鳥肌音楽 Chicken Skin Music

WRITING ABOUT MUSIC IS LIKE DANCING ABOUT ARCHITECTURE.


テーマ:
FBの方で「お友達」登録させていただいている出身県が同郷の大先輩Iさんがビートルズの「ハジレコ」(初めて買ったレコード)として4曲入りのコンパクト盤の「ツイスト・アンド・シャウト」を紹介されていて以下のようなコメントを書かれていました。




>初めて買ったビートルズがこのコンパクト盤だけど, 今見直したらポールがタバコを持っている。当時はスルーしてたけど, 今の目で見ると妙な印象を受ける。アイドルとして売り出そうとしてる時に手にタバコなんてよく止められなかったものだ。今とは感覚が違うという事かな。ポールもしかしなんか意識しての事じゃないかな? ついこの前までリーゼントに革ジャンだった訳だし。


上にそのコムパクト盤の画像を貼ったのですがサイズが小さいので問題のポールの部分を拡大してみます。



確かにその右手にしっかりとタバコを持っています。僕も正直いってIさんの指摘を読むまでこの事実に気づいていませんでした。

調べてみるとこの「ツイスト・アンド・シャウト」「プリーズ・プリーズ・ミー」「抱きしめたい」「シーラヴズ・ユー」の4曲が入ったコンパクト盤は1964年の8月5日に発売されているようです。ビートルズでは初めてのコンパクト盤でした。ビートルズが日本で発売されたのは64年の2月5日の「抱きしめたい」(諸説あり)なのですが、その怒涛のリリースが続き、このコンパクト盤が発売されるまでの半年間に何と9枚のシングルと2枚のアルバム(日本独自編集)が発売されています。

そしてコンパクト盤に収録された4曲もすでにシングル、アルバム収録曲として収録済み。このリリース・ラッシュでは日本デビュー後すぐにビートルズに飛びついた嗅覚の鋭いファンもサイフはすっからかんだったと思うのですが、そんな時に全曲発売済みのコンパクト盤出してどうすんのと思います。しかしながら東芝音工(まだEMIはついていない)がコンパクト盤を出したのはこれが日本初のビートルズのステレオ盤だという「売り」があったからじゃないかと思います(知らんけど)。

ステレオなんてのは当たり前でわざわざ強調されることもない現在からするとそんなことが「売り」になるのかという気もしますが、なにせ時代は半世紀以上前。ご存知のように日本のレーコード会社はそのほとんどの親会社は家電メーカーということもあり、親会社からするとアナログ・レコード、カセット、CDといったメディアはそれを再生するプレイヤーを売るための手段でもあったわけです。ステレオの産業史というウエッブを見ると1964年という年は「日本のレコード売り上げが、アメリカに次いで世界第2位に。」とあるようにおそらくはレコードの売上とあいまってステレオ・プレイヤーの売上も急成長しているはずで、とにかく時代は「ステレオだ!」ということで、このコンパクト盤でもジャケットに大きく「STEREO」の文字が(箔押し?)で印刷されているという訳です。



66年の来日時には、ネタが無かったのか(そりゃあのリリース・ラッシュですから)来日記念盤として用意されたのは日本ではモノラルしか出ていなかった1枚目と2枚目のLP(独自編集はされていますが)を「ステレオ!これがビートルズ」のVol.1、Vol.2として発売したくらいですから64年には「ステレオ」という言葉の効果は出かかったんじゃないかと想像いたします。

現在では初期のビートルズのステレオ音源って片チャンにボーカルもう方チャンに演奏なんていうひどいのを初めかなり定位がいいかげんなので絶対モノで聴くべしとなっているのですがね。ところで今ではビートルズ・ファンだったらみんなご存知のステレオの「プリーズ・プリーズ・ミー」のジョンのボーカルが途中歌詞を間違えその後の「カモンカモン」のとこでちょっと噴き出してるっていう件、当時このコンパクト盤を買った人は気づいていたのでしょうか。気づいていたとしたら「なぁなぁみんな知ってるか?」とけっこう鼻高々じゃなかったのかなと(笑)。




(このコニパクト盤の音源の詳細についてはコチラのブログが詳しいようです→OLD WAVE


閑話休題

ポールのタバコの件についてでした。64年今から半世紀以上も前のことですからタバコについては成人男子であればほとんどの人がたしなんでいる時代で当時22歳のポールがタバコを手に持っていようと何の問題もないと言えば言えそうです。気になって何かタバコ・ジャケないか探してみると64年当時26歳の人気絶頂の映画スタア小林旭の「恋の山手線」なんてのが見つかりました。




ただIさんがご指摘のようにデビューからしばらくのビートルズはブライアン・エプスタインによって揃いのスーツを着せられたり、コンサートの最後にはお辞儀をさせられたりとけっこう厳しく「しつけ」られていました。そしてこれまたIさんもご指摘されているように十代の子供たちが熱狂するアイドル的な人気があったので、20歳前後の青少年のかっこいいアニキ的人気の小林旭の場合とは少し違う気もして(日英がごっちゃですみません)、なぜこのようなアー写(アーチスト写真)が撮影されたのかちょっと不思議な気がします。ビートルズといえば記者会見で人を喰ったような受け答えをしたり、王室主宰のコンサートでは「安い席の方は拍手を、それ以外の(王室の)方は宝石をジャラジャラいわせてください」とかお茶目な部分が魅力ではあったのですが、エプスタインやスタッフといった衆人環視の下の撮影でなぜこんな「お茶目」なことになってしまったのか、たしかにちょっと興味をひかれてしまいます。

