っていたような顔をして使ってみてください。


以上、パソコンワンポイントレッスンでした。

LIDS澄川・ライフデザインスクール
川上 雄大