電気の動線について・・・ | 大工のブログ

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埼玉川越 木の家 (外断熱のスケルトン木造住宅)
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大工として 家への考え方のブログ

埼玉川越 木の家 杉本工務店です。




今回は、設計する時の注意点です。




タイトルの『電気の動線について・・・』は、コンセント・スイッチの動線を考えることです。








家は、完成して 住んでから 『こうすれば よかった』が沢山でてきます。




完成して 住んでる方で コンセント・スイッチが 『ここの方が よかった』と思われてる方が いると思います。



しかし 家の設計の時は、決めることが沢山あり 意外としっかり 考えない人が多いかと思います。


 


電気配線は、完成後に多少変えることができますが  工事代金が高くなります。







電気配線工事の前の変更なら 工事代金がかからない会社が多数だと 思います。  建設会社では、変更確認のため 電気配線の最終打ち合わせを現場でしてる会社もあります。



しかし そこで最終確認で業務的に終わらせてる 現場監督もいます。




現場監督と施主の現場打ち合わせの会話の一部です。



現場監督   『リビングの電気のスイッチはここです』


施主     『はい』


現場監督  『リビングの吹き抜けのスイッチは、ここです』


施主     『はい』


現場監督  『コンセントは、ココとココです』


施主     『はい』




会話を聞いていて 私は、『提案をださないの』と思いました。



そこの家は、吹き抜けに二階部屋から リビングを見える窓を設置していました。


二階部屋の人が吹き抜けの電気を消せるような 提案は、しないの?と思いました。



施主は、そこで あったほうがいいのか 考えます。


現場監督は、すぐに返事がもらえず めんどくさいなぁ~と思い 提案を出さないと思います。(一部の監督だけだとおもいますが・・・)



そんな 監督がいたら 一番いいのは、配線工事をしてる 電気屋さんに相談するのが いいと思います。


電気屋さんに『家のコンセント・スイッチの位置どうでしょう?』と聞いてみては?



業者の人は、勝手に変更できないので『アドバイスだけでいいので教えてください』とお願いするのもいいと思います。


アドバイスを受けて 変更したいと思ったら すぐ監督に電話です。


監督に『今、思ったんですけどここのコンセント移動したいんですけど ちょうど電気屋さんがいたので お願いしました』と報告して下さい。




すると アドバイスをくれた電気屋さんの顔をつぶさず 簡単に変更が できると思います。(業者は、お客さんと勝手に話をするな!!と言う会社もあります)




業務的な監督さんがいたら このようにしても いいと思います。