>日英ごっちゃですみません

って書きながら考えたのですが、タバコの写真が使われたのは日本編集のコンパクト盤なのですが、このアー写イギリスでもはたして使われていたのかということ。



ちなみに英国盤の「ツイスト・アンド・シャウト」は上のようなジャケットで残りの収録曲は「蜜の味」「ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット」「ゼアズ・ア・プレイス」というまったくの別内容で、どうやらくだんのアー写はイギリスではシングルやコンパクト盤に使われてはいないようです。じゃぁ日本が初出?と思ったりもしたのですが実は日本より8か月ほど前にアメリカで使われていました。それがこいつ。



そうです、「抱きしめたい」です。発売日は1963年のホリデイ・シーズン明けの12月26日で、年が明けるとアメリカでのビートルズの快進撃がスタートします。




ビートルズのアメリカでのレコード・デビューは1963年の2月25日に発売された「プリーズ・プリーズ・ミー」によってでした。本来であればビートルズの英国での発売元EMI(性格にはパーロフォン)傘下の米国のレコード会社キャピトルから発売されるのが筋なのですが、EMIの売込みにも拘わらずキャピトル側は「今の時代R&Rバンドは時代遅れだ」と発売を拒否してしまいます。それでもアメリカ進出を狙うビートルズとマネージャーのブライアン・エプスタインはなんとかシカゴの弱小インディーズ会社ヴィージェイ(VeeJay)と話をつけ発売にこぎつけます。

英国では飛ぶ鳥を落とす勢いのビートルズでしたが、弱小メーカーからの発売ということで販売網もいいかげんだし宣伝もろくにしてもらえず、まったく売れることはありませんでした。その後もエプスタインはEMIを通じてキャピトルからの発売を要望するのですが断り続けられ、結局キャピトルから「抱きしめたい」が発売される前にヴィージェイから2枚(「プリーズ・プリーズ・ミー」「フロム・ミー・トゥ・ユー」)、スワンから1枚(「シー・ラヴズ・ユー」)が発売されるのですがすべて鳴かず飛ばずに終わります。(このヴィージェイ、スワンからシングルが出ていたことが「全米チャートの1位から5位を独占」ビートルズの奇跡の一つを生むこととなります。それについてはコチラを⇒1964年4月4日のビートルズ

こうした中、EMIからのリクエストを全く無視していたキャピトルがついにビートルズの新しいシングルの発売を決めます。キャピトルを動かした大きな要因は当時アメリカのエンターティンメント番組でNO1の視聴率を誇っていたエド・サリバン・ショーへの出演契約をビートルズが勝ち取ったからでした。ビートルズが契約できたのは、サリバンが63年の10月にたまたま立ち寄ったロンドンの空港でスウェーデン公演から帰国し大勢のファンに熱狂とともに迎えられるビートルズに出くわし興味を持っていたためとされます。これによりようやくキャピトルは重い腰をあげたというわけです。




ということでメデタシメデタシなのですが、なにゆえキャピトルはポールがタバコを持つアー写を使ったのでしょうか(本題はそこですよ忘れてません)。日本と違いシングル盤はジャケットがなくレコードが入った紙袋のレーベル面に穴がありそこから歌手名、曲名が分かるという状態で売られています。ジャケットが付くのはヒットが見込める歌手のシングルだけです。むろんビートルズはエド・サリバン・ショーというまたとない露出が決まっているのでヒットはほぼ間違いなしです。だからこそIさんのコメの

>アイドルとして売り出そうとしてる時に手にタバコなんて

ってキャピトルのスタッフも思うんじゃないかと。だったらなんでこのアー写なのか、もっとクリーンなアー写は無かったのか?

ということで、ここからは完全に妄想に入ります。

キャピトルはこのアー写を選んだんじゃなくて、選ばざるを得なかったんじゃないか。もっと言ってしまえば手元にはこのアー写しかなかったんじゃないか、と。キャピトルが重い腰を上げたのは嬉しかったビートルズ・サイドですが、今までさんざん袖にされてきたことに対する苦々しい思いはあったはずです。だったら何かお返しをしてやろうということで、ジャケを作るからアー写を送れというキャピトルのリクエストに、休憩明けの撮影でポールがタバコを持ったまま写ってしまいNGとなっていた写真をあえて1枚だけ送ったのではないか。ビートルズらしいお茶目なイタズラというわけです。くりかえしますが、あくまで妄想です。


ところでこのタバコの一件、後日談があります。1984年にキャピトルはビートルズのアメリカ発売20周年を記念して「抱きしめたい」を再発売することになりますが、その時ジャケットをエアブラシで処理しポールの手からタバコを消してしまったのです。



ビートルズの写真からタバコを消すといえば2003年にポスター会社がアビーロードのポスターを発売する際に世界的な流れとなっている禁煙運動に配慮しやはりポールの手からタバコを消してしまったということが話題となったことがありました。(記事はコチラ⇒【タバコトリビア】ビートルズの『アビイ・ロード』のポスターからは、タバコが消されている

2003年だったら禁煙運動でというのは分かるのですが、84年といえばキャメルやマルボロのペインティングのF1カーとかがバンバン走っている頃で、タバコを消す理由として「禁煙運動」というのはあまりにも弱い気もしますし、じゃぁなんで消されたのかということになります。実はキャピトルが例のアー写の一件を恨みに思っていて20年後に意趣返しをしたなんて考えると辻褄があいませんか?

