あさイチ(NHK) 2011年12月20日(火)放送
スゴ技Q 「冷え症 食とアバの真実」
寒い冬本番が到来し、冷えがこたえる季節ですね。今日のテーマは女性の8割が悩んでいるという「冷え症」です。
どんな食事をいつ食べるかによって、冷えは大きく左右されるんです。
さらに手足にあるAVAという血管をコントロールできれば、冷えが解消
できるかもしれないんです。
そこであさイチは、冷えと食の関係、冷えとAVAの関係を、科学の力で
徹底検証しました。
食事の内容と冷えの関係
実は食事の内容を少し変えるだけで、冷えは解消できるんです。そこで
食事の内容と体温の関係を、一卵性双子の蒼姉妹で実験しました。
実験の結果、たんぱく質が多いメニューを食べると、体が温まってポカポカが長く持続することが判明しました。
<タンパク質が体を温めるワケ>
食後に発生する熱のことを「食事誘発性熱産生」といいます。タンパク質は、消化のときに胃や肝臓が活発に働くため、ほかの栄養素よりも熱産生が高くなり、体温も上昇します。
女性は男性に比べて筋肉量が1割少なく、自分で熱を生産できない人が多いうえに、現代の女性は脂肪も少ないため熱が保温できずに冷えやすいと言われています。タンパク質は筋肉を作る素でもあり、熱を作るためにとても重要です。
以下の食品に、タンパク質が多く含まれています。
・牛肉
・豚肉
・鶏肉
・魚介類
・卵
・乳製品
・豆類
タンパク質はいろいろな種類を、少しずつバランスよく摂るのが基本です。全体の食事量の4割を、タンパク質で摂るのがよいそうです。野菜ばかりに偏りがちな食事の方は、たんぱく質が多めの食事メニューを心がけるとよいでしょう。
※高たんぱくの食事は、腎臓や肝臓に負担がかかる場合もあるので、
糖尿病や腎臓に疾患のある方は、医師の指導のもとに行って下さい。
食事の時間と冷えの関係
食後に効率よく発熱するためには、食事の時間が関係しています。
「ザ・たっち」に協力していただいた実験の結果、朝ステーキを食べた方が、夜にステーキを食べるよりも、2倍以上のエネルギーを生み出すことが分かりました。
交感神経の活動が活発な朝の方が、同じ食事をとっても熱を生み出す量が多くなると考えられています。
冷え症を治したい人は、朝食をしっかり食べることで、朝から熱が生み出され活動性が高まり、冷えは解消されやすくなります。
朝食にオススメする、「きな粉ハチミツ豆乳」のレシピを紹介します。
・きな粉・・・大さじ3
・ハチミツ・・・大さじ1
・豆乳・・・200ml
これらをすべて混ぜるだけで、「きな粉ハチミツ豆乳」の完成です。
豆乳にもきな粉にもタンパク質が含まれているので、これを朝飲むと効率よくタンパク質が吸収されます。これ1杯で豆腐だと1丁、納豆だと2パック分のタンパク質が摂れます。
血糖が気になる方は、ハチミツの量を控えるとよいそうです。
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血流をよくする鍵は、AVA(エー・ブイ・エー)
生み出した熱を体の末端まで届けるのに、大きな関係があるのが「AVA(エー・ブイ・エー)」という血管です。
私たちの手の平や足の裏などには、「AVA:動静脈ふん合」とよばれる
動脈と静脈を結ぶバイパスのような血管があります。AVAは、毛細血管の10倍の太さがあり、流れも速いため1万倍もの血流量があります。
冷えを改善するには、このAVAを開くことが重要です。AVAが開くと体幹部で温められた血液が大量に手足に流れ込み、ポカポカになるんです。
<AVAを開くポイント>
首の後ろが最も敏感に寒さを感じる場所です。ここを寒さから守って温めると、AVAが開いて体がポカポカになります。
そのため、ネックウォーマー、マフラー、ストールなどで首を温めると、
効率的に体全体が温まります。
さらに、AVAは閉じやすく開きにくいという特性を持っています。体が冷えて一度、AVAが閉じると、いくら体を温めても10分~40分は、AVAは開かないと言われています。
そこで、マフラーやネックウォーマーなどを使用する場合は、温かい部屋の中でつけてから、寒い屋外へ出ることをオススメします。また、AVAの開きは自律神経の働きと密接に関わるため、リラックスすること、規則正しい生活をすることなども大切です。
最後に首を温めるグッズを紹介します。
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