※いつも「イイネ」やコメントをありがとうございます
今日はちょいと長いお話
です。
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スイカのお母さんは義母宅庭やその近所をウロつく野良猫。
誰よりも警戒心が強く、そして誰よりも賢い。
避妊しようと試みても野良猫母さんだけは捕まえられません
そんな野良猫母さんが、1度だけ不思議な行動をとったことがあります
ある日、
義母が玄関を出ると、野良猫母さんが義母に近寄ってきました。
いつもなら走って逃げる警戒心120%の野良猫母さんが・・・です。
そして野良猫母さんは、まだ2~3か月くらいの小さな子猫を義母に差し出しました。
その子猫をよーく見ると目ヤニがひどくて目が開けられない状態。
義母はすぐに子猫を抱き上げ、病院へ連れて行きました。
野良猫母さんは、
我が子を連れ去る義母に威嚇するわけでもなく、また、逃げるわでもなく、義母に(病院へ)連れて行かれる我が子をその場でただじっと見ているだけでした。
義母は、
病院でもらった薬でしばらく家で子猫を看病しました。
野良猫母さんは、
人間の家の中にいる我が子の様子を毎日覗きに庭へ現れました。
そして、そのうちに来なくなり、子猫はそのまま義母宅の子になりました。
あれから1~2年経ち、
昨年の4月、野良猫母さんは子猫2匹産みました。
そのうちの1匹が脊椎損傷し動けなくなっているところを、再び玄関前で義母が発見しました。
スイカです。
今思い返すと、
義母がスイカを見つけて家の中へ連れて入るのを、野良猫母さんはどこかで見ていたのかもしれません。
スイカをしばらく義母宅で看病している間、前の子猫の時のように、我が子の様子を毎日確認しに現れたのですから。
野良猫母さんは全てわかっていたのでしょう。
人間は怖いけど、この人間なら我が子を救ってくれる、と。
未だに警戒心は野良猫軍団の中では最強。
でも賢さも最強の肝っ玉母さん。
今もたまにしか見かけないけど、野良猫母さん、安心してね。
みぃちゃんも
スイカも
大切に育ててるよ
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※今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
(つづく)