なにしろ、20周年からさらに22年後の2006年にキャピトルは米国編集のアルバムを集めたBOXセット『キャピトル・アルバム』のVol.2を発売した際にもジャケットの4人のうち、今度はポール、リンゴ、ジョンの3人が手に持っていたタバコを消しています。




オリジナルの写真はコチラ。




2006年なので「禁煙」の流れに配慮してということなのでしょうが、そもそもたくさんあったであろうアー写の中からわざわざ3人がタバコを持った写真を選び、そしてわざわざタバコを写真から消すという無駄な作業をあえてしているのか、何か納得できないものを感じます。


アップル側から提供されたアー写がタバコ写真だった、とすれば84年のキャピトルの意趣返しに対するビートルズ側からの再度の意趣返しってことになるし、キャピトルがあえてこの写真を選びこれ見よがしに消して見せたとしたらキャピトルの嫌がらせ、どっちなんでしょうか?

しつこいですが、あくまでも妄想ですので・・・。





ほとんど余談だらけの文章なので今更なのですが、ここからは完全な余談。

84年の「抱きしめたい」のいざこざをさっそくパロってしまったのがかのラトルズで。78年のアルバムを90年にCD化した際にジャケを「抱きしめたい」から引用したものに変更しています。そしてポール役のエリック・アイドルにしっかりとタバコを握らせています。流石。







Capitol Album 1/Beatles

¥7,714
Amazon.co.jp

The Capitol Albums Vol.2 (Long)/Beatles

¥10,738
Amazon.co.jp

ラトルズがやって来た オール・ユー・ニード・イズ・キャッシュ(四人もアイドル)/ザ・ラトルズ

¥1,234
Amazon.co.jp

ザ・ビートルズ 1/ザ・ビートルズ

¥2,700
Amazon.co.jp

THE BEATLES 1962 - 1966/THE BEATLES

¥2,604
Amazon.co.jp

THE BEATLES 1967 - 1970/THE BEATLES

¥2,047
Amazon.co.jp

AD
いいね!した人  |  コメント(3)  |  リブログ(0)

テーマ:
米ヤフーを見ていたら「The 50 best-selling music artists of all time」という記事がありました。

アメリカにおいて音楽史上もっとも成功した人は誰かというリストでアメリカでのアルバムの売り上げ枚数を元にベスト50が選出されていました。売り上げ枚数は何をベースにしているのかというとRIAA(The Recording Industry Association of America®)のデーターでした。記事に貼られたリンクからRIAAのウェッブにとんでみると、さらに詳しいというか120位までのリストがあったので引用してみます。





1.ザ・ビートルズ THE BEATLES  178(million)=1億7800万枚!



1位は誰もが予想した通りのビートルズです。

つい先日の9月9日にも40年近く前にリリースされたものの未CD化であった『ライヴ・アット・ハリウッド・ボウル』のアップデート盤がCD化されたばかりですが、解散後に出されたアルバムも現役時代と変わらず売れ続けているし、その影響力の大きさはもちろん売り上げ枚数ということでも1億7800万枚ということでアメリカ人の5人に3人くらいは持っている、ってことは一家に一枚は必ずあるくらいの圧倒的な枚数です。

2.ガース・ブルックス GARTH BROOKS 137



日本人には絶対理解できませんよね。ガース・ブルックスが2位。
日本でも90年代くらいは国内盤が出てたかとは思います。でも、今やタワレコのカントリー・コーナーでも行かなきゃお目に書かれない歌手ですが、アメリカではとんでもないスーパースターってことです。とにかく80年代以降日本ではカントリー・ミュージックはまるっきり無視されているのでしょうがないことなのですが。日本じゃ最初からポップ・アイドル的に売られたテイラー・スウィフトにしたってアメリカじゃ基本はカントリー歌手ですからね、どこがどう違うのかアメリカ人じゃないと分からないとこなのかな。


3.エルヴィス・プレスリー ELVIS PRESLEY 136



これはまぁ順当な感じがします。ビートルズとくれば次はエルヴィス、間のガースが邪魔ですけど(笑)。

4.レッド・ツェッペリン LED ZEPPELIN 111.5



ゼップが4位というのも少し意外でした。ロック界における影響力の高さは分かってはいましたが実売もこれほどにあるとは。ビートルズはロックも含んだポピュラー・ミュージックのチャンピオンで、ガースはカントリーのチャンプ、エルヴィスはR&Rのチャンプとすればロックのチャンプはゼップということですか。

5.イーグルス EAGLES 101



やはりアメリカを代表するロック・バンドはイーグルス。狙って付けたかどうかは知りませんがアメリカの国鳥は鷲ですからアメリカン・ロックのチャンプは決定づけられていたというべきか。このイーグルスまでの売り上げ枚数が1億枚超えなのですが、70年代当時日本ではイーグルスと人気を二分していたドゥービーは104位で2200万枚、この「差」というのはなんなんだろう、今後の研究課題です(笑)。

6.ビリー・ジョエル BILLY JOEL 82.5



強いですね、70年代半ばから80年代はとにかく売れていましたからね。さしずめシンガー・ソング・ライターのチャンプといったところか。

7.マイケル・ジャクソン MICHAEL JACKSON 79



予想に反して以外と低かったのがマイケル。アルバム枚数というところがひょっとして要因か。もちろん『スリラー』は超特大ヒットだけど、この人の場合シングルもかなりの枚数売ってそうなので、その辺含めたらもっと上なのかも。


