「はなまるマーケット」 2011年12月20日(火)放送
とくまる エノキ氷でブーム到来!!エノキタケ
今、エノキタケの健康パワーが注目されています。さらにエノキタケを
ミキサーにかけて固めた「エノキ氷」も話題となっています。
そこで今話題沸騰のエノキタケを大特集します。産地で聞いたエノキ氷の作り方と活用法、さらに産地で聞いたエノキタケの絶品ステーキ、旨み12倍の乾燥エノキまで、エノキタケの魅力を徹底調査しました。
エノキタケの驚異の健康パワー
キノコ研究の第一人者の江口文陽教授に、エノキタケの健康効果を聞きました。
エノキタケの栄養成分は加熱しても壊れにくいのが特徴で、キノコキトサンの含有量が、1番多いのがエノキタケです。
キノコキトサンは、腸内を活性化して便秘を解消する効果が高く、体の中の余剰な脂を体外に排出するメカニズムを持っています。
産地で聞いた「エノキ氷」の作り方
エノキタケの国内生産量第1位、そして「エノキ氷」が生まれた長野県中野市を訪問しました。
市内のコンビニエンスストアでは、エノコ氷が店頭に並ぶほどの大人気。すき焼き店では、一品料理の中にエノキ氷を入れていたり、ラーメン店では麺の中に混ぜ込んでいたりと、エノキ氷は中野市の定番です。
JA中野市の営農部の社員に、エノキ氷のダイエット効果を聞いたところ、
・エノキ氷歴1年(女性)・・・1年間でマイナス10kg
・エノキ氷歴1年(男性)・・・マイナス7kg
・エノキ氷歴3ヶ月(女性)・・・3ヶ月でマイナス5kg
・エノキ氷歴3ヶ月(女性)・・・3ヶ月でマイナス4kg
など複数の人が、ダイエットに成功していました。
中野市民108人を対象に調査した結果、エノキ氷を1日3個、3ケ月間食べ続けていた人は、血液中の総脂質が減少していました。さらに悪玉コレステロールが減少し、善玉コレステロールも増加していました。
この健康パワーを引き出す「エノキ氷」の作り方を、産地の奥様に教えていただきました。
◆エノキ氷の作り方
<材料>
・エノキタケ 300g
・水 400cc
※分量を増やす場合は、エノキタケ:水を、3:4の割合で作ってください。
<作り方>
1 ミキサー(もしくはフードプロセッサー)に、エノキタケと水を入れ、
細かくする。
2 エノキタケがペースト状になったら鍋に入れて沸騰させ、弱火で1時間程度、焦げないように時々混ぜながら煮込む。
3 とろみが出てきたら粗熱を取り、製氷皿などに流し入れて冷凍したら
完成です。
産地で聞いた エノキ氷の活用法
エノキ氷は1日3個を目安に食事に取り入れます。
エノキ氷の利用方法について皆さんに聞いたところ、味噌汁などの汁物、ドレッシングや味噌と混ぜたり、ごはんと一緒に炊き込んでいました。
◆エノキ氷の活用法
①.産地で最も定番なのが、みそ汁などの汁物に、凍ったまま入れる使い方でした。10kg減量に成功した女性も、クラムチャウダーなどのスープに入れて、毎日飲んでいたそうです。
汁物(4人分)で、エノキ氷3~4個が目安です。ほぼできあがりの段階で「エノキ氷」を加えます。
<凍ったまま使用例>
・みそ汁、スープ、カレー、シチュー
・肉じゃが、魚の煮つけ
②.ドレッシングに入れる。エノキ氷1個を、電子レンジ(600W)で30秒半解凍し、お好みのドレッシング(100cc)と混ぜ合わせる。
③.半解凍したエノキ氷1個を、みそ(大さじ3)に混ぜ、エノキみそだれを
作り、鮭のホイル焼きやふろふき大根に使う。
④.半解凍したエノキ氷3~4個を、4合のお米に入れ、水の分量は目盛に合うように調整する。ムラができないように軽くかき混ぜてから、普通に
炊く。
⑤.半解凍したエノキ氷1~2個を、炒め物(2人分)の仕上げに加えて、
とろみをつける。
⑥.お好み焼き(2人分)の材料に、最後に半解凍したエノキ氷2個を加えて混ぜ、普通に焼く。
<半解凍して使用例>
※半解凍の方法 → 電子レンジで30秒ほど加熱する。
・ご飯
・炒めもの
・ドレッシング、タレ
・ポテトサラダ
・お好み焼き
産地で聞いた 絶品!エノキステーキ
産地で定番として食べられているエノキステーキの作り方を教えていただきました。今まで捨てていた人が多いエノキの根元の部分は、焼いて食べるとすごく美味しいそうです。冷めてもおいいしので、お弁当のおかずにも最適ですよ。
◆エノキステーキ
<材料>
・エノキ(根元部分) 適量
・片栗粉 適量
・しょう油 適量
・青のり 適量
<作り方>
1 エノキの根元部分(一番下の部分は切り落とす)に、まんべんなく片栗粉をまぶし、青のりを加えたしょう油に軽く浸す。
2 フライパンにフタをして、両面に焼き色がつくまで中火で、蒸し焼きに
したら完成です。
産地で発見!旨み12倍!乾燥エノキ
産地では、乾燥エノキがあります。乾燥したエノキタケは、旨み成分が
なんと12倍にもなるんです。そこで、家庭でもできる干しエノキの作り方を教えていただきました。
◆干しエノキの作り方
<材料>
・エノキ 適量
<作り方>
1 通気性のいいカゴ(もしくはザル)に、ペーパータオルを敷く。
2 石づき部分を切り落とし、なるべく重ならないように広げて天日で6時間ほど干したら完成です。
※6時間干しても、水分が抜け切れていない場合は、フライパンで弱火で乾煎りしてください。
干しエノキを使ったレシピも教えてもらいました。
◆干しエノキのみそ汁
<材料>
・干しエノキ 20g
・水 1リットル
<作り方>
1 鍋に入れた水に干しエノキを入れ、沸騰させる。※水から煮るとエノキからだしが出るので、だしを入れる必要がありません。
2 お好みの具材、みそを溶き入れれば完成です。
煮物の場合も、干しエノキを水から煮てしょうゆベースで味付けすれば、エノキタケが野菜のうま味を吸って、さらに食感もアップした煮物になります。
干しエノキが網で焼いたイカのように味わいになる「山イカ」。ご飯のおともやビールのおつまみにもピッタリの一品です。
◆山イカ
<材料>
・干しエノキ 20g
・七味唐辛子 少々
・みりん 少々
・しょう油 少々
<作り方>
1 油をひいたフライパンに干しエノキをいれ、七味唐辛子を加えて、弱火で焼き色がつくまで炒める。
2 仕上げに、みりん・しょう油で味付けをしたら完成です。
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