過ぎゆく夏 | 鳥肌音楽 Chicken Skin Music

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ゴッド・メイド・ザ・ラジオ~神の創りしラジオ/ビーチ・ボーイズ


遂に発売されましたビーチ・ボーイズのニュー・アルバム。出張先の名古屋で飼って帰って、まだ家で一度聴いただけなのですが、いいです。ブライアンのソロもまぁ言うてしまえばビーチ・ボーイズみたいなもんなんですが、やっぱこうやってマイク、アル、ブルースの声と共にブライアンの歌声が聴こえてくるとやっぱ魔法が生まれます。

1. あの頃に... Think About The Days (B.Wilson/J.Thomas)
2. ゴッド・メイド・ザ・ラジオ~神の創りしラジオ~ That's Why God Made The Radio
(B.wilson/J.Peterik/L.Millas/J.Thomas)
3. 今がその時 Isn't It Time(B.Wilson/M.Love/J.Peterik/L.Millas/J.Thomas)
4. スプリング・ヴァケーション Spring Vacation(B.Wilson/M.Love/J.Thomas)
5. ビルとスーの私生活 The Private Life Of Bill And Sue(B.Wilson/J.Thomas)
6. シェルター Shelter(B.Wilson/J.Thomas)
7. 海に輝く夜明け Daybreak Over The Ocean(M.Love)
8. 心のビーチ Beaches In Mind(B.Wilson/M.Love/J.Thomas)
9. ストレンジ・ワールド Strange World(B.Wilson/J.Thomas)
10. バック・アゲイン From There To Back Again(B.Wilson/J.Thomas)
11. パシフィック・コースト・ハイウェイ Pacific Coast Highway(B.Wilson/J.Thomas)
12. 過ぎゆく夏 Summer's Gone(B.Wilson/J.B.Jovi/J.Thomas)

13. 恋のリヴァイヴァル (2012ヴァージョン) Do It Again 2012(B.Wilson/M.Love)

ちょっと、びっくりしたのは最後の3曲(10~12)。ビーチ・ボーイズのパブリック・イメージには合わない内容です。特にラストの「過ぎゆく夏Summer's Gone」。「終わりなき夏Endless Summer」というコピーで売られてきたバンドが”夏は終わった”と歌っています。



夏は去った
陽が沈むように終わってしまった
新しい日が始まるとき
古い日は終わる
僕はその全てを生き そして戻ってきた

夏は去った
僕は座り込み 波を眺めていよう
僕たちは笑い 泣き
生き そして死んでいく
過ぎ去った昨日を夢に見ながら


これでビーチ・ボーイズはおしまいなのだろうか?

と、しんみりとしていると数秒おいて聴きなれたイントロが・・・・

当たり前なんだけど ガキ時代のツレと話してると
女の子の話になっちまう
柔らかくて長い髪の女の子たちがいる
そんな浜辺には行かずにいられなかった

日焼けした身体と 太陽のキラメキ
カリフォルニアの女の子と美しい波打ち際
暖かい気候 さぁ行こうぜ
もう一回 楽しむんだ


日本盤のみに追加されたボーナス・トラック(本国では以前紹介した通販会社QVCのおまけのCDに収録)「恋のリバイバル2012」です。これってアルバムの流れを全く無視したボーナス・トラックと言えるのでしょうが、正直このボートラが最後に聴こえてきたことでひょっとしたら次もあるのかな、あって欲しいなと思ってしまいました。しかしこの脳天気さはマイクの歌詞ならではという気がします。マイクとブライアンやっぱりいいコンビだな(笑)。