8.エルトン・ジョン ELTON JOHN 77



この人のベスト10入りはまぁ順当な感じか。70年代にはとにかくアメリカのチャートを荒らしまくっていましたからね。ちなみに71年の「僕の歌は君の歌」から97年の「キャンドル・イン・ザ・ウィンド97」までの27年間連続でTOP40入りというおそらく今後も破られないであろう記録をもっています。


9.ピンク・フロイド PINK FLOYD 75



マイケルと違いアルバム・アーチストのピンクフロイド、とはいえ全米アルバム売上歴代5位の『ウォール』が2300万枚、26位の『狂気』が1500万枚ということでこの2枚だけで3800万枚、アメリカじゃプログレじゃなくてMOR(Middle of the road)として聴かれているんでしょうね。

10.AC/DC AC/DC 72



ブライアン・ジョンストンの突然の脱退と、それに代わる新しいボーカルがガンズのアクセル・ローズということで大きな話題となっているAC/DC。あんまり得意じゃない音楽なのでこれまた意外だったのですが、アルバム『バック・イン・ブラック』は全米歴代6位で2200万枚とアメリカで大売れということでのベスト10入りのようです。そういや山下達郎もAC/DC大好きだったなって全然関係ありませんが。


とまぁ雑感を交えながらベスト10をご紹介いたしましたが、11位以下は下記の様な感じ。

気になったことをいくつか書いておくと
11位のジョージ・ストレイトこの人もカントリー歌手ということで日本じゃ知名度ほとんどないでしょうね。ストーンズが13位けっこう売ってますね。エアロやボスやマドンナ、ホイットニー、ヴァン・ヘイレンなどこの辺りは日本人でも納得。クラプトンが35位というのは日本に比べると低いかな、まぁ日本は女性ファンけっこういるしな。HIPHOP系の最高位がエミネムの40位、2パックの43位というのも少し低すぎるかなと。それを含め総じてブラック系は低めですね、カントリー系は多いのに比べ。購買層の所得格差があるのかな。

ディランが44位、まぁそんなもんなんでしょうね。(ディランよりは下だろうけど)あの方の名前が50位までに見つからなかったので50位以降も調べたのですが結局120位までに入っていないようで、それが一番の驚きでした。

ディラン同様に爺さんになった今も毎年のようにアルバムを出し続けてるんですけどね・・・。
誰かって、それは僕のHNがヒントなのですが、お分かりになるでしょうか。



11.ジョージ・ストレイト GEORGE STRAIT 69
12.バーブラ・ストレイサンド BARBRA STREISAND 68.5
13.ザ・ローリング・ストーンズ THE ROLLING STONES 66.5
14.エアロスミス AEROSMITH 66.5
15.ブルース・スプリングスティーン BRUCE SPRINGSTEEN 65.5
16.マドンナ MADONNA 64.5
17.マライア・キャリー MARIAH CAREY 64
18.メタリカ METALLICA 62
19.ホィットニー・ヒューストン WHITNEY HOUSTON 57
20.ヴァン・ヘイレン VAN HALEN 56.5

21.U2 U2 52
22.セリーヌ・ディオン CELINE DION 50
23.フリートウッド・マック FLEETWOOD MAC 49.5
24.ニール・ダイアモンド NEIL DIAMOND 49.5
25.ジャーニー JOURNEY 48
26.ケニーG KENNY G 48
27.シャナイア・トゥエイン SHANIA TWAIN 48
28.ケニー・ロジャース KENNY ROGERS 47.5
29.アラバマ ALABAMA 46.5
30.ガンズン・ローズ GUNS N' ROSES 44.5

31.アラン・ジャクソン ALAN JACKSON 43.5
32.ボブ・シーガー&ザ・シルヴァー・バレット・バンド BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND 43.5
33.サンタナ SANTANA 43.5
34.リーバ・マッキンタイア REBA MC ENTIRE 41
35.エリック・クラプトン ERIC CLAPTON 40
36.シカゴ CHICAGO 38.5
37.サイモン&ガーファンクル SIMON & GARFUNKEL 38.5
38.ロッド・スチュワート ROD STEWART 38
39.ティム・マッグロウ TIM MCGRAW 37.5
40.エミネム EMINEM 37.5

41.バックストリート・ボーイズ BACKSTREET BOYS 37
42.フォリナー FOREIGNER 37
43.2パック 2 PAC 36.5
44.ボブ・ディラン BOB DYLAN 36
45.デフ・レパード DEF LEPPARD 35
46.クイーン QUEEN 34.5
47.ボン・ジョヴィ BON JOVI 34.5
48.ブリトニー・スピアーズ BRITNEY SPEARS 34
49.フィル・コリンズ PHIL COLLINS 33.5
50.デイヴ・マシューズ・バンド DAVE MATTHEWS BAND 33.5

51.ジョン・デンヴァー JOHN DENVER 33.5
52.ザ・ドアーズ THE DOORS 33
53.ジェームズ・テイラー JAMES TAYLOR 33
54.R・ケリー R. KELLY 32
55.ウィリー・ネルソン WILLIE NELSON 31.5
56.パール・ジャム PEARL JAM 31.5
57.トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS 31.5
58.ボストン BOSTON 31
59.ディクシー・チックス DIXIE CHICKS 30.5
60.リンダ・ロンシュタット LINDA RONSTADT 30

