『建設作業員が足りない』 | 大工のブログ

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埼玉川越 木の家 (外断熱のスケルトン木造住宅)
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埼玉川越 木の家 杉本工務店です。




最近のニュースで 『建設作業員が足りない』などの報道がされています。






私が現場で出会う職人さんも高齢の方が多く 若い職人さんが少なく感じます。







私も40歳になり 世間的には、中間管理職ぐらいの年齢だと思いますが 現場で よく『まだ若いねぇ』と言われます。






確かに 私より下の世代が少なく 職人の高齢化が進んでいます。







私が弟子のころは、親方たちは、はぶりがよく私もそうなりたいと思っていましたが 今は、自分のことで        




精一杯になり 弟子をとって教えながら仕事をすることが困難な人が沢山いると思います。







 きつい仕事のわりに 給料も安く 一人前になっても高い給料もあまり望めないとなれば 若者の職人



ばなれは、加速すると思います。



 



大企業などは、最近 職人の育成に力を入れ始めていますが 一人前になって 条件のいい会社に移動される危険もあります。






私が思う 一番の解決策は、若い職人を育てる親方の給料を上げることです。






私が若い頃、 『憧れた親方』 の復活です。





親方の給料がいい→自分もそうなりたい→がんばって一人前になる→親方と同じ会社で働く→親方と同じぐらい稼げる→若い人を育てる




の繰り返しができ会社の離職率も下がるとおもいます。





職人は、会社員ではない人が大半です(会社員の人もいますが) 出世もない・ボーナスない・保証もない(失業保険)・退職金もない・有給休暇もない・・・・・・




なんもないので 賃金が少し高めじゃないと 若者の職人ばなれは、とまらないと思います。