61.レイナード・スキナード LYNYRD SKYNYRD 28.5
62.マンハッタン・スチームローラー MANNHEIM STEAMROLLER 28
63.クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL 28
64.マイケル・ボルトン MICHAEL BOLTON 28
65.インシンク 'N SYNC 28
66.ジョン・メレンキャンプ JOHN MELLENCAMP 27.5
67.ブルックス&ダン BROOKS & DUNN 27.5
68.バリー・マニロウ BARRY MANILOW 27.5
69.オジー・オズボーン OZZY OSBOURNE 27.25
70.ボーイズⅡメン BOYZ II MEN 27

71.フランク・シナトラ FRANK SINATRA 27
72.ビー・ジーズ BEE GEES 27
73.エンヤ ENYA 26.5
74.ジェイZ JAY Z 26
75.ジャネット・ジャクソン JANET JACKSON 26
76.ルーサー・ヴァンドロス LUTHER VANDROSS 25.5
77.テイラー・スウィフト TAYLOR SWIFT 25.5
78.フェイス・ヒル FAITH HILL 25.5
79.ケニー・チェズニー KENNY CHESNEY 25.5
80.クリード CREED 25

81.レッド・ホット・チリ・ペッパーズ RED HOT CHILI PEPPERS 25
82.トビー・キース TOBY KEITH 25
83.ZZトップ ZZ TOP 25
84.ラッシュ RUSH 25
85.ニルヴァーナ NIRVANA 25
86.モトリー・クルー MOTLEY CRUE 25
87.ザ・カーペンターズ THE CARPENTERS 24.5
88.シティーヴ・ミラー・バンド STEVE MILLER BAND 24.5
89.グリーン・デイ GREEN DAY 24
90.ヴィンス・ギル VINCE GILL 24

91.ジョニー・キャッシュ JOHNNY CASH 23.5
92.シャーデー SADE 23.5
93.キッド・ロック KID ROCK 23.5
94.アース・ウィンド&ファイアー EARTH, WIND & FIRE 23.5
95.REOスピードワゴン R.E.O. SPEEDWAGON 23.5
96.ザ・カーズ THE CARS 23.5
97.ビースティー・ボーイ BEASTIE BOYS 23
98.ジミー・バフェット JIMMY BUFFETT 23
99.ジミ・ヘンドリックス JIMI HENDRIX 23
100.ライオネル・リッチー LIONEL RICHIE 22.5

101.アッシャー USHER 22.5
102.ザ・ビーチ・ボーイズ THE BEACH BOYS 22.5
103.ハート HEART  22.5
104.ドゥービー・ブラザース DOOBIE BROTHERS 22
105.ネリー NELLY 22
106.ザ・ポリース THE POLICE 22
107.ニッケルバック NICKELBACK 22
108.TLC TLC 22
109.アウトキャスト OUTKAST 22
110.ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ BOB MARLEY & THE WAILERS 21.5

111.ジェネシス GENESIS 21.5
112.キッス KISS 21
113.ミート・ローフ MEAT LOAF 21
114.アデル ADELE 21
115.ザ・フー THE WHO 21
116.プリンス PRINCE 20.5
117.アラニス・モリセット ALANIS MORISSETTE 20.5
118.メアリーJブライジ MARY J. BLIGE 20.5
119.フーティ&ザ・ブロウフィッシュ HOOTIE & THE BLOWFISH 20
120.R.E.M. R.E.M.



ニール爺さんはどこにいる。

そういやノラも入ってなかったな。

AD
いいね!した人  |  コメント(17)  |  リブログ(0)

テーマ:
音楽ニュースのサイト「amass」をご存知でしょうか?ブログやFBのネタ探しでチェックしてるのですが、今朝こんなタイトルを見つけました。

「ラモーンズ×米人気コミック『アーチー』のコラボ漫画『Archie Meets Ramones』、プレビュー画像公開」


へぇー、今時ラモーンズ・ネタとは奇特なことよなぁと思いながら、ちょっとまてコラボしてるコミックの「アーチー」ってひょっとしてアレか?とリンクをクリックするとやはりアレでした。



>ラモーンズ(Ramones)公認のコミック『Archie Meets Ramones』がいよいよ出版へ。米国で10月5日に発売されます。
この作品は、70年以上の歴史を誇るアメリカの国民的なコミック『アーチー(Archie)』とのコラボレーション漫画。『アーチー』は高校に通うティーンエイジャー、アーチーが主人公のコミック。
今回の『Archie Meets Ramones』では、アーチー達がラモーンズがデビュー・アルバム『Ramones(邦題:ラモーンズの激情)』をリリースした1976年にタイムワープ、そこでラモーンズと出会ったことで起きる様々な物語が描かれるようです。


以上が記事内容なのですが、なんともそっけない記事ですよね。そっけないどころか音楽ニュースのサイトなのに肝心のことにまったく言及されていないですよね。何がって、アーチーズのことです。




ニュース・タイトルにあるように「アーチー」というのは1941年に初めてコミックが発売された、今話題の「こち亀」以上に長い歴史をもつマンガなのですが、日本人でコミックを読んだことあるよという人はあんまりいないんじゃないかと思います。でも、「アーチーズ」なら知ってるよというPOPSファンは日本にも多くいると思います。というかPOPSファンを自称する人であればアーチーズを知らなきゃモグリですよね。

もしPOPSファンじゃないとしてもアーチーズの代表曲「シュガー・シュガー」あたりはどこかで聴いたことあるんじゃないでしょうか?



アーチーズに関してザクっと説明しておくとコミック「アーチー」の主人公アーチーと高校の仲間たち・ベティ、・ヴェロニカ、レギー、ジャグヘッドがバンドを組んだという設定で68年に米CBSが土曜日の朝に放映したアニメーションで、上の「シュガー・シュガー」はじめ「バンシャガラン」や「ジングル・ジャングル」などのヒット曲を実際の全米チャートに送り込む人気者になりました。

仕掛け人はアメリカン・ポップス界のまさにドンであったドン・カーシュナーで、ドンがアニメを手掛けることになったのにはわけがありました。それはモンキーズのおかげでした。



(以下、以前のブログより引用します。)
65年、アメリカの音楽業界がイギリスからの四人組(もちろんビートルズ)に完全に制覇されるのを見たスクリーン・ジェムスのスバート・シュナイダーとボブ・ラフェルソンはアメリカにもビートルズのようなバンドがあれば大もうけができるのではないかと考え「ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!=A Hard Day's Night」のようなバンドを主演にしたドキュメント・タッチのTV番組を作り出すことを考えます。そしてオーディションに参加したた400人の中からスター性のある4人を選びモンキーズを結成しスクリーン・ジェムス子飼いの作家達に曲を書かせスタジオ・ミュージシャンを使ってすべてのオケを制作、そこに4人のボーカルを乗せて66年9月にTVドラマをスタートさせます。そして翌10月にはデビューアルバム『恋の終列車(The Monkees)』も発売。今で言うメディア・ミックスを使った売出しは大成功、アルバムはなんと500万枚の大ヒットとなります。

このモンキーズのプロジェクトで音楽面での全権を任されていたのがドン・カーシュナーでした。大成功に気を良くしたカーシュナーは2枚目以降ではメンバーたちにも曲作りや演奏をさせるという約束をしていたのを反故にして再びスタジオ・ミュージシャンを使ってアルバムを制作しようとします。そしてスタジオ・ミュージシャンを使った先行シングル「アイム・ア・ビリーヴァー」を発売し1位を獲得しますが、カーシュナーの独裁体制に不満を抱いたメンバーたちは独自にシングルを録音しマスコミを使い「これこそが本当のモンキーズだ」と反撃に出ます。

この時までにモンキーズは全米中の少年少女の人気を獲得しており、スクリーン・ジェムスもモンキーズを押さえることはできず、結果としてカーシュナーはモンキーズの音楽プロデューサーをクビされてしまいます。

しかしながらそこは業界の荒波を幾度も乗り越えてきた海千山千のカーシュナーのこと、転んでも只では起きませんでした。カーシュナーがモンキーズから学んだのはろくに演奏もできないようなバンドでもTVとタイアップすれば大ヒットが飛ばせるということ、しかしながら生身の人間だとヒットが生まれると誰のおかげで売れたのかをすっかり忘れてしまい自己主張をしだし自分を裏切ってしまうということでした。この反省を踏まえカシュナーが考えたのは絶対自分に逆らうことのないアニメのバンドを使ってTVドラマを作るということでした。

そうして生まれたのがアーチーズだったというわけです。



ガキ向けのアニメーションの中の架空のバンドではあるのですが、ドン・カーシュナー様がやるからには手を抜くわけにはいかないというわけか、劇伴をつとめるバンドがすごいんです。

Ron Frangipane - keyboard
Chuck Rainey - bass
Gary Chester - drums
Dave Appell - guitar
Harry Amanatian - guitar
Ray Stevens - handclaps

ベースがチャック・レイニーでドラムがゲリー・チェスターでっせ。リード・ボーカルのアーチーの吹替えはあのロン・ダンテ(ダンテについてはこちらを⇒またまた最も有名な無名の人 アメリカ編 答えはロン・ダンテ)、その他のボーカルの吹替えはアーチズほとんどの曲を書いたジェフ・バリーとアンディ・キム、そしてジェフのパートナーエリー・グリニッチといった面々。これで悪かろうはずがないですよね。

とまぁ、そんな「アーチーズ」について一言も触れていないのは、どうよ。

ちなみにamassの記事にリンクが貼られているラモーンズのHPの説明によれば。

>リバーデル高校のバンド合戦に挑もうとしているアーチーズは運命のいたずらで過去へとタイムスリップするがそこで出会ったのが誰あろうラモーンズだった!伝説のパンクスによりアーチーズはロックンロール魂を取り戻し、現在へと帰れるのだろうか?

ってことで「アーチーズ」のことは外せないと思うのですが・・・。


おまけ、ラモーンズのロックンロール魂を!





Archies/Archies

¥1,761
Amazon.co.jp

Ramones Mania/Ramones

¥1,871
Amazon.co.jp

Greatest Hits/Monkees

¥1,540
Amazon.co.jp

Good Times!/Monkees

¥1,541
Amazon.co.jp

AD
いいね!した人  |  コメント(3)  |  リブログ(0)

テーマ:


なぜか時々、訳もなく無性に聴きたくなる歌があります。その一曲がこれ、ナンシー・シナトラの66年のヒット「シュガータウンは恋の町」、原題は単純に「Sugartown」です。




いろいろ悩みもあるけど 
それももうおしまい
その草の中に横になれば
あっというまに悩みともおさらばよ

だって私がいるのは
シュシュシュ シュシュシュ
シュシュシュシュシュシュ
シュガータウンだから


という1番にはじまりますが、愛だの恋だのといった言葉は一切なく
4番にいたっては

もし私が百万長者や億万長者だったなら
それを世界中のみんなにあげるわ
だからみんなどこかに行って
そうすれば 私だけの生活がすごせるわ

シュシュシュ シュシュシュ
シュシュシュシュシュシュ
シュガータウンでね


「シュガータウンは恋の町」という邦題からシュガータウンであなたと二人幸せに過ごしたいみたい思ってると完全に肩透かしをくらう、全財産を他人にあげてまでシュガータウンで独りで過ごしたいという愛だの恋だの全く関係ない歌です。

それどころかこの歌、作者のリー・ヘイズルウッドによればドラッグでハイになっている女の子のことを書いた歌詞なんだとか。66年のある日リーがLAのフォーク・クラブに行った時のこと、テーブルに角砂糖を並べ目薬の壜から何かをたらしている若者に、そりゃなんだと訊ねます。すると若者は「LSDさ、こいつをやるとシュガータウンみたいな気分になるんだ」という風に答えたようで、そこから歌詞を思いついたんだとか。

LSDのことを歌っていることについてはナンシーも知っていたようですが、リーいわく今まで書いた中で最低の歌詞とそのあっけらかんとしたような曲調に騙されたのか発売元のリプリーズは(ってことは親父のフランキーも)全然気づかなかったようでシングルとして発売とあいなったということです。

まぁ、そういった裏話とは関係なく時折聴きたくなるのは、やっぱサビの「シュッシュッシュ シュッシュッシュ シュッシュッシュッシュ シュガータウン」ってのが頭にこびりついちゃうからという気がします。まぁこれは僕だけじゃなくてあの山下達郎も同じようにこびりつちゃったようで、シュガーベイブ時代に引用しちゃっているのは皆さまご存知かと。




ちなみに「シュガータウンは恋の町」のリズム隊はハル・ブレインとキャロル・ケイ、ここも頭に残っちゃう理由かもしれません。

Greatest Hits/Nancy Sinatra

¥1,983
Amazon.co.jp

ザ・ベスト/ナンシー・シナトラ&リー・ヘイ

¥2,621
Amazon.co.jp

SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition-/SUGAR BABE

¥3,024
Amazon.co.jp

いいね!した人  |  コメント(6)  |  リブログ(0)

テーマ:


先だってハーモニカ奏者のトゥーツ・シールマンスが亡くなった際にFBに追悼の思いでシールマンが参加した楽曲を何曲かアップいたしました。その中の一曲として70年のグラミー賞で最優秀インスト楽曲を獲得した69年公開の映画「真夜中のカーボーイMidnight Cowboy」のテーマ・ソングをYOUTUBEにあったサントラ盤の音源からアップしていたのですが、実はこの音源でハーモニカを吹いているのはシールマンスではなかったようなのです。

この「真夜中のカーボーイのテーマ」は音楽監督であったジョン・バリーの作曲になるもので、「Midnight Cowboy」「John Barry」で検索すると以下のような動画がヒットしました。

Midnight Cowboy - John Barry


なるほど確かにハーモニカを吹いているのはシールマンスとは似ても似つかむ人物です。では映画でシールマンが吹いているというのは間違いということなのでしょうか?

日本版のウィキで調べてもテーマの演奏についてはまったく記述がないのですが米ウィキの中には以下のような記載がありました。

>The movie's main theme, "Midnight Cowboy", featured harmonica by Toots Thielemans, but on its album version it was played by Tommy Reilly.

>映画のメイン・テーマ「真夜中のカーボーイ」にはトゥーツ・シールマンスのハーモニカをフィチャーしている、しかし、そのアルバム・バージョンではハーモニカをトミー・ライリーが吹いている。


ということで、劇中に流れるのはやはりシールマンスがハーモニカを吹いたバージョンのようなのです。では、シールマンスが吹いている動画はないのかと探してみたのですが、なかなかなくて、見つかったのはジョー(ジョン・ヴォイト)が病気のラッツオ(ダスティ・ホフマン)を連れてラッツオの憧れの地マイアミ行きのバスに乗るもののラッツオはどんどん衰弱していき、最後には亡くなってしまうというラスト・シーンにかぶってくるやつです。下の動画の8分あたりから聴こえてきます。

Midnight Cowboy Ending / Final scene


サントラのバージョンは映画を観た人のイメージを崩さぬようにシールマンスのバージョンをできるだけコピーしてるものと思われます。もちろんそれを知らないでいた僕は完全にシールマンスの演奏と思っていたほどです。でも、こうやって聴き比べるとやっぱり違ってますよね、当り前か。

このテーマが大当たりしたせいか、シールマンスは70年代けっこう映画界からのお誘いがあったようです。そのうちのいくつかをアップしておきますが、あの哀愁身のあるハーモニカの音色がぴったりくるのか、人間くさいドラマといった映画が多いように思います。


ゲッタウェイ The Getaway(72) - End credits - Quincy Jones - Toots Thielemans


ルトガー・ハウアー/危険な愛 Turkish Delight(73) (Dutch: Turks fruit) 日本未公開?


シンデレラ・リバティ Cinderella Liberty(73) / Nice to be Around ( Harmonica Solo ) outstanding


続・激突 The Sugarland Express (74) end credits


ミスター・グッドバーを探して Theme From Looking For Mr Goodbar(77)



さて、話を「真夜中のカーボーイ」のサントラに戻します。なぜサントラにはシールマンスではなくカナダのハーモニカ奏者トミー・ライリーが起用されているのか?調べてみましたが、はっきりいって分かりませんでした。何らかの権利関係でシールマンスを使えなかったのか?ただひょっとしたらヒントがあるかなと思ったのは、このサントラに限らず映画で使用した音源というのは映画のシーンに合わせて編集(編曲)されている場合があります。特に歌ものの場合はセリフに被さる場合は歌詞を抜きインストになるとか、上のラスト・シーンの動画でも3分46秒あたりからニルソンの「うわさの男Everybody Talkin'」が流れるのですがセリフに被るところは歌が無い、録音テープから消したというよりは最初から歌がない編曲になっているように聴こえます。全体の編曲もラジオなどで耳にするバージョンとかなり違うようにも聴こえます。

サントラに収録されている「うわさの男」は耳慣れたバージョンとなっています。つまりこのサントラは映画の劇伴を録音したときとは、別のセッションで録音しなおされているようなのです。ということで映画の劇伴の時はOKだったけどサントラの録音の時にはシールマンスのスケジュールが取れなかったとか。勝手な妄想です。


ここからは余談。

今回のエントリの中で「Midnight Cowboy」の邦題として何度か「真夜中のカーボーイ」と書いているのですが、お若い方だと”なんだよカーボーイってCowboyだからカウボーイだろ”って思われてる方もいらっしゃるでしょうね(ちなみにバラカンさんだとカウボイ)。でも、いいんです、これで。封切り時の邦題が「真夜中のカーボーイ」だったんですから。

ちなみに現行の映像作品も「真夜中のカーボーイ」のままですね。

真夜中のカーボーイ [Blu-ray]/ジョン・ボイト
 Amazon.co.jp

もちろん、Cowboyですから一般的なカタカナ表記だとカウボーイが正解です。こんなヘンテコな邦題をつけたのは、あの水野晴郎さんです。この件はけっこう有名なのでウィキにもしっかり記載されていますね。

>本作品の邦題は本来ならば 『真夜中のカウボーイ』 であるが、当時日本ユナイト映画(ユナイテッド・アーティスツの日本法人)の宣伝部長であった水野晴郎が「都会的な雰囲気を演出したかった(Car=自動車=都会の象徴)」ことを理由に「カーボーイ」としたものがそのまま邦題となった。しかし、当時の字幕では何故か「カウボーイ」となっている。

水野さんといえば音楽ファンに有名なのはビートルズの「A Hard Day's Night」を「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」(’64)という邦題にしちゃったことです。なんでイェ!イェ!イェ!(Yeah!Yeah!Yeah!)じゃないのかが謎ですが、待望のビートルズ(映画)が日本にやってくるという当時のファンの気持ちがよくでたいい邦題だと思います。今『A Hard Day's Night』のアルバムは普通に『ハード・デイズ・ナイト』ってカタカナになっちゃってますが、LP時代は映画と同じ『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』でジャケットも映画のワン・シーンをコラージュしたものでした。



ウィキには水野宣伝部長が担当した映画として以下のようなものがあがっています。

「史上最大の作戦」
「夕陽のガンマン」
「007/危機一発」
「女王陛下の007」
「夜の大捜査線」
「華麗なる賭け」
「眼下の敵」
「卒業」

これらの邦題はすべて水野宣伝部長が名づけたかと思われます。まんま訳した「卒業」なんていうのもありますが、「いちばん長い日」という意味のタイトルを「史上最大の作戦」にしたり「トーマス・クラウンの情事」を「華麗なる賭け」になんていうあたりは日本のヒットにかなり貢献していると思います。「華麗なる賭け」がピアーズ・ブロスナンでリメイクされたときの邦題が「トーマス・クラウン・アフェア」とまんまカタカナの邦題になっているのを見たときは心底ガッカリしてしまいました。

ちなみに上の8本の映画の原題は以下の通りなのですが、今封切りされればほとんどがただカタカナにしただけのタイトルでロードショーされるのでしょうね。なんかつまらないなぁ・・・。

The Longest Day
Per qualche dollaro in più( For a Few Dollars )
From Russia with Love
On Her Majesty’s Secret Service
In the Heat of the Night
The Thomas Crown Affair
The Enemy Below
The Graduate


さてもう一つ余談を。

「真夜中のカーボーイ」から約10年後に「カーボーイ」という造語をうまく使ったCMが登場し、”うーん、なかなかやるやんけ”と思ったものでした。そのCMの動画がありましたのでアップしておきます。



この動画をアップされた方は間違いだと勘違いされて「1982年 パイオニア ロンサムカウボーイ(60秒)」というタイトルでアップされていますが、もちろんパイオニアのカーステレオのCMですから、COWBOYじゃなくてCAR BOYの含みがあるわけで「カー・ボーイ」が正解なんですね。

それにしてもペキンパー映画を思わせる荒野のウォーレン・オーツにライ・クーダーの歌声、そして深夜のFMで聴きなじんだ片岡義男のナレーション、今の若い人には”分かるかなぁ、分かんねぇだろうなぁ”の世界ですが、当時のナウなヤングはグッときたものでした。

安田南 in 気まぐれ飛行船 with 片岡義男[1/6]




Midnight Cowboy: Original Motion Picture Score/John Barry

¥930
Amazon.co.jp

ベスト・オブ・トゥーツ・シールマンス/ダイアナ・クラール

¥1,944
Amazon.co.jp

風のささやき ~ベスト・オブ・ハーモニカ・ムード/トゥーツ・シールマンス

¥1,888
Amazon.co.jp

ブラジル・プロジェクト Vol. 2(期間生産限定盤)/トゥーツ・シールマンス

¥1,080
Amazon.co.jp

いいね!した人  |  コメント(